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授業情報/Class Information

科目一覧へ戻る 2024/04/10 現在

基本情報/Basic Information

開講科目名
/Class
メディア社会学【2023年度入学生~】/社会と文化Ⅰ【2022年度以前入学生】/Media Sociology
授業コード
/Class Code
BA00962001
ナンバリングコード
/Numbering Code
CSSi004/CSSi005
開講キャンパス
/Campus
ポートアイランド
開講所属
/Course
現代社会学部/Contemporary Social Studies
年度
/Year
2024年度/Academic Year  
開講区分
/Semester
前期/SPRING
曜日・時限
/Day, Period
木1(前期)/THU1(SPR.)
単位数
/Credits
2.0
主担当教員
/Main Instructor
鈴木 洋仁/SUZUKI HIROHITO
遠隔授業
/Remote lecture
No

担当教員情報/Instructor Information

教員名
/Instructor
教員所属名
/Affiliation
鈴木 洋仁/SUZUKI HIROHITO 現代社会学部/Contemporary Social Studies
授業の方法
/Class Format
講義形式です。適宜、アンケートなどを実施し、みなさんからの積極的な参加を求めます。毎回、授業の終わりに「フィードバックシート」として、その回へのご質問や、学んだこと、気になったことなどを提出していただきます。
また、メディアの現場で活躍されているゲストに来ていただき、みなさんと一緒に考える機会を数回設けます。
授業の目的
/Class Purpose
「好きなもの」を通したマス・メディア社会学;みなさんの「好きなもの」は、なんですか?

 SNS、動画サイト、電話、テレビ、チャット、映画、雑誌、本・・・。さまざまなマス・メディアにおける「好きなもの」を通して、その現代社会における意義を考えます。担当講師は、新卒で大阪のテレビ局に務めたのち、IT企業で動画配信サービスを担当しました。

 この授業では、そうした実務経験のある教員の「現場」での体験をふまえつつ、みなさんの「好きなもの」を素材としてメディア社会学を考えます。

 動画配信サービスや、スマホアプリについては、講師よりも受講生のみなさんのほうがはるかに詳しい。講師の知見を教える、というよりも、みなさんからのフィードバックや情報を提供してもらい、既存の議論との接点を見いだそうと試みます。

 マスコミは、現在ではしばしば「マスゴミ」と批判されます。メディア不信とも言われます。しかし私たちは、「本当に」マスコミやマス・メディアを信じていないのでしょうか?
 
 スマホやSNSを通じてやりとりされる膨大な情報は、何によって伝わり、どのように信頼度を担保されているのでしょうか?
 とはいえ、「メディアは必要だ」とか、「メディア・リテラシーが大事だ」といった、優等生的な結論に落とし込みたいわけでは、まったくありません。
 各回の「フィードバックシート」(ミニッツ・レポート)でも、最終レポートでも、そうしたお決まりの文言を求めていません。

 それよりも、みなさん自身が、ふだんの生活のなかで、「好きなもの」を通して、どのようにメディアと接しているのかを見直していただきたいし、講師にも、そのきっかけを作っていただきたい。

 講師の体験だけではなく、みなさんの「好きなもの」を通したメディア社会学として、コメント・ご感想・ご意見をくださると幸いです。
 また講師は、「専門家」としてメディアにコメントを寄せる立場でもあります。
https://news.yahoo.co.jp/profile/commentator/suzukihirohito/comments 
 
 こうした日々の話題についても、受講生からの意見を得ながら、原理的・理論的な考察を進めていきます。この科目は、ディプロマ・ポリシーの1.知識・技能のうち、「諸事象を多面的、総合的に理解し、その知識を活用すること」に関連します。

この科目は「実務経験のある教員」によるものです。
到 達 目 標
/Class Objectives
・現代社会における、マス・メディア(社会学)の位置を理解する。
・メディアの必要性(の有無)を、「じぶんのこと」として考え直す。
授業のキーワード
/Keywords
メディア、マスコミ、リテラシー
授業の進め方
/Method of Instruction
毎回、授業の冒頭で、前回の授業へのみなさんからのコメントをご紹介します。そのコメントをもとに、復習するとともに、あたらしい内容を講義します。
履修するにあたって
/Instruction to Students
日々の出来事やニュースなど、気になったことを教えてください。
授業時間外に必要な学修内容・時間
/Required Work and Hours outside of the Class
各回授業の事前・事後に2時間程度を要します。講義中に紹介した参考書、動画、ニュース等に、できるかぎり目を通してください。
提出課題など
/Quiz,Report,etc
毎回のフィードバックシートをご提出いただきますとともに、学期末にレポートをご提出いただきます。みなさんのお答えは、全員で共有し、教員からは、それにくわえて個別にフィードバックいたします。
成績評価方法・基準
/Grading Method・Criteria
学期末のレポート(70%)、毎回の出席(30%)。
*受講者数に応じて少し変更する可能性があります。詳細は講義中、および、manabaにて、できるだけ早くお知らせします。
テキスト
/Required Texts
テキストは使用しません。
参考図書
/Reference Books
授業中に適宜ご紹介します。
No.
/Time
主題と位置付け
/Subjects and position in the whole class
学習方法と内容
/Methods and contents
備考
/Notes
1 第1回 はじめに(導入) メディアと日常生活:メディアは必要か?その内容を考える。
2 第2回 ネットを考える。 メディアと日常生活:メディアは必要か?その内容を考える。
3 第3回 メディア批判を考える。 マスコミと「マスゴミ」:大衆社会と民主主義について理解する。
4 第4回 メディアのいま(1) SNSとのつきあい方について理解する。
5 第5回 メディアのいま(2) 音声メディアとのつきあい方について理解する。
6 第6回 メディアの歴史(1) 近代日本社会と新聞について理解する。
7 第7回 メディアの歴史(2) 戦後日本社会とテレビについて理解する。
8 第8回 メディア社会学とは何か? 学問としてのメディア社会学を解説する。
9 第9回 メディアとしての広告 ステマとは何か?その内容を考える。
10 第10回 メディアとしての電話 「長電話」とは何か?その内容を考える。
11 第11回 インターネットとメディア(1) メディアを読む意味について考える。
12 第12回 インターネットとメディア(2) メディアを見る・聞く意味について考える。
13 第13回 メディアとしてのコメンテーター 「コメンテーター」とは誰か?を考える。
14 第14回 インターネットのマス・メディア化 動画配信ビジネスのこれからを考える。
15 第15回 これからのメディア論 メディア論の未来を展望する。

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