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授業情報/Class Information

科目一覧へ戻る 2025/05/07 現在

基本情報/Basic Information

開講科目名
/Class
観光学/Tourism Studies
授業コード
/Class Code
BA00882001
ナンバリングコード
/Numbering Code
CSSh008
開講キャンパス
/Campus
ポートアイランド
開講所属
/Course
現代社会学部/Contemporary Social Studies
年度
/Year
2025年度/Academic Year  
開講区分
/Semester
後期/AUTUMN
曜日・時限
/Day, Period
金2(後期)/FRI2(AUT.)
単位数
/Credits
2.0
主担当教員
/Main Instructor
竹内 利江/TAKEUCHI TOSHIE
遠隔授業
/Remote lecture
No

担当教員情報/Instructor Information

教員名
/Instructor
教員所属名
/Affiliation
竹内 利江/TAKEUCHI TOSHIE 経営学部/Business Administration
授業の方法
/Class Format
「講義」「演習」
授業の目的
/Class Purpose
この科目は、現代社会学部のDPに示す、現代社会における人びとの暮らし、仕事と産業、および文化の形成に係る諸事象を多面的、総合的に理解し、その知識を活用することができるようになることを目指す。観光学は、観光の諸事象を取り扱う学際的な学問であり、経済、経営、文化、社会、環境など、様々な視点からの調査、研究が必要とされる。本授業では、観光地経営に焦点を置き、訪日外国人旅行者の地方への誘客、あるいはオーバーツーリズムといった課題を抱える観光地の現状を学び、持続可能な観光を念頭に、観光地経営における具体的な戦略を理解することを目的とする。観光政策や宿泊・交通サービス等、新たな動きを確認し、事例を通して、調査を通して、観光地経営について考えていく
到 達 目 標
/Class Objectives
・専門用語を用いて、日本の観光地の現状と課題を説明できる。
・近年における訪日旅行について、国籍・地域別の動向を理解する。
・地域DMOの戦略に対して持続可能な観光の視点から意見を述べることができる。
・グループワークを通して、コミュニケーション力、プレゼンテーション力及び
 ファシリテーションスキルを向上させる。
授業のキーワード
/Keywords
訪日旅行、DMO(観光地域づくり法人)、持続可能な観光
授業の進め方
/Method of Instruction
・講義を中心に進めますが、授業の前半と後半に2回のグループワークを
 行います。そのため、履修人数によって授業計画を修正する場合があります。
履修するにあたって
/Instruction to Students
・共通教育科目の「地域学入門C(現代観光論)」もしくは「地域学講義ⅠC
 (地域創生と観光)」を履修していることが望ましい。はじめて「観光」を学ぶ
 場合は、参考書『入門 観光学』(10章まで)に目を通しておくことを勧めます。
・テキストは用いません。レジュメと資料は配布・配信します。
・グループワークへの積極的な参加を求めます。
授業時間外に必要な学修内容・時間
/Required Work and Hours outside of the Class
毎回の予習・復習で1時間程度。
課題(4回)作成で計12時間程度。
レポート作成15時間程度。
ワークシート及び発表資料(2回)作成18時間程度。
提出課題など
/Quiz,Report,etc
・地域DMOに関する調査レポートを提出してもらいます。
 調査レポートを基にグループで作成した発表資料について全員で意見交換し、
 講評を行います。
・事例研究(4回)では、毎回、課題に答えてもらいます。
 全員の解答を共有し、模範解答を提示して解説します。
・訪日旅行についてグループで調査したワークシート及び作成した発表資料を提出
 してもらいます。発表終了後、講評を行います。
成績評価方法・基準
/Grading Method・Criteria
課題(4回)20%(各5%) 
レポート  40% グループ発表資料 20%
ワークシート10% グループ発表資料 10%
グループ発表資料は、グループワークへの参加態度も含めて評価します。
テキスト
/Required Texts
参考図書
/Reference Books
・高橋一夫著『DMO 観光地経営のリノベーション』学芸出版社、2017年。
・竹内正人・竹内利江・山田浩之編著『入門 観光学[改訂版]』ミネルヴァ書房、
 2024年。
その他、参考文献や参考サイトは授業中に適時紹介します。 
No.
/Time
主題と位置付け
/Subjects and position in the whole class
学習方法と内容
/Methods and contents
備考
/Notes
1 第1回 ガイダンス 
日本の観光政策
授業の目的、進め方や課題レポートについて確認し、戦後日本の観光と国の観光政策の流れを確認する。
2 第2回 日本の旅行市場 主要な観光産業の新たな動きを学び、旅行市場の全体像を確認する。
3 第3回 訪日旅行の動向Ⅰ 国籍・地域別のグループに分かれて訪日旅行の動向を調査し、ワークシートに整理する。
4 第4回 訪日旅行の動向Ⅱ 前回に続きグループワークを行う。前回のワークシートをもとに発表資料を作成する。
5 第5回 訪日旅行の動向Ⅲ 国籍・地域別にグループ発表を行う。それらを比較しながら訪日旅行に関する理解を深める。
6 第6回 DMOと観光地経営 DMO設立の背景と目的、登録DMOの形成・確立計画に求められる内容を学ぶ。
7 第7回 事例研究Ⅰ 
兵庫五国と神戸観光
地域連携DMO「ひょうご観光本部」と地域DMO「神戸観光局」の戦略を学び、兵庫観光と神戸観光の方向性について考える。
8 第8回 事例研究Ⅱ
別府オンパクと長崎さるく
別府オンパクと長崎さるくの特徴や各地に与えた影響を学び、事業推進の手法について考える。
9 第9回 事例研究Ⅲ
歴史文化遺産と金沢観光
金沢市の景観保護や伝統文化を活かした施策を学び、地域の様々な資源の保存と観光活用について考える。
10 第10回 事例研究Ⅳ
リゾートと北海道観光
ゴールデンルート(旭川~美瑛~富良野)の形成過程とスノーリゾート(ニセコ・倶知安)の現状を学び、地域社会における観光振興のありかたについて考える。
11 第11回 持続可能な観光に向けて 事例研究の課題に対する解答を共有しながら振り返りを行い、持続可能な観光について考える。地域DMOの調査研究に向けてグループを分け、事前の打ち合わせを行う。
12 第12回 地域DMOの調査研究Ⅰ 地域DMOに関する調査レポートを基に、グループワークを行う。調査結果を比較しながら意見交換し、発表資料を作成する。
13 第13回 地域DMOの調査研究Ⅱ グループ発表を行い、観光地の現状と課題、地域DMOの戦略について全員で意見交換し、コメントを提出する。
14 第14回 地域DMOの調査研究Ⅲ 前回に続き、グループ発表と意見交換を行い、コメントを提出する。
15 第15回 地域DMOの調査研究Ⅳ 各地の地域DMOによる観光地経営への理解を深め、グループ発表の振り返りを行う。

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