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授業情報/Class Information

科目一覧へ戻る 2024/04/10 現在

基本情報/Basic Information

開講科目名
/Class
災害の社会学/Sociology of Disaster
授業コード
/Class Code
BA01151001
ナンバリングコード
/Numbering Code
SDMe013/SDMk003
開講キャンパス
/Campus
ポートアイランド
開講所属
/Course
現代社会学部/Contemporary Social Studies
年度
/Year
2024年度/Academic Year  
開講区分
/Semester
前期/SPRING
曜日・時限
/Day, Period
木2(前期)/THU2(SPR.)
単位数
/Credits
2.0
主担当教員
/Main Instructor
伊藤 亜都子/ITOU ATSUKO
遠隔授業
/Remote lecture
No

担当教員情報/Instructor Information

教員名
/Instructor
教員所属名
/Affiliation
伊藤 亜都子/ITOU ATSUKO 社会防災学科/Social Studies of Disaster Management
授業の方法
/Class Format
対面
授業の目的
/Class Purpose
この科目は社会防災学科ディプロマポリシー1(知識・技能)、2(思考力・判断力・表現力等の能力)に関連する。
自然災害がもたらす被害は、その社会のあり方と深い関係を持っており、大規模な災害は、われわれの社会のあり方を問い直すものである。社会学的な視点から災害について考察し、緊急時にも平常時にも強いまちづくり・社会づくりを考える。
 なお、この科目の担当者は、阪神・淡路大震災の震災資料の収集整理を行う震災資料専門員として、被災者個人および仮設住宅、災害ボランティア団体などを数多く訪問してきた実務経験のある教員である。従って、当時の様子について、実際に見聞きしてきたものを当時の資料を活用しながら、解説する予定であり、実践的教育から構成される授業科目である。
到 達 目 標
/Class Objectives
1.災害の社会学に関する基礎的な知識を習得する。
2.災害について、社会のあり方と関連づけて考えることができるようになる。
授業のキーワード
/Keywords
社会学、脆弱性、回復力、地域防災、災害ボランティア、災害弱者、ジェンダー、災害文化
授業の進め方
/Method of Instruction
原則として対面で授業を進めます。
資料等は随時、配布します。講義、グループワークなどを取り交えて実施します。
連絡先itoa@css.kobegakuin.ac.jp
履修するにあたって
/Instruction to Students
授業時間外に必要な学修内容・時間
/Required Work and Hours outside of the Class
授業の予習、復習(各1時間程度)を行う。
提出課題など
/Quiz,Report,etc
授業時間内の小レポート、小テストなど。
成績評価方法・基準
/Grading Method・Criteria
毎授業内の小レポートと取組態度(50%)、グループ発表(10%)、授業内小テスト(40%)
テキスト
/Required Texts
参考図書
/Reference Books
No.
/Time
主題と位置付け
/Subjects and position in the whole class
学習方法と内容
/Methods and contents
備考
/Notes
1 第1回 ガイダンスとイントロダクション まず、ガイダンスとして授業の進め方や内容について説明します。続いて、イントロダクションとして、「社会学とは」について簡単に説明します。
2 第2回 災害と社会の関係(1) 災害と社会の関係を考えるために、「脆弱性Vulnerability」と「復元=回復力Resilience」について学びます。
3 第3回 災害と社会の関係(2) 災害と社会の関係を考えるために、「ロジスティック」、災害時のエージェント(自助、共助、公助)について学びます。
4 第4回 日本人の災害観について 災害に対する考え方(天災論、人災論、共生論など)から、災害に対する考え方の変遷を学び、現在の防災に対する意識について考えます。
5 第5回 災害における生命と心 災害の原因別の死者・行方不明者の状況、死因、「災害関連死」、「心のケア」などについて考える。
6 第6回 避難行動と防災意識 津波や水害時の避難行動(あるいはなぜ避難しないのか)、防災知識・防災意識向上の必要性について考えます。
7 第7回 災害文化と防災教育(1) 防災意識、災害文化とは。「釜石の奇跡」から、津波防災と避難行動について考える。
8 第8回 災害文化と防災教育(2) 「釜石の奇跡」から、「風化」、子どもたちへの教育の重要性について考える。
9 第9回 災害文化と防災教育(3) 「釜石の奇跡」から、巨大防波堤、地域を巻き込んだ防災教育、ハザードマップの使い方、などについて考える。
10 第10回 災害弱者について(1) 高齢者、障害者、外国人、妊産婦、幼児、疾病者などが災害時に置かれる環境について学びます。
11 第11回 災害弱者について(2) 地域における災害時要援護者への対応と課題について考えます。
12 第12回 災害とジェンダー 災害時の環境について女性の視点から考えます。
13 第13回 災害と地域防災について 災害に対して、地域でどのように対応すればよいだろうか。ワークショップ形式でシミュレーションを行う。
14 第14回 原子力災害 東日本大震災によって生じた原発事故によって、長期的な避難生活をされている人々について学び、リスク社会について考える。
15 第15回 復習 これまでの授業全体をふりかえり、総括を行う。

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