シラバス参照

授業情報/Class Information

科目一覧へ戻る 2024/04/12 現在

基本情報/Basic Information

開講科目名
/Class
心理学入門実習A/心理学入門実習Ⅰ/Introductory Practice of Psychology A
授業コード
/Class Code
BC00202001
ナンバリングコード
/Numbering Code
PSYg101
開講キャンパス
/Campus
有瀬
開講所属
/Course
心理学部/Psychology
年度
/Year
2024年度/Academic Year  
開講区分
/Semester
前期/SPRING
曜日・時限
/Day, Period
水3(前期)/WED3(SPR.)
単位数
/Credits
1.0
主担当教員
/Main Instructor
石﨑 淳一/ISHIZAKI JUNICHI
遠隔授業
/Remote lecture
No

担当教員情報/Instructor Information

教員名
/Instructor
教員所属名
/Affiliation
石﨑 淳一/ISHIZAKI JUNICHI 心理学部/Psychology
岡田 和典/OKADA KAZUNORI 心理学部/Psychology
陶山 和美/SUYAMA KAZUMI 心理学部/Psychology
授業の方法
/Class Format
対面授業(実習)
授業の目的
/Class Purpose
 心理学入門実習Aは心理学部の基礎科目群の中の実習科目です。この授業は、心理学部のディプロマポリシー(DP)の1、3、5、7に特に関連しています。
 人間の心理を考えるにはさまざまな方法があり、心理学には多様な領域があります。この授業では、おもに「医療」に関わる心理学に関心をおき、さらに「こころ」を「脳」との関係において理解しようと試みます。脳(すなわち中枢神経系、なかでも大脳)がどのように心理現象を産み出すのか、そして心理障害を理解するために、脳の働きについて基礎的な理解を深めます。さらに脳と心の相互関係や心理的障害をもつ人への心理支援について考えてゆきます。
 すなわち、この授業の目的は、医療に関わる心理学について基礎的な知識と基本的関心を持ってもらい、心理学に対する全般的な学習の動機づけや公認心理師のおこなう心理支援に対する関心を高めることにあります。また,レポートを書くことで自分の感じた問題点を整理し、意見を文章化する力を養うことを目的としています。
 「心理学入門実習A」では,心理的働きの基盤にある脳について基礎的な知識を持ち,心理的障害を持った人たちの心理的変化や障害への理解を深めます。また,そのために必要な技能である心理検査についても基礎的な実習を通して学びます。さらに心理支援をおこなう公認心理師の医療現場等での実際の業務や他の専門職との連携等についても学びます。脳の働きや,脳の損傷と関連する心理学的な問題としては、大きく言語能力、記憶能力、視空間認知能力等に分けて学びます。そのために、この授業では、基礎的事項の講義のほかに心理検査の実習や映像教材の視聴、また現場の医療施設等で働く公認心理師の講演などを組み合わせています。
 なお、この授業の担当教員は、医療や福祉等の分野で約30年の心理的支援の実務経験をもつ公認心理師の有資格者です。
到 達 目 標
/Class Objectives
・こころの働きを支える脳の働きについて基礎的な説明ができる。
・心理検査の目的や実施方法について基礎的な説明ができる。
・医療現場等で公認心理師のおこなう心理支援の実際について基礎的な説明ができる。
授業のキーワード
/Keywords
心理支援、医療分野、脳機能、心理検査、公認心理師
授業の進め方
/Method of Instruction
 全体で授業をおこなう場合と、全体を3つのグループに分けて別の教室で授業をおこなう場合とあります。3つのグループに分かれた場合は、同日に各教室で異なる内容の授業をおこないます。最終的にはどちらのグループも全ての内容を受講します。これらの予定表を最初のオリエンテーションで提示します。受講生は決められた教室の決められた席で受講します。出席確認等でスマートフォンを使用します。
 授業の中で確認テストや感想文の課題を提示します。
履修するにあたって
/Instruction to Students
 実習授業であり、指定席です。遅刻した場合、参加は認めますが減点評価となります。確認テストやレポート作成、感想文の提出がありますので、講義や映像資料等において適宜きちんと必要なメモをとるようにしてください。
 授業に対する質問等には必要に応じて個別に回答します。また受講生全体に対して解説が必要と思われる質問や意見には授業の中で回答するか、LMSで全体に回答します。
 なお、シラバスの授業の予定は、受講生の既存の知識、習熟度に合わせて途中で必要な変更をおこなう可能性があります。
授業時間外に必要な学修内容・時間
/Required Work and Hours outside of the Class
 授業の復習として、パワーポイント等の配布資料の内容を見返してください。また、学習内容を各自で深めるために関連する文献や映像資料を積極的に見てください。そのような復習や関連学習として少なくとも1時間程度を目安とします。
提出課題など
/Quiz,Report,etc
 毎回の授業に対する感想や質問等を評価します。また、授業の個別テーマの学習内容に応じて、確認テストを実施します。さらに映像資料や公認心理師による特別講演の感想文を作成、提出します。
成績評価方法・基準
/Grading Method・Criteria
 全授業のうち、2/3以上を出席し、かつ必要な課題を提出した学生を評価の対象とします。成績評価は、授業の参加状況(実習参加率、質問や意見の提出等)を30%、3回の確認テストを30%、2回の特別講演の感想文を40%として総合的に判断します。定期試験は行いません。
テキスト
/Required Texts
特にありません。
参考図書
/Reference Books
適宜、授業内で紹介します。
No.
/Time
主題と位置付け
/Subjects and position in the whole class
学習方法と内容
/Methods and contents
備考
/Notes
1 第1回 オリエンテーション 授業の進め方,評価等について説明します。
2 第2回 心理的障害と心理支援1 心理的障害と脳の機能との関係について学びます。また、心理的障害をもつ人に対する公認心理師の心理支援について学びます。 認知症の映像資料1
3 第3回 心理的障害と心理支援2 心理的障害と脳の機能との関係について学びます。また、心理的障害をもつ人に対する公認心理師の心理支援について学びます。
4 第4回 心理的障害と心理支援3 心理的障害と脳の機能との関係について学びます。また、心理的障害をもつ人に対する公認心理師の心理支援について学びます。 認知症の映像資料2
5 第5回 心理的障害と心理支援4 心理的障害と脳の機能との関係について学びます。また、心理的障害をもつ人に対する公認心理師の心理支援について学びます。
6 第6回 認知機能と神経心理学の基本 前半の授業のまとめと、後半の授業への準備として認知機能と神経心理学の基本について学びます。
7 第7回 視空間能力の障害1 視空間能力に関わる心理検査や脳機能、その心理支援について学びます。 第7回~第12回は3グループにおいて実施します。
8 第8回 視空間能力の障害2 視空間能力に関わる心理検査や脳機能、その心理支援について学びます。
9 第9回 言語能力の障害1 言語能力に関わる心理検査や脳機能、その心理支援について学びます。 
10 第10回 言語能力の障害2 言語能力に関わる心理検査や脳機能、その心理支援について学びます。 
11 第11回 認知機能検査1 脳機能に関わる心理検査として、認知機能検査と心理支援について学びます。 
12 第12回 認知機能検査2  脳機能に関わる心理検査として、認知機能検査と心理支援について学びます。 
13 第13回 公認心理師の心理支援の実際1 医療現場の公認心理師の仕事の実際について学びます。 公認心理師の特別講義1
14 第14回 公認心理師の心理支援の実際2  医療現場の公認心理師の仕事の実際について学びます。 公認心理師の特別講義2
15 第15回 振り返りとまとめ 全体の授業内容についての整理とまとめを行います。

科目一覧へ戻る