シラバス参照

授業情報/Class Information

科目一覧へ戻る 2024/04/12 現在

基本情報/Basic Information

開講科目名
/Class
福祉心理学/Psychology for Social Welfare
授業コード
/Class Code
BC00601001
ナンバリングコード
/Numbering Code
PSYb601
開講キャンパス
/Campus
有瀬
開講所属
/Course
心理学部/Psychology
年度
/Year
2024年度/Academic Year  
開講区分
/Semester
後期/AUTUMN
曜日・時限
/Day, Period
金2(後期)/FRI2(AUT.)
単位数
/Credits
2.0
主担当教員
/Main Instructor
山﨑 康一郎/YAMASAKI KOICHIRO
遠隔授業
/Remote lecture
No

担当教員情報/Instructor Information

教員名
/Instructor
教員所属名
/Affiliation
山﨑 康一郎/YAMASAKI KOICHIRO 心理学部/Psychology
授業の方法
/Class Format
対面授業(講義)
授業の目的
/Class Purpose
・この科目は心理学部DPに示す「心理学の専門的知識を習得し、医療・福祉・教育・産業・司法などの分野で専門知識を生かすことができる」、「社会の中で身の回りにある事象を観察し、問題の有無を適切に判断し、それを解決することができる」ことを目指す。
・本授業では、福祉現場において生じる問題とその背景について理解し、必要な心理的支援を理解することを目的とする。
・なお、この授業の担当者は、福祉現場での業務に10年以上従事した経験を有する実務経験のある教員であり、より実践的な視点から福祉現場における心理職の役割を解説する。
到 達 目 標
/Class Objectives
・現在の福祉領域における問題とその背景について心理的な側面から説明できる(知識)
・福祉領域における心理社会的課題に対する支援を提案することができる(思考力)
・現在生じている心理社会的問題の解決のために対象者のニーズを見立て、多職種と連携した支援方法を提示することができる(態度)
授業のキーワード
/Keywords
福祉領域における要心理支援者、福祉領域における心理的支援、虐待
授業の進め方
/Method of Instruction
・講義形式を中心に、各回のテーマについて、配布資料に沿って授業を進める。
履修するにあたって
/Instruction to Students
・各回のテーマについて、各自で問題を意識し、社会の成員としてできることを考えてほしい。
・多様な福祉領域において、要心理支援者や自身をより深く理解できるようにしてほしい。
授業時間外に必要な学修内容・時間
/Required Work and Hours outside of the Class
事前学習:各回のシラバスの内容を確認し、当該福祉領域における書籍等に目を通しておくこと(30分)
事後学習:各回の講義内容について整理し、身近な福祉施設や福祉事業にも意識を向け、福祉現場の実際的な理解につなげること(60分)
記載された参考図書に限らず、現代の社会問題や社会福祉に関する書籍の通読を推奨します。
提出課題など
/Quiz,Report,etc
小レポート、課題レポート
提出課題については授業内でフィードバックを行います。
成績評価方法・基準
/Grading Method・Criteria
小レポート等 50%
定期試験 50%
・6割以上の課題の提出をもって評価の対象とします。
・定期試験では授業における知識の理解を問います。
・レポートでは、授業を通して学修した知識を福祉現場の支援に応用する力を問います。
テキスト
/Required Texts
参考図書
/Reference Books
公認心理師の基礎と実践17 福祉心理学 中島健一編 遠見書房
アタッチメント—生涯にわたる絆 数井 みゆき, 遠藤 利彦 ミネルヴァ書房
アタッチメント 子ども虐待・トラウマ・対象喪失・社会的養護をめぐって 庄司順一 奥山眞紀子 久保田まり 明石書店
遊戯療法 V.M.アクスライン 岩崎学術出版社
社会的養護における生活臨床と心理臨床 増沢高 青木紀久代 福村出版
虐待を受けた子どもの回復と育ちを支える援助 増沢高 福村出版
児童養護施設の心理臨床 内海新祐 日本評論社
放課後等デイサービスハンドブック 障害のある子どもの放課後保障全国連絡会 かもがわ出版
No.
/Time
主題と位置付け
/Subjects and position in the whole class
学習方法と内容
/Methods and contents
備考
/Notes
1 第1回 オリエンテーション  オリエンテーションと福祉分野における心理的支援の概説 社会福祉士と公認心理師の理解
2 第2回 障害者福祉分野における基本理念と諸制度 障害者福祉分野における基本理念と諸制度、最近の動向について学修する。
3 第3回 障害者福祉分野における問題の理解 障害および二次障害、障害当事者の家族の状況、障害者虐待について学修する。
4 第4回 障害者福祉分野における心理的支援① アセスメントと個別支援計画について学修する。
5 第5回 障害者福祉分野における心理的支援② 障害のある子どもの療育、障害児通所支援について学修する。
6 第6回 児童・家庭福祉分野における基本理念と諸制度 児童・家庭福祉における基本理念と少子高齢化、子育て支援、貧困、母子保健について学修する。
7 第7回 児童虐待の状況 児童虐待の状況、児童虐待の種類、児童虐待に対する制度的対応について学修する。
8 第8回 虐待の理解① アタッチメント形成の問題、誤学習について学修する。
9 第9回 虐待の理解② PTSD、感情調節困難について学修する。
10 第10回 児童虐待への対応① 社会的養護における支援について学修する。
11 第11回 児童虐待への対応② トラウマインフォームドケアについて学修する。
12 第12回 児童虐待への対応③ 生活の中の治療、被虐待児への心理療法、家族への支援について学修する。
13 第13回 DVの理解及び高齢者福祉分野における心理的支援 DVの理解と心理的支援について学修する。高齢者の心理、認知症について学修する。
14 第14回 福祉領域における支援の実際 障害者福祉、児童福祉領域における心理的支援の実際について学修する。
15 第15回 福祉領域における心理職の専門性と多職種連携 専門職の一員として福祉領域において有効に機能するための連携のあり方について学修する。

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