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授業情報/Class Information

科目一覧へ戻る 2024/04/10 現在

基本情報/Basic Information

開講科目名
/Class
メディア論【2023年度入学生~】/マスメディアと文化【2022年度以前入学生】/Media Studies/Mass media and Culture
授業コード
/Class Code
BA00932001
ナンバリングコード
/Numbering Code
CSSe002/CSSi003
開講キャンパス
/Campus
ポートアイランド
開講所属
/Course
現代社会学部/Contemporary Social Studies
年度
/Year
2024年度/Academic Year  
開講区分
/Semester
後期/AUTUMN
曜日・時限
/Day, Period
木1(後期)/THU1(AUT.)
単位数
/Credits
2.0
主担当教員
/Main Instructor
鈴木 洋仁/SUZUKI HIROHITO
遠隔授業
/Remote lecture
No

担当教員情報/Instructor Information

教員名
/Instructor
教員所属名
/Affiliation
鈴木 洋仁/SUZUKI HIROHITO 現代社会学部/Contemporary Social Studies
授業の方法
/Class Format
 講義形式です。適宜グループワークなどを含めて、できるだけみなさんに積極的に参加していただきたいと思います。

 毎回、授業の終わりに「フィードバックシート」として、その回へのご質問や、学んだこと、気になったことなどを提出していただきます。

 また、メディアの現場で活躍するゲストも、何人かに分けて来ていただいて、いまのメディアの抱える課題、これからの展望について、みなさんといっしょに議論します。
授業の目的
/Class Purpose
 みなさんにとって「メディア」とは何でしょうか? 

 YouTubeでしょうか?
 それともTikTokでしょうか?

 あるいはLINEもまた「メディア」ととらえられます。 

 この科目では、みなさんのほうがいまの「メディア」を使いこなしているのではないか? そんな仮説に基づいて、みなさんの日々の「メディア」体験から出発します。 

 「メディア」とは、だれかとだれか、何かと何かを「つなぐ」ものですが、いまの日本社会のなかで、どんなふうな位置づけにあるのでしょうか? 

 「SNS疲れ」とか「メディア・リテラシー」ということばが、いろんなところで聞かれます。

 ただ、「メディア」について考えようとすると、しばしば「だからメディアを疑わなければならない」とか、「メディアにだまされてはいけない」という、お説教じみた結論になりかねません。

 この講義では、そうしたお説教というかお題目ではなく、実際に「メディア」を使うときに、どんなことを考えているのか、を、具体的な出来事をもとに考えます。

 堅苦しく考えず、でも、大学での「メディア論」の入り口として、みなさんと一緒に考えていきたいと思います。
 
 講師は、テレビ局、IT企業での実務経験のある教員であるとともに、「専門家」としてメディアにコメントを寄せる立場でもあります。
https://news.yahoo.co.jp/profile/commentator/suzukihirohito/comments 
 
 こうした日々の話題についても、受講生からの意見を得ながら、原理的・理論的な考察を進めていきます。

 この科目は、ディプロマ・ポリシーの1.知識・技能のうち、「諸事象を多面的、総合的に理解し、その知識を活用すること」に関連します。

この科目は「実務経験のある教員」によるものです。
到 達 目 標
/Class Objectives
・メディアを学問的に考えるための方法を身につける。
・メディアにかかわることがらを、「じぶんのこと」として考え直す。
授業のキーワード
/Keywords
メディア、マスコミ、リテラシー
授業の進め方
/Method of Instruction
 毎回、授業の冒頭で、そのときどきのメディアにかんした話題を紹介します。

 それにつづいて、前回の授業へのみなさんからのコメントをご紹介します。そのコメントをもとに、復習するとともに、あたらしい内容を講義します。
履修するにあたって
/Instruction to Students
日々の出来事やニュースなど、気になったことを教えてください。
授業時間外に必要な学修内容・時間
/Required Work and Hours outside of the Class
各回授業の事前・事後に2時間程度を要します。講義中に紹介した参考書、動画、ニュース等に、できるかぎり目を通してください。
提出課題など
/Quiz,Report,etc
 毎回のフィードバックシートをご提出いただきますとともに、学期末にレポートをご提出いただきます。

 みなさんのお答えは、全員で共有し、教員からは、それにくわえて個別にフィードバックいたします。
成績評価方法・基準
/Grading Method・Criteria
学期末のレポート(70%)、毎回の出席(30%)。
*受講者の数に応じて、少し変更する可能性があります。できるだけ早く、講義中、および、manabaにてお伝えいたします。
テキスト
/Required Texts
テキストは使用しません。
参考図書
/Reference Books
授業中に適宜ご紹介します。
No.
/Time
主題と位置付け
/Subjects and position in the whole class
学習方法と内容
/Methods and contents
備考
/Notes
1 第1回 はじめに(導入) メディアとは何でしょうか?:SNSから考えます。
2 第2回 メディアとしてのSNS(1) SNSは「メディア」なのでしょうか? それともコミュニケーションツールなのでしょうか? みなさんの使い方をもとに考えます。
3 第3回 メディアとしてのSNS(2) 「SNS疲れ」とは、なぜ起きるのでしょうか? 日本社会における友だち関係とともに考えます。
4 第4回 スマホは、何を変えたのか? スマートフォンと写真の関係を考えます。
5 第5回 炎上するCM /しないCM CMを事例に「炎上」を考えます。
6 第6回 炎上する人・会社/しない人・会社 スキャンダルや不祥事をもとに「炎上」を考えます。
7 第7回 なぜ動画を見てしまうのか? TikTokやYouTubeを、なぜあんなに見てしまうのでしょうか?その理由を考えます。
8 第8回 中間まとめ これまでの議論を整理して、みんなで議論します。
9 第9回 「やらせ」とは何か? 「やらせ」は、いけないことでしょうか?について考えます。
10 第10回 編集とは何か? 本や雑誌から、テレビ番組、動画制作まで「編集」の意味を考えます。
11 第11回 メディアの送り手とは? 「誰でもメディア」の社会のなかで、何が問題なのでしょうか?について考えます。
12 第12回 メディアの受け手とは? 「誰でもメディア」の社会のなかで、「受け手」は、どこにいるのでしょうか?について考えます。
13 第13回 メディア・リテラシーとは何か? メディアを読み解く能力、とは何でしょうか?について考えます。
14 第14回 フェイクニュースとは何か? 嘘と真実、その違いは、どこにあるのでしょうか?について考えます。
15 第15回 メディアの未来 メディアの未来を展望します。

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