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授業情報/Class Information

科目一覧へ戻る 2025/02/04 現在

基本情報/Basic Information

開講科目名
/Class
心理学的支援法Ⅱ/Methods of Psychological Support Ⅱ
授業コード
/Class Code
BC00641001
ナンバリングコード
/Numbering Code
PSYb605
開講キャンパス
/Campus
有瀬
開講所属
/Course
心理学部/Psychology
年度
/Year
2025年度/Academic Year  
開講区分
/Semester
後期/AUTUMN
曜日・時限
/Day, Period
火4(後期)/TUE4(AUT.)
単位数
/Credits
2.0
主担当教員
/Main Instructor
越川 陽介/KOSHIKAWA YOSUKE
遠隔授業
/Remote lecture
No

担当教員情報/Instructor Information

教員名
/Instructor
教員所属名
/Affiliation
越川 陽介/KOSHIKAWA YOSUKE 心理学部/Psychology
授業の方法
/Class Format
講義
授業の目的
/Class Purpose
この授業は、心理学部の学生を対象に開講される公認心理師科目であり、心理学的支援法の基礎を学ぶ。また、心理学部のDP1、3、4を獲得することを目的とする。この授業では、精神力動理論、認知行動理論、プレイセラピー、グループアプローチなど心理学的支援について説明する。また、個々の心理学的支援法だけでなく、それらの支援法を提供することの考え方や自己研鑽の仕方についても概説する。同様に、心理学的支援は個人に対してだけではなくコミュニティへの支援も含まれる。地域支援やアウトリーチ、自殺予防、悲しみに対する支援などについても学ぶ。
なお、この授業の担当者は、心理職として13年間、医療・産業・教育領域における臨床業務に携わり、心理的支援の実務経験のある教員である。より実践的な観点から講義を行う。
到 達 目 標
/Class Objectives
・心理学的支援法である心理療法(特に精神分析、認知行動療法、プレイセラピー)の概念について理解し説明できることを目標とする。
・心理学的支援法の提供や自己研鑽に関する知識について理解し、将来に備えた準備性を身につけることを目標とする。
・コミュニティへのアプローチについて心理職が提供できることについて外観を理解し説明できることを目標とする。
授業のキーワード
/Keywords
心理療法、力動論的アプローチ(精神分析)、行動論的アプローチ、コミュニティアプローチ、心理職の自己研鑽
授業の進め方
/Method of Instruction
講義を中心として進行する。moodleを用いて意見を求めながら受講生の意見をリアルタイムで確認、共有していく双方向的な授業運営を想定している。
履修するにあたって
/Instruction to Students
この授業は公認心理師資格に対応する科目であり、将来、心理専門職である公認心理師を目指す学生は必ず履修すること。
授業時間外に必要な学修内容・時間
/Required Work and Hours outside of the Class
事後学習として各回の配布資料を用いた復習を行うこと(目安として60分)。試験の前には自ら手を動かし能動的に授業のポイントを整理し,理解を深めておくこと(目安として3〜4時間)。
提出課題など
/Quiz,Report,etc
各回の講義時に授業内容に関する意見を求める。また、各テーマごとにレポートの提出を求める。
成績評価方法・基準
/Grading Method・Criteria
定期試験を実施する。
成績の評価は、授業への出席を前提として、講義内での質問への回答が2/3以上の者を対象とする。
また、成績評価の割合は下記のとおりである。
定期試験50%
各テーマごとのレポートの提出20%
講義内の質問への回答10%
各講義に関する感想・質問の提出20%
テキスト
/Required Texts
とくになし
参考図書
/Reference Books
公認心理師 標準テキスト『心理学的支援法』杉原・福島・東 北大路書房
No.
/Time
主題と位置付け
/Subjects and position in the whole class
学習方法と内容
/Methods and contents
備考
/Notes
1 第1回 オリエンテーション 講義の枠組みの説明、心理学的支援法の概要について伝える
2 第2回 心理学的支援法にまつわる諸概念1:支援の提供 心理学的支援法にまつわる諸概念に関して特に支援の提供に関する内容を取り扱う(流派の選択、SDM、EBPなど)
3 第3回 心理学的支援法にまつわる諸概念2:支援と倫理 心理学的支援法にまつわる諸概念に関して特に支援と倫理について取り扱う(職業倫理、個人情報保護など)
4 第4回 心理学的支援法にまつわる諸概念3:支援者の研鑽 心理学的支援法にまつわる諸概念に関して特に支援者の研鑽について取り扱う(SVや心理的成長、支援者の気づきの重要性など)
5 第5回 代表的な心理療法:精神分析1 代表的な心理療法として特に精神分析について取り扱う(精神分析の学派、転移などの概念)
6 第6回 代表的な心理療法:精神分析2 代表的な心理療法として特に精神分析について取り扱う(対象関係論など)
7 第7回 代表的な心理療法:認知行動療法1 代表的な心理療法として特に認知行動療法について取り扱う(基本的考え方とうつ病へのCBTについて)
8 第8回 代表的な心理療法:認知行動療法2 代表的な心理療法として特に認知行動療法について取り扱う(第三世代の認知行動療法について)
9 第9回 心理学的支援の多様なモード1:プレイセラピー 心理学的支援の多様なアプローチとしてプレイセラピーについて取り扱う
10 第10回 心理学的支援の多様なモード2:グループセラピー 心理学的支援の多様なアプローチとしてグループセラピーについて取り扱う
11 第11回 コミュニティへの支援1:地域支援の意義 コミュニティへの支援について特にコミュニティ心理学について取り扱う
12 第12回 コミュニティへの支援2:アウトリーチ コミュニティへの支援について特にアウトリーチや訪問型の支援について取り扱う
13 第13回 コミュニティへの支援3:自殺予防 コミュニティへの支援について特に本邦における自殺予防の取り組みについて取り扱う
14 第14回 コミュニティへの支援4:災害時における支援 コミュニティへの支援について特に災害時における支援について取り扱う
15 第15回 コミュニティへの支援5:悲しみに対する支援 コミュニティへの支援について特にグリーフケアについて取り扱う

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