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授業情報/Class Information

科目一覧へ戻る 2024/04/10 現在

基本情報/Basic Information

開講科目名
/Class
観光学/Tourism Studies
授業コード
/Class Code
BA00881001
ナンバリングコード
/Numbering Code
開講キャンパス
/Campus
ポートアイランド
開講所属
/Course
現代社会学部/Contemporary Social Studies
年度
/Year
2024年度/Academic Year  
開講区分
/Semester
後期/AUTUMN
曜日・時限
/Day, Period
木1(後期)/THU1(AUT.)
単位数
/Credits
2.0
主担当教員
/Main Instructor
竹内 利江/TAKEUCHI TOSHIE
遠隔授業
/Remote lecture
No

担当教員情報/Instructor Information

教員名
/Instructor
教員所属名
/Affiliation
竹内 利江/TAKEUCHI TOSHIE 経営学部/Business Administration
授業の方法
/Class Format
「講義」「演習」
授業の目的
/Class Purpose
この科目は、現代社会学部のDPに示す、現代社会における人びとの暮らし、仕事と産業、および文化の形成に係る諸事象を多面的、総合的に理解し、その知識を活用することができるようになることを目指す。
観光学とは、観光に関わる人や組織、観光地や観光産業など、観光を総合的に研究する学問である。授業では日本の観光の動向を把握した上で、事例を通して地域が創り出す新たな観光事業を学び、持続可能な視点からDMO(Destination Management / Marketing Organization)を核とする地域観光への理解を深めることを目的とする。
到 達 目 標
/Class Objectives
・基礎的な専門用語を用いて、日本の観光の現状と課題について説明できる。
・地域DMOの事業に対して、持続可能な観光の視点で意見を述べることができる。
・グループワークを通して、コミュニケーション力、プレゼンテーション力及び
 ファシリテーションスキルを向上させる。
授業のキーワード
/Keywords
地域観光、DMO、観光地経営、観光地域づくり
授業の進め方
/Method of Instruction
・講義を中心に進めます。
・授業の後半に少人数のグループワークを行います。
 履修人数によって、後半の授業計画を修正する場合があります。
履修するにあたって
/Instruction to Students
・共通教育科目の「地域学入門C(現代観光論)」を履修していることが望ましい。
・テキストは用いません。レジュメと参考資料は配布します。
・毎回、講義内容に関するコメントを提出してもらいます。
・グループワークへの積極的な参加を求めます。
授業時間外に必要な学修内容・時間
/Required Work and Hours outside of the Class
・授業の予習・復習で2時間程度。
・課題、レポートおよび発表資料の作成で15時間程度。
・国際観光と国内観光の動向、観光地や地方自治体の観光振興など、観光に関わる
 ニュースに関心を持ってください。
提出課題など
/Quiz,Report,etc
・授業内で小テストを行い、正答について解説します。
・ケーススタディの授業(5回)では、毎回、課題に答えてもらいます。
 模範解答を提示し、解説します。
・地域DMOが設立されている自治体の調査レポートを提出してもらいます。
 レポートに対してコメントを返します。調査内容は、初回の授業で説明します。
・グループで作成した発表資料を提出してもらいます。
 発表に対する全員のコメントを共有し、講評を行います。
成績評価方法・基準
/Grading Method・Criteria
・小テスト 20%
・課題   20%
・レポート 60% 
 調査内容の妥当性について評価します。
 グループで作成した発表資料を含めて総合評価します。
テキスト
/Required Texts
参考図書
/Reference Books
・高橋一夫著『DMO 観光地経営のリノベーション』学芸出版社、2017年。
・日本政策投資銀行 地域企画部著『観光DMO設計・運営のポイント―DMOで
 追求する真の観光振興とその先にある地域活性化』ダイヤモンド社、2017年。
・竹内正人・竹内利江・山田浩之編著『入門観光学[改訂版]』ミネルヴァ書房、
 2024年。
その他、参考文献や参考サイトは授業中に適時紹介します。 
No.
/Time
主題と位置付け
/Subjects and position in the whole class
学習方法と内容
/Methods and contents
備考
/Notes
1 第1回 ガイダンス 観光とは何か 授業の目的、進め方や課題レポートについて確認し、観光の定義や形態等、観光の基本を学ぶ。
2 第2回 観光政策と戦後日本の観光 日本の観光政策の流れを踏まえ、戦後の観光に関わる動きを確認する。
3 第3回 地域観光とDMO 観光まちづくりと観光庁の観光地域づくり政策を学び、DMOへの理解を深める。
4 第4回 観光産業 旅行業、宿泊業、運輸業といった主要な観光産業の動きを理解する。
5 第5回 日本の旅行市場 『観光白書』をベースに、日本の旅行市場の動向を学ぶ。
6 第6回 訪日旅行の現状と課題 国籍・地域別訪日旅行の特徴をグループで調査・発表し、訪日旅行への理解を深める。
7 第7回 ケーススタディⅠ 
兵庫五国と神戸観光
地域連携DMO「ひょうご観光本部」と地域DMO「神戸観光局」の戦略を通して兵庫と神戸観光の課題を振考える。
8 第8回 ケーススタディⅡ
日本の温泉と別府観光
重要な宿泊地・観光地である温泉地の現状と課題を確認し、別府市を事例に地域おこしモデル事業となった「オンパク」の考え方を学ぶ。
9 第9回 ケーススタディⅢ
世界遺産と長崎観光
長崎市を事例に、世界遺産登録が観光への影響とまちあるき観光の先駆けとなった「長崎さるく」について学ぶ。
10 第10回 ケーススタディⅣ
歴史文化遺産と金沢観光
歴史文化都市・金沢市を事例に、景観保護への取組み、伝統文化を活かした観光振興について学ぶ。
11 第11回 ケーススタディⅤ
リゾートと北海道観光
北海道観光のゴールデンルート(旭川~美瑛~富良野)の形成、近年におけるスノーリゾートとしての北海道の取組みや課題について考える。
12 第12回 持続可能な観光地経営 小テストとケーススタディについて振り返り、持続可能な観光地経営について考える。
13 第13回 地域DMOの調査研究Ⅰ 地域DMOに関する調査レポートをもとに少人数でのグループワークを行う。調査内容について比較、意見交換し、ワークシートに整理して発表資料を作成する。
14 第14回 地域DMOの調査研究Ⅱ 作成した資料をもとにグループ発表を行い、観光地の現状と課題、地域DMOの戦略について全員でディスカッションを行う。 
15 第15回 地域DMOの調査研究Ⅲ 各地域DMOによる観光地経営についての理解を深め、グループワークの振り返りを行う。

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