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授業情報/Class Information

科目一覧へ戻る 2024/04/12 現在

基本情報/Basic Information

開講科目名
/Class
心理学入門実習Ⅲ/Introductory Practice of Psychology Ⅲ
授業コード
/Class Code
BC00221001
ナンバリングコード
/Numbering Code
開講キャンパス
/Campus
有瀬
開講所属
/Course
心理学部/Psychology
年度
/Year
2024年度/Academic Year  
開講区分
/Semester
前期/SPRING
曜日・時限
/Day, Period
火4(前期)/TUE4(SPR.)
単位数
/Credits
1.0
主担当教員
/Main Instructor
道城 裕貴/DOJO YUKI
遠隔授業
/Remote lecture
No

担当教員情報/Instructor Information

教員名
/Instructor
教員所属名
/Affiliation
道城 裕貴/DOJO YUKI 心理学部/Psychology
授業の方法
/Class Format
対面授業(実習)
授業の目的
/Class Purpose
 本実習は、心理学部心理学科2年次生以上を対象に開講される専門教育科目(履修必修科目)である。本実習は、心理学部のディプロマポリシー(DP)の4および6と関連している。
 発達心理学は、生涯に渡る人間の発達を扱う学問領域である。特に、子どもの発達に関する領域は、発達心理学の中核的な課題である。身体・認知・心理などの子どもの発達の諸側面は、発達期早期に形成される親(もしくは重要な他者)との愛着(アタッチメント)に左右されることが多くの研究で報告されている。このことから、発達心理学において、「愛着」は主要な課題であると言える。本実習では、愛着に欠かせない親子間における感情の共有や交流を促す効果があると指摘されている『絵本』を取り上げ、読み聞かせや絵本の作成という体験を通じて、愛着に欠かせない感情の共有の重要性、そのために必要なこと、さらには子どもの特性を学修する。
 なお、この科目の担当者は、公認心理師であり、約15年の心理臨床の実務経験がある教員である。
到 達 目 標
/Class Objectives
・感情の共有を促す絵本の読み方を理解し、第三者に伝えることができる。
・感情の共有を促すように、絵本の読み聞かせや作成を行うことができる。
・他者の意見を尊重しつつ、自身の意見や考えを的確に伝えることができる。        
授業のキーワード
/Keywords
授業の進め方
/Method of Instruction
本実習の前半では、絵本の読み聞かせにおける絵本の読み手役、聞き手役、そして、その読み手と聞き手間に生じている現象(感情の共有等)を観察する役の3役について理解を深める。実習後半では、読みきかせ実習で得た体験に基いて、個別にミニ絵本等(紙芝居、動画等も可)を作成する。作成後、優秀作品を選出するため、小グループに分かれた発表を行う予定である。
履修するにあたって
/Instruction to Students
授業時間外に必要な学修内容・時間
/Required Work and Hours outside of the Class
本講義の予習復習として、週1時間程度の学習を必要とする。また,課題の作成には,講義外での作業(週2時間程度)が必要となる。
提出課題など
/Quiz,Report,etc
・絵本の読み聞かせ実習に関するレポート(中間レポート)
・絵本(優秀作品)の読み聞かせに関するレポート(最終レポート)
 ※提出されたレポートの一部を取り上げ、評価のポイントを示す。
・作成した絵本等
成績評価方法・基準
/Grading Method・Criteria
授業への積極的参加度・絵本等の作成(60%)、レポート課題等(40%)
テキスト
/Required Texts
参考図書
/Reference Books
No.
/Time
主題と位置付け
/Subjects and position in the whole class
学習方法と内容
/Methods and contents
備考
/Notes
1 第1回 オリエンテーション   実習の進め方の説明を行う。  
2 第2回 講義1 子どもの発達  発達心理学とは何か、子どもの発達に関する講義を行う。
(発達心理学のトピックス) 
3 第3回 講義2 発達心理学における絵本の位置づけに関する講義を行う。
4 第4回 実習1 1)絵本の読み聞かせに関するビデオ鑑賞
2)教員の読み聞かせ体験(読み手役は自習)
5 第5回 実習2 1)絵本の読み聞かせに関するビデオ鑑賞
2)教員の読み聞かせ体験(読み手役は自習)
→絵本の記録表を作成 
6 第6回 中間の討論・とりまとめ 1)振り返り
読み聞かせの体験を振り返り、絵本等作成にあたってのねらいや留意点について話し合う。
2)中間レポートの提出
7 第7回 実習3【絵本等の作成】 1) ミニ絵本等の作成
画用紙等の消耗品については、こちらで準備するが、クレヨンなどの貸し借りが必要なものに関しては新型コロナウィルス感染防止のため、原則自分で用意すること。パソコンやスマートフォンなどを利用してもよい。
8 第8回 実習3【絵本等の作成】 1) ミニ絵本等の作成
画用紙等の消耗品については、こちらで準備するが、クレヨンなどの貸し借りが必要なものに関しては新型コロナウィルス感染防止のため、原則自分で用意すること。パソコンやスマートフォンなどを利用してもよい。
9 第9回 実習3【絵本等の作成】 1) ミニ絵本等の作成
画用紙等の消耗品については、こちらで準備するが、クレヨンなどの貸し借りが必要なものに関しては新型コロナウィルス感染防止のため、原則自分で用意すること。パソコンやスマートフォンなどを利用してもよい。
10 第10回 実習3【絵本等の作成】 1) ミニ絵本等の作成
画用紙等の消耗品については、こちらで準備するが、クレヨンなどの貸し借りが必要なものに関しては新型コロナウィルス感染防止のため、原則自分で用意すること。パソコンやスマートフォンなどを利用してもよい。
11 第11回 実習4【発表】 1)作成した絵本等のグループ発表
小グループに分かれ、他の受講生に披露し、作成の狙いや工夫、苦労した点についても報告する。
2)優秀作品の投票
12 第12回 実習4【発表】 1)作成した絵本等のグループ発表
小グループに分かれ、他の受講生に披露し、作成の狙いや工夫、苦労した点についても報告する。
2)優秀作品の投票
13 第13回 実習5 【最優秀作品の発表】 全体で優秀作品について発表を行う
14 第14回 事後学習 優秀作品のねらいや、絵本の読み手と子ども(聞き手)の情緒的、相互的やりとりを学習する。
15 第15回 最終の討論・とりまとめ 1)本実習の総括
2)最終レポートの提出

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