神戸学院大学

寄贈図書のお知らせ

2012/10/26

図書紹介

書名:蘇頌の水運儀象台の複製と研究(中国語タイトル;『蘇頌水運儀象台複製研究』)
著者:管成学、鄒彦群

発行所:吉林出版集団有限責任公司(中国)
発行年月日:2012年6月(298ページ)

同著は世界各国の科学者が展開している「水運儀象台」に関する研究及びその代表的な複製品を論ずる専門書である。蘇頌(そ しょう、西暦1020年~1101年)は中国宋の時代の天文学者と漢方学者であり、宰相でもある。彼が設計した水運儀象台(西暦1092年に建造)は高さ約12メートルもある天文観測時計塔であり、世界初のアングル機関をもつ時計であるため、機械式時計のルーツとも言われている。また、近代科学技術が誕生する前に人類が作った最も大きい、最も精密な科学機器である。同著第9章(253頁~292頁)「諏訪湖時の科学館の水運儀象台視察とその評価」では同水運儀象台の複製品は世界中の7台の複製品の中でもっとも精密であり、当時の最先端の技術を見事に再現と高く評価されている。

諏訪湖時の科学館にある水運儀象台の複製品に関する詳細記事(執筆者 劉幸宇)は下記のページを参照下さい。

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