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授業情報/Class Information

科目一覧へ戻る 2024/04/12 現在

基本情報/Basic Information

開講科目名
/Class
心理的アセスメントⅡ/心理検査法Ⅱ(心理的アセスメント)/Psychological Assessment Ⅱ
授業コード
/Class Code
BC00432001
ナンバリングコード
/Numbering Code
PSYb503
開講キャンパス
/Campus
有瀬
開講所属
/Course
心理学部/Psychology
年度
/Year
2024年度/Academic Year  
開講区分
/Semester
前期/SPRING
曜日・時限
/Day, Period
木2(前期)/THU2(SPR.)
単位数
/Credits
2.0
主担当教員
/Main Instructor
難波 愛/NAMBA AI
遠隔授業
/Remote lecture
No

担当教員情報/Instructor Information

教員名
/Instructor
教員所属名
/Affiliation
難波 愛/NAMBA AI 心理学部/Psychology
授業の方法
/Class Format
対面授業(講義)
授業の目的
/Class Purpose
本講義は、心理学部心理学科の3年次生を対象に開講される専門教育科目である。本講義は、公認心理師になる上で、必要不可欠な心理的アセスメントに関する基本的知識を習得することを目的とする。本講義の目的は、心理学部のDPに示す、心理学の専門知識を習得する(知識)こと、社会の中で身の回りにある事象を観察し問題の有無を適切に判断すること、心理学の専門知識を第三者に適切に伝えること、自らの意見・考えを的確に書くことができることを目的とする。
なお、この科目の担当者は、スクールカウンセラー等、主に教育分野において実践経験があり、現在も教育現場および子育て支援の領域において実務を行う教員である。
到 達 目 標
/Class Objectives
1. 心理的アセスメントの基本的な考え方や基本知識を理解し、説明することができる。
2. 主訴や現病歴、生育歴等の基本情報を適切に理解し、生物ー心理ー社会的視点から要支援者の状況を見立て、必要な心理的介入を定めることができる。
3. 自己や他者を理解するための多面的な視点を獲得し、他者を尊重する姿勢を身につける。
授業のキーワード
/Keywords
アセスメント面接、生物ー心理ー社会モデル、見立て、方針
授業の進め方
/Method of Instruction
担当教員より資料を配付(オンラインで共有を含む)します。
履修するにあたって
/Instruction to Students
心理検査法Ⅰの単位を修得していることが望ましい。
授業時間外に必要な学修内容・時間
/Required Work and Hours outside of the Class
本講義は現場で活躍できる心理師に必要不可欠な心理的アセスメントスキルの向上を図ることを目的としている。そのため、授業時間外の学修として、本講義の復習(週2時間)および関係資料や図書の読み込みなど自主的な学習が求められる。 
提出課題など
/Quiz,Report,etc
講義内で指示をする。 
成績評価方法・基準
/Grading Method・Criteria
成績評価方法・基準
3分の2以上の出席をもって評価対象とする。
①定期試験(50%)、②小テスト・レポート等(50%)をもって、総合的に評価する。 

テキスト
/Required Texts
使用しない。
参考図書
/Reference Books
『心理的アセスメント』野島一彦・繁桝算男監修 津川律子・遠藤裕乃編 公認心理師の基礎と実践14 遠見書房
『100のワークで学ぶカウンセリングの見立てと方針』竹内健児著 創元社
『心理的アセスメント』野島一彦・岡村達也監修 橋本忠行・酒井佳永編著 木立の文庫
No.
/Time
主題と位置付け
/Subjects and position in the whole class
学習方法と内容
/Methods and contents
備考
/Notes
1 第1回 オリエンテーション 本授業のすすめ方、履修に当たっての注意点を伝えます。授業の流れを示し、全体像をつかんでいただきます。
2 第2回 心理的アセスメントとは 心理アセスメントの定義、臨床面接とは、行動観察、心理アセスメントの倫理について学びます。
3 第3回 心理的アセスメントをめぐる諸概念 生物心理社会モデル、操作的診断基準、国際生活機能分類、意識障害について学びます。
4 第4回 行動観察 行動観察の基本について学びます。
5 第5回 アセスメント面接1
アセスメント面接とは、客観的事実と主観的事実を明確化する、問題歴・生育歴・家族歴の聴取
6 第6回 アセスメント面接2
関与しながらの観察、不安の種類と対処法を見立てる、心理面接の侵襲性
7 第7回 アセスメントの実際:情報を集める
必要な情報とは?言語情報を収集する、観察情報を収集する
8 第8回 アセスメントの実際:曖昧な情報を明確化する
情報の不明確さを自覚する、なぜ不明確なのか、どのように不明確情報を尋ねるか
9 第9回 アセスメントの実際:得られた情報を整理する
主訴の文節化、家族関係の情報を整理する、ジェノグラムの書き方、生育歴、問題歴、相談歴情報を整理する
10 第10回 アセスメントの実際:状態増を査定する
状態像の査定、定型発達との比較、診断的査定、病態水準の査定、リスクの査定
11 第11回 アセスメントの実際:人物像を査定する
パーソナリティの査定、対人関係の査定、心理社会的特徴の査定

12 第12回 アセスメントの実際:心の動きを査定する
観察情報から心の動きを読む、パーソナリティ特徴を文節化する、カウンセラーとの関係に表れた心を読む
13 第13回 アセスメントの実際:見立てをまとめる
心的要素を概念図に表す、クライエントの心の動きをストーリーとして捉える
14 第14回 事例検討
1つの事例を基に得られた情報から見立てを方針を立てる作業をします
15 第15回 まとめ
全体を振り返り、重要用語などをおさらいする

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