基本情報/Basic Information

開講科目名 ／Class	社会貢献実習Ⅱ 【③】／Practices of Social Service Ⅱ
授業コード ／Class Code	BA01341003
ナンバリングコード ／Numbering Code	SDMf009
開講キャンパス ／Campus	ﾎﾟｰﾄｱｲﾗﾝﾄﾞ
開講所属 ／Course	現代社会学部／Contemporary Social Studies
年度 ／Year	2024年度／Academic Year
開講区分 ／Semester	後期集中／AUTUMN INTENSIVE
曜日・時限 ／Day, Period	他／OTHERS
単位数 ／Credits	2.0
主担当教員 ／Main Instructor	須釜　幸男／SUGAMA YUKIO
遠隔授業 ／Remote lecture	No

担当教員情報/Instructor Information

教員名 ／Instructor	教員所属名 ／Affiliation
須釜　幸男／SUGAMA YUKIO	現代社会学部／Contemporary Social Studies

授業の方法 ／Class Format	「対面授業（講義）」、「対面授業（演習）」、「対面授業（実習）」
授業の目的 ／Class Purpose	「社会貢献」が盛んに、そして当たり前の流れにある。その一方で、社会貢献には「これ」という定型が存在しない。私達が単独・組織で、その信条に基づき、社会に対して責任を持ち、貢献する行為を実行している。社会貢献の内容・手段は、私達の身近な事柄から既成概念を打ち破るような事柄まで、多岐に亘る。日頃から広い視野を持って、調べ、聞き、伝え、考え、判断することにより、社会貢献として自らが何を対象として、（１）誰に対して行動するのか、（２）その実践がどういう方向・結果を生み出すのかを考える。本講座では、①社会に存在する事象を知ること、②行動を通じて、自らが「社会に貢献する」重要性を学ぶ。この科目は実務経験のある教員による実践的教育から構成される授業として、社会防災学科ディプロマポリシー３「主体性を持って多様な人々と共同して学ぶ態度」に関連する。
到　達　目　標 ／Class Objectives	日頃、頻繁に耳にする身近なテーマから、耳馴染みないテーマまで、時に自らの力で、時にチームの力で取り組み、いつか、どこかで、誰かのための何かをするべく、より豊かな人間性を育むことを目的とする。具体的には①社会のなかで生活する自己の役割・立場を理解でき、②実践を通じて、社会の様々な課題とその対処を把握し、社会貢献の意義を理解できることである。
授業のキーワード ／Keywords	社会貢献、ボランティア、市民社会、ＮＧＯとＮＰＯ、ＣＳＲ（企業の社会的責任）、ソーシャルビジネス（社会的事業）、グループワーク、文献研究、フィールドワーク、ケーススタディ、実践報告など
授業の進め方 ／Method of Instruction	学内外での体験・調査を共同レポートにまとめ、数分間の発表（プレゼンテーション）を実施する。他の発表を傾聴・評価し、有益な講評や提案を行なう。フィールドワークは公共施設や社会インフラ施設、報道機関、医療機関、百貨店、ホテルなど、現代社会に密着した施設を訪問予定である。実施例としては、電力会社の協力による共同学習（広報担当や技術担当の出前講義）、水力発電所、火力発電所、原子力発電所への現地視察（バスで福井県若狭湾や京滋・阪和方面に）など。
履修するにあたって ／Instruction to Students	少人数のグループワークを取り入れ、活発で自発的な発言・行動を期待し、学生と教員で授業を作り上げていく（堅苦しい内容で９０分間座り続ける授業ではない）。
授業時間外に必要な学修内容・時間 ／Required Work and Hours outside of the Class	報道や文芸、エンターテイメントなどを通じ、社会の時流とニーズを看取すると同時に、社会に対して自分には何が可能かを思案・実践（社会貢献）すること（事前・事後学習各１時間程度）
提出課題など ／Quiz,Report,etc	随時、指定する予定
成績評価方法・基準 ／Grading Method・Criteria	レポート（３０％）、受講時の発言、質疑などの積極性（３０％）、発表（４０％）
テキスト ／Required Texts	特に使用しない（プリントや資料を配布する）
参考図書 ／Reference Books	前林清和編著、須釜幸男ほか『アクティブラーニング―理論と実践―』デザインエッグ、２０１５年。

No.	回 ／Time	主題と位置付け ／Subjects and position in the whole class	学習方法と内容 ／Methods and contents	備考 ／Notes
1	第1回	オリエンテーション	授業展開を説明し、自己紹介やグループ編成などを実施する
2	第2回	文献研究①	企業や団体、個人での社会貢献活動の事例を読み解く
3	第3回	文献研究②	日本内外での社会貢献活動の歴史・動向を紐解く
4	第4回	フィールドワークの準備①	訪問先の概要・社会貢献活動を調査し、質問項目をまとめる
5	第5回	フィールドワークの準備②	訪問計画をグループごとに発表・講評し合い、計画を磨き上げる
6	第6回	フィールド実習①	調査訪問先の歴史や社会貢献活動、体験者の説明・感想を聞く
7	第7回	フィールド実習②	具体的活動について、用意した質問項目からヒアリングを実施する
8	第8回	フィールド実習③	具体的活動について、用意した質問項目からヒアリングを実施する
9	第9回	フィールドワーク①	訪問先の社会貢献活動を肌で感じ、自ら体験してみる
10	第10回	フィールドワーク②	訪問先の社会貢献活動を肌で感じ、自ら体験してみる
11	第11回	フィールドワークの整理①	訪問先で学んだ内容を各自が整理し、レポートを作成する
12	第12回	フィールドワークの整理②	各レポートを基に、グループ内でディスカッションを実施する
13	第13回	中間報告の準備①	中間報告（グループ発表）の資料を作成する
14	第14回	中間報告の準備②	効果的なプレゼン方法を検討し、質問と応答を想定する
15	第15回	中間報告会	グループ単位による実践報告の上、互いに傾聴し、講評し合う
16	第16回	中間報告会の振り返り①	中間報告会後に、講評（訪問先や他グループ）を踏まえ報告内容を再検討する
17	第17回	中間報告会の振り返り②	中間報告会後に、講評（訪問先や他グループ）を踏まえ報告内容を再検討する
18	第18回	ケーススタディ①	社会貢献に著名な歴史的企業や偉人を調査する
19	第19回	ケーススタディ②	対象の理念や実績から知見や教訓をまとめ、社会貢献像を浮き彫りにする
20	第20回	ケーススタディ③	今後の社会貢献の在り方を考え、自らのアイディアをまとめる
21	第21回	社会貢献活動の提言①	再度、訪問先と意見交換をし、アイディアを提言する
22	第22回	社会貢献活動の提言②	再度、訪問先と意見交換をし、アイディアを提言する
23	第23回	社会貢献活動の実践①	訪問先の社会貢献活動を再体験し、より積極的に社会貢献活動に臨む
24	第24回	社会貢献活動の実践②	訪問先の社会貢献活動を再体験し、より積極的に社会貢献活動に臨む
25	第25回	社会貢献活動の実践③	訪問先の社会貢献活動を再体験し、より積極的に社会貢献活動に臨む
26	第26回	社会貢献活動の振り返り①	再訪問で体得した内容を各自が整理し、レポートを作成する
27	第27回	社会貢献活動の振り返り②	各レポートを基に、グループ内でディスカッションを実施する
28	第28回	社会貢献活動の振り返り③	最終報告（グループ発表）の資料を作成する
29	第29回	社会貢献活動の解説	効果的なプレゼン方法を検討し、質問と応答を想定する
30	第30回	最終報告会	グループ単位による実践報告の上、互いに傾聴し、講評し合う