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授業情報/Class Information

科目一覧へ戻る 2024/04/10 現在

基本情報/Basic Information

開講科目名
/Class
災害分析の基礎/Basics of Disaster Analysis
授業コード
/Class Code
BA01421001
ナンバリングコード
/Numbering Code
SDMg006
開講キャンパス
/Campus
ポートアイランド
開講所属
/Course
現代社会学部/Contemporary Social Studies
年度
/Year
2024年度/Academic Year  
開講区分
/Semester
後期/AUTUMN
曜日・時限
/Day, Period
水2(後期)/WED2(AUT.)
単位数
/Credits
2.0
主担当教員
/Main Instructor
佐伯 琢磨/SAEKI TAKUMA
遠隔授業
/Remote lecture
No

担当教員情報/Instructor Information

教員名
/Instructor
教員所属名
/Affiliation
佐伯 琢磨/SAEKI TAKUMA 社会防災学科/Social Studies of Disaster Management
望月 智也/MOCHIZUKI TOMOYA 現代社会学部/Contemporary Social Studies
授業の方法
/Class Format
「対面授業(講義)」で解説する。

【連絡先(メールアドレス、LMS)】
下記「遠隔授業情報」欄のメールアドレス、
あるいは、manabaで連絡をください。
授業の目的
/Class Purpose
この科目は社会防災学科ディプロマポリシー1(知識・技能)に関連する。
我々の生活は,地震,津波,噴火,豪雨,地すべり,雪崩などの自然災害の「リスク」と切り離すことができない。これらの災害は,同じような土地条件や社会環境のところで繰り返し発生している。本講義では,まず,データを集計し分析する技術の一つである統計学の基礎的手法とリスクを定量的に評価するために必要となる確率の考え方とを習得する。その後,既往の災害事例および比較的災害の発生頻度が高い災害や一度発生するとその規模が大きい災害に絞って,災害の分析方法を学び,例題を演習として行う。その結果,災害の発生要因が分かり,防災・減災の方向性を理解する。
なお、担当教員は、損害保険やリスクコンサルティング業界における実務経験のある教員である。業務経験における実践的な事例を盛り込んだ講義を行う。
到 達 目 標
/Class Objectives
これまでに培われた自然災害に関する科学的研究成果や被災経験・教訓などの「知」を最大限に活かし,その結果を防災・減災に役立て,地域の防災力を向上するための基礎的知識の習得することができる。 
授業のキーワード
/Keywords
災害発生の統計処理と発生確率 
授業の進め方
/Method of Instruction
まず,災害に内容および分析方法につぃて説明する。演習を通して,内容を理解する。
なお,事前・事後学習各1時間程度の授業時間外の自習を課し,授業の中で、回答例等を示し解説・講評並びにフィードバックやコメントを行う。
履修するにあたって
/Instruction to Students
Excelを使った経験がある方が望ましい。
授業時間外に必要な学修内容・時間
/Required Work and Hours outside of the Class
世の中で発生した災害に対して,その報道内容に注目しておくこと 
提出課題など
/Quiz,Report,etc
適宜指示する。
成績評価方法・基準
/Grading Method・Criteria
出席状況は参考程度にし、授業態度と最終日の振り返りにより評価する。
テキスト
/Required Texts
指定しない,適宜資料を配布する。
参考図書
/Reference Books
・今野紀雄著:図解雑学「統計」、ナツメ社
No.
/Time
主題と位置付け
/Subjects and position in the whole class
学習方法と内容
/Methods and contents
備考
/Notes
1 第1回 ガイダンス 「災害分析の基礎」の進め方について説明し,以降の各章の位置づけを確認する。
2 第2回 データの特徴をつかむには 集計表とグラフ,ヒストグラム作成について説明し,例題を演習として行う。 
3 第3回 データの基礎集計 度数分布を統計量を用いて記述する方法を学ぶ。変数の分布の中心を表す代表値について,例題を演習として行う。
4 第4回 ばらつきとは 平均からのバラつきを把握する重要性について説明し,分散,標準偏差について演習を通じて学ぶ。
5 第5回 順列と組み合わせ 二項分布や正規分布を導出するための基礎となる、順列および組み合わせについて学ぶ。
6 第6回 二項分布 正規分布のもととなる、二項分布について学ぶ。
7 第7回 正規分布 様々な物理現象を説明するのに役に立つ、正規分布について学ぶ。
8 第8回 正規分布の災害分野への応用 災害分野における様々な現象への、正規分布の適用事例について、紹介する。
9 第9回 回帰分析 説明変数と目的変数の関係を分析するのに役立つ、回帰分析について学ぶ。
10 第10回 数量化Ⅰ類 回帰分析では扱えないカテゴリ分けされたデータについても扱える数量化理論のうち、数量化Ⅰ類について学ぶ。
11 第11回 企業防災における確率統計の応用 災害リスクマネジメント企業の実務担当者(望月智也客員准教授)を講師に迎え、企業防災における確率統計の応用事例を学ぶ。
12 第12回 長期的な地震の発生確率について 政府の地震調査研究推進本部(地震本部)では、地震の発生確率の長期評価を行い、確率論的地震動予測地図を作成しているが、その導出方法について解説する。
13 第13回 総復習(1) 自然災害を実際に分析し,防災計画には被害内容の把握が重要であることを学ぶ。
14 第14回 総復習(2) 自然災害を実際に分析し,防災計画には被害内容の把握が重要であることを学ぶ。
15 第15回 振り返り これまでの授業の理解を確かめる。

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