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授業情報/Class Information

科目一覧へ戻る 2024/04/10 現在

基本情報/Basic Information

開講科目名
/Class
ボランティア論Ⅱ(災害ボランティアの方法)/ボランティア論Ⅱ/Exploring Volunteer Work Ⅱ (method of disaster volunteer )
授業コード
/Class Code
BA01142001
ナンバリングコード
/Numbering Code
SDMe015
開講キャンパス
/Campus
ポートアイランド
開講所属
/Course
現代社会学部/Contemporary Social Studies
年度
/Year
2024年度/Academic Year  
開講区分
/Semester
前期/SPRING
曜日・時限
/Day, Period
火1(前期)/TUE1(SPR.)
単位数
/Credits
2.0
主担当教員
/Main Instructor
吉椿 雅道/YOSHITUBAKI MASAMICHI
遠隔授業
/Remote lecture
No

担当教員情報/Instructor Information

教員名
/Instructor
教員所属名
/Affiliation
吉椿 雅道/YOSHITUBAKI MASAMICHI 現代社会学部/Contemporary Social Studies
授業の方法
/Class Format
対面授業(講義)で、スクリーンでPPTを使った講義形式で行います。また動画なども時々活用します。
授業の目的
/Class Purpose
昨今、気候変動などの影響で日本国内だけでなく世界各地で災害が多発しています。このような状況で国などによる公的援助だけでは到底被災者すべてを救う事は不可能です。そこでボランティアの役割が非常に重要になってきます。
本科目では、ボランティア、特に災害ボランティアについての基礎知識や国内外でのボランティアの現状などを学び、学生にできる事、学生にしかできないボランティアのあり方を考えます。そして来る災害に備えた防災・減災、そしてボランティア活動を担う人材の育成をめざします。
この授業を通して災害やボランティアの専門的かつ基礎的な知識を身につけます。
また、ボランティア活動において重要である対象者(被災者)とのコミュニケーションの手法や重要性を学び、豊かな人間関係を築けるようにします。また、ボランティア論を学ぶことで人が人を支える社会の重要性や災害時の助け合いが人間的な成長につながり、学生自身が社会貢献を担う一人である事を意識付けしていきます。

この授業を通して学ぶ以下の項目は、本学のDPに適ったものです。
1.災害支援や防災の専門知識や技能を身につける事で将来的に起きうる災害への対応を学ぶ。
2.国内外の災害や復興支援を通して海外の文化や習慣、価値観を共有し、地球市民としての意識を育む。
3.市民社会の一員として、NGOなどの視点で考えることで、多様な価値観、支援形態を学び、異なる立場の人たちの意見を知ることで社会貢献を担う。

 なお、本科目の講義内容は、1995年の阪神・淡路大震災以降、29年間、国内外の災害現場でボランティア活動や復興支援に従事し、豊富な実務経験を有した教員と被災地での実務経験の豊富な講師陣の実践を元に構成しています。 
到 達 目 標
/Class Objectives
ボランティアの歴史、意義、あり方、現状などの基礎知識を学びます。そして学生という立場を活かしたボランティアのあり方を共に考え、災害が起きた際には何かしらの行動を起こせるような人材を育成していきます。
授業のキーワード
/Keywords
ボランティア、災害、国際協力、NGO
授業の進め方
/Method of Instruction
講義形式を基本に授業を進めますが、随時、学生に質問を投げかけていきます。また、随時、経験豊かなゲストスピーカーなども迎え、ワークショップなども取り入れていきます。
履修するにあたって
/Instruction to Students
私語禁止。原則、遅刻は認めない。
授業時間外に必要な学修内容・時間
/Required Work and Hours outside of the Class
実際にNGOやNPOを通じて被災地でのボランティア活動に参加することが望ましいです。また、ボランティアに関する推薦文献を読むことなど。学習の目安となる時間は、週に1時間程度。
提出課題など
/Quiz,Report,etc
各回のコメントカードやレポートなどの提出
フィードバックとして、授業の次の回の冒頭にレポート内の質疑に対しての回答や補足を行う。
成績評価方法・基準
/Grading Method・Criteria
各回の出席が約80%
その他20%は、レポートの内容や質疑応答などで総合的に評価します。
テキスト
/Required Texts
「震災被災者と足湯ボランティア」吉椿雅道、他共著(2015 生活書院)
「災害から一人ひとりを守る」吉椿雅道、他共著(2019 神戸大学出版)
「暮らしのアナーキズム」松村圭一郎(2021 ミシマ社)
*購入の必要はありません。読みたい方はお貸しします。
参考図書
/Reference Books
「災害ボランティアの心構え」村井雅清(2011 ソフトバンク新書)
「KOBE発災害救援」CODE (神戸新聞総合出版センター)など
No.
/Time
主題と位置付け
/Subjects and position in the whole class
学習方法と内容
/Methods and contents
備考
/Notes
1 第1回 ガイダンス 全講義15回の内容を説明すると同時に学生の知りたい、聴きたい内容を聴き、講義に活かします。
2 第2回 災害ボランティアについて ボランティア(災害)の起源、歴史、意義、現状を学びます。
3 第3回 災害ボランティアセンターについて 災害ボランティアセンターの現状、役割、課題を学びます。
4 第4回 避難所運営とボランティア 避難所におけるボランティアの役割、存在について考えます。
5 第5回 避難所ワーク「HUG」 避難所運営ゲームを使って、避難所での役割を考えます。 
6 第6回 復興支援とボランティア 復興期におけるボランティアの役割について学びます。 
7 第7回 足湯ボランティアとは 阪神・淡路大震災の時に始まった足湯ボランティアについて知り、被災者への傾聴やコミュニケーションにあり方を学びます。
8 第8回 災害ボランティアのネットワーク ボランティア・NGO・NPOのネットワークの変遷や現状について解説します。
9 第9回 ボランティアとフィールドワーク 災害時におけるボランティア活動のフィールドワークについて学びます。
10 第10回 海外のボランティア① フィリピンの台風災害を事例に現地のボランティアや助け合いを考えます。
11 第11回 海外のボランティア② 中国四川大地震を事例に、中国のボランティア元年の動きを学びます。
12 第12回 海外のボランティア③ 災害多発国でもあるイタリアを事例に、現地のボランティアの状況を学びます。
13 第13回 ボランティアと若者・働き方 ボランティアにおける若者の役割、そして働くことついて考えます。
14 第14回 災害とジェンダー 災害時に起きるジェンダーの問題について考えます。
15 第15回 NGOとボランティア NGOとNPOの本質的な違い、そしてボランティアとのかかわりについて考えます。

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