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授業情報/Class Information

科目一覧へ戻る 2024/04/10 現在

基本情報/Basic Information

開講科目名
/Class
環境社会学
授業コード
/Class Code
BA02011001
ナンバリングコード
/Numbering Code
CSSg009/CSSi008
開講キャンパス
/Campus
ポートアイランド
開講所属
/Course
現代社会学部/Contemporary Social Studies
年度
/Year
2024年度/Academic Year  
開講区分
/Semester
後期/AUTUMN
曜日・時限
/Day, Period
月3(後期)/MON3(AUT.)
単位数
/Credits
2.0
主担当教員
/Main Instructor
梅川 由紀/UMEKAWA YUKI
遠隔授業
/Remote lecture
No

担当教員情報/Instructor Information

教員名
/Instructor
教員所属名
/Affiliation
梅川 由紀/UMEKAWA YUKI 現代社会学科/Contemporary Social Studies
授業の方法
/Class Format
対面授業(講義)で行います。
授業の目的
/Class Purpose
本科目は現代社会学科の専門分野科目の一つです(社会防災学科の受講生の場合、専門展開科目)。ディプロマ・ポリシー(現代社会学科)の、「知識・技能」「思考力・判断力・表現力等の能力」に関連する科目です。
本授業は「日常生活における環境(ごみ問題、ごみ屋敷など)」「身近な自然環境(自然保護、コモンズなど)」「地域社会における環境(歴史的環境、開発など)」という三つのキーワードから、環境と人間のかかわり方について環境社会学的に検討します。環境社会学の基本的な考え方を理解し、物事を多角的に考察できるようになることを目的とします。なかでも受講者の関心のある内容に関しては、自らの考えを社会学的に展開できるようになることを目指します。
なお、本授業の担当者は経営コンサルタントとして働いた経験を持つ、実務経験のある教員です。実務に関連したテーマや事例などを用い、より実践的な指導を行うことが可能です。
到 達 目 標
/Class Objectives
1.授業で扱う問題について、現状・論点・解決策などを説明できるようになること。
2.授業で扱った問題のうち受講生の関心のある内容に関しては、自らの考えを社会学的に論じることができるようになること。
授業のキーワード
/Keywords
日常生活における環境(ごみ、ごみ屋敷など)、身近な自然環境(自然保護、コモンズなど)、地域社会における環境(歴史的環境、開発など)
授業の進め方
/Method of Instruction
授業はパワーポイントを使用した講義形式で行います。受講者の理解を深めるために、積極的に映像資料を活用します。毎回授業の最後にコメントシートを記入してもらいます。コメントシートには、授業を受けて考えたことなどを書いてもらいます。
履修するにあたって
/Instruction to Students
授業時間外に必要な学修内容・時間
/Required Work and Hours outside of the Class
各回授業の事前・事後に2時間程度とします。特に授業後は、授業内容を振り返るとともに、関心を持った内容に関しては積極的に本・論文・ニュースなどに目を通し、理解を深めるようにしてください。
提出課題など
/Quiz,Report,etc
1.毎回授業の最後にコメントシートを記入してもらいます。フィードバックは、次回授業開始時にクラス全体に向けて行います。
2.学期末には期末レポートを課します。フィードバックは、クラス全体に向けて行います。
成績評価方法・基準
/Grading Method・Criteria
コメントシート:30%、期末レポート:70%で評価します。
テキスト
/Required Texts
なし。
参考図書
/Reference Books
鳥越皓之,2004,『環境社会学——生活者の立場から考える』東京大学出版会.
No.
/Time
主題と位置付け
/Subjects and position in the whole class
学習方法と内容
/Methods and contents
備考
/Notes
1 第1回 イントロダクション : 環境社会学の視点 授業の進め方について説明します。また、環境社会学とはどのような学問かについて学びます。
2 第2回 ごみ処理場
(日常生活における環境)
「ごみ処理場が自宅近くに建設されること」をめぐる問題について検討します。
3 第3回 不法投棄
(日常生活における環境)
なぜ不法投棄は生じてしまうのか、その仕組みについて考察します。
4 第4回 リサイクル
(日常生活における環境)
どうすればリサイクルに協力的になってもらえるか、検討します。
5 第5回 ごみ屋敷①
(日常生活における環境)
いわゆる「ごみ屋敷」問題とはどのような問題なのか、その基礎について学びます。
6 第6回 ごみ屋敷②
(日常生活における環境)
「ごみ屋敷」の当事者の目線に寄り添って、ごみ屋敷問題について考察します。
7 第7回 保護区
(身近な自然環境)
「自然を守る」とはどのようなことなのか、検討します。
8 第8回 コモンズ
(身近な自然環境)
「コモンズ」という自然とのかかわりかたについて学びます。
9 第9回 まちづくりと観光
(身近な自然環境)
まちづくりや観光と、自然の関係について学びます。
10 第10回 生活環境主義
(身近な自然環境)
「生活環境主義」という考え方について学びます。
11 第11回 歴史的環境
(地域社会における環境)
歴史的遺産などを保存すること、取り壊すことの論点について検討します。
12 第12回 景観
(地域社会における環境)
望ましい景観とは何か、景観問題の難しさについて考察します。
13 第13回 開発
(地域社会における環境)
環境と開発は両立しうるのか、考察します。
14 第14回 環境正義
(地域社会における環境)
社会的弱者が環境負荷の高い地域に居住せざるを得ない、不平等状態について考察します。
15 第15回 環境と人間のこれから これまでの内容を振り返り、これからの環境と人間のあり方について考察します。

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