神戸学院大学

平成29年度 神戸市消防局特別高度救助・特殊災害隊員への特殊災害対応研修を実施しました

2018/03/27

神戸学院大学と神戸市消防局との特殊災害時の連携協定に基づく、平成29年度特殊災害対応研修を14日、ポートアイランドキャンパスのC号館で実施しました。本研修は毎年3月に実施されています。

研修には、神戸市消防局警防部警防課特別高度救助・特殊災害第1、2及び3係の全隊員20人と本学学生消防団・減災スコップの5人が参加し、薬学部分子薬学及び物性薬学部門教員(佐々木教授、平野講師、福留助教、瀧本助教、浅田実験助手、野ヶ峰実習助手、富永実習助手)が講師として担当しました。

今年度は、神戸市西区で実際に起きたトラックからの過酸化水素水漏洩事故への対応を主目的とした「過酸化水素水の性質(反応性、検出及び処理方法)」をテーマとした研修となりました。研修では、実際の過酸化水素水を使用して、取り扱い上の注意点や安全を確保するための処理方法、過酸化水素の簡便な検出方法などについて、約2時間の講義及び実験を行いました。

隊員にとって危険物を実体験できることは少なく、この研修が数少ない貴重な体験となっており、この研修が、隊員の今後の活動に活用されること願っています。