基本情報/Basic Information

開講科目名 ／Class	現代社会基礎実習Ⅰ／Research Practice Experience Ⅰ
授業コード ／Class Code	BA01931006
ナンバリングコード ／Numbering Code	CSSf001
開講キャンパス ／Campus	ﾎﾟｰﾄｱｲﾗﾝﾄﾞ
開講所属 ／Course	現代社会学部／Contemporary Social Studies
年度 ／Year	2024年度／Academic Year
開講区分 ／Semester	前期／SPRING
曜日・時限 ／Day, Period	金4(前期)／FRI4(SPR.)
単位数 ／Credits	1.0
主担当教員 ／Main Instructor	李　洪章／LEE HONGJANG
遠隔授業 ／Remote lecture	No

担当教員情報/Instructor Information

教員名 ／Instructor	教員所属名 ／Affiliation
李　洪章／LEE HONGJANG	現代社会学科／Contemporary Social Studies

授業の方法 ／Class Format	対面授業（実習）
授業の目的 ／Class Purpose	本授業は、現代社会学部のディプロマ・ポリシーに示す、現代社会の多面的・総合的理解、および諸課題の発見と解決策の探求を目指すものである。 テーマ:「食とエスニシティ」から公共性について考える：フォト・エスノグラフィ製作を通じて ゼミナールⅠで習得する予備的調査研究方法および社会学の研究スタイルの基礎を元に、社会調査の基礎的な技法を、実習を通して学ぶ。まずは受講者にとって比較的身近な題材や調査対象を選定し、調査計画の立案から実施までをおこなう。 具体的には、定住外国人や移民がもたらした食文化を通して、わたしたちが生きる社会のいち構成員としてのかれ・かのじょらの存在に着目することを試みる。フィールドワークを通じて、わたしたちが普段、何気なく消費している多様な食文化を、日本に暮らす外国にルーツのある人々の歴史や生活が公共空間に現れたものとして捉え直す視点を身につけることを目指す。 なお、本授業は、実践的教育から構成される授業科目である。
到　達　目　標 ／Class Objectives	・調査を設計し、実施する力を身につける。 ・フィールドワークの困難さと意義について説明できる。 ・調査によって得られたデータおよび分析結果を整理し、その内容をもとにプレゼンテーションをおこなう能力を身につける。
授業のキーワード ／Keywords	エスニシティ／食／公共性／フィールドワーク
授業の進め方 ／Method of Instruction	・コリアンタウンでのフィールドワーク ・三宮でのフィールドワーク ・ZINEの作成 ・調査結果に関するプレゼンテーション これらの課題を、数人（4～5人）程度の研究班をつくり、班ごとにお互いの調査計画や調査結果を授業中に報告し、議論しながら検討を行っていく。　 プレゼンテーション、ディスカッションを通じたアクティブ・ラーニングを実施する。
履修するにあたって ／Instruction to Students	ゼミナールⅠと連動させて進める。
授業時間外に必要な学修内容・時間 ／Required Work and Hours outside of the Class	事前学習：予告した次回講義テーマに関して下調べを行い、疑問点を明確にしておくこと（目安として1時間程度）。 事後学習：配布資料や調査の内容を確認し、次回ゼミでの課題を自ら発見すること（目安として1時間程度）。
提出課題など ／Quiz,Report,etc	・調査報告書(=期末レポート) の提出を義務付ける。 （manaba上で講評することでフィードバックする） ・その他、各種課題の提出が必須となる。 （ゼミ中にコメントすることでフィードバックする）
成績評価方法・基準 ／Grading Method・Criteria	授業中に制作した成果物の内容 60%、期末レポート 40%
テキスト ／Required Texts	授業中に適宜指示・配布する。
参考図書 ／Reference Books

No.	回 ／Time	主題と位置付け ／Subjects and position in the whole class	学習方法と内容 ／Methods and contents	備考 ／Notes
1	第1回	イントロダクション	本実習で行う調査の内容と方法について知る。
2	第2回	ゲストスピーカーへの質問項目の準備	グループ内でのディスカッションを通して、翌週のゲストスピーカーへの質問項目を事前に準備する。
3	第3回	ゲストスピーカーへのインタビュー	ゼミナールⅠで招いたゲストスピーカーへのインタビューを行い、語りへの理解を深める。
4	第4回	現地調査でのインタビューの準備	生野コリアンタウンで行うインタビュー調査のための準備作業を行う。
5	第5回	現地調査①　住民への意識調査	生野コリアンタウンにおける韓流ファンの日本人観光客へのインタビューを実施する。
6	第6回	現地調査②　韓流ブームに関する調査	生野コリアンタウンにおいて、韓流ブームの影響に関するインタビューを実施する。
7	第7回	現地調査の振り返り	現地調査でのインタビュー内容を各班ごとに報告し、調査の成果を共有する。
8	第8回	フィールドワークの事前準備①	インターネットを活用し、テーマに沿った調査対象のリストアップ・選定を行い、アポイントメントを取る。
9	第9回	フィールドワークの事前準備②	インタビュー・チェックリストをするなど、調査の準備を行う。
10	第10回	現地でのフィールドワーク	調査地に赴き、エスニックなルーツや出店の経緯、神戸での生活などに関するインタビューを実施する。
11	第11回	調査結果の整理・考察	調査結果を一旦整理・考察し、追加の調査計画を立てる。
12	第12回	追加フィールドワーク	中間整理を踏まえ、追加のフィールドワークを行う。
13	第13回	ZINEの作成①：データの整理・分析	インタビュー内容の整理と考察を行い、ZINEに掲載する原稿を執筆する。
14	第14回	ZINEの作成②：デザイン・構成	調査地で撮影した写真とインタビュー結果をもとに、ZINEのデザインを行う。
15	第15回	ポスター発表会	公共性をテーマとしたプレゼンテーションを行う。