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授業情報/Class Information

科目一覧へ戻る 2024/04/10 現在

基本情報/Basic Information

開講科目名
/Class
労働と経済Ⅰ/Labor and Economy Ⅰ
授業コード
/Class Code
BA00821001
ナンバリングコード
/Numbering Code
CSSh004
開講キャンパス
/Campus
ポートアイランド
開講所属
/Course
現代社会学部/Contemporary Social Studies
年度
/Year
2024年度/Academic Year  
開講区分
/Semester
前期集中/SPRING INTENSIVE
曜日・時限
/Day, Period
他/OTHERS
単位数
/Credits
2.0
主担当教員
/Main Instructor
田村 穗/TAMURA MINORU
遠隔授業
/Remote lecture
No

担当教員情報/Instructor Information

教員名
/Instructor
教員所属名
/Affiliation
田村 穗/TAMURA MINORU 現代社会学部/Contemporary Social Studies
授業の方法
/Class Format
形式:講義(対面授業)
授業日程:毎月第3土曜日
教室:D102講義室
4月15日(土)1~4限
5月20日(土)1~4限
6月17日(土)1~4限
7月15日(土)1~3限
授業の目的
/Class Purpose
本科目は、現代社会学科のDPに規定された「(現代社会における)諸問題を学際的かつ科学的に発見し把握する」ことを目指しています。
終身雇用制度の崩壊やジョブ型雇用の採用など、大きな変化に直面している日本の労働市場。ほとんどの学生が「就職活動」という形で、初めて、本格的に直面する労働市場のメカニズムについて、経済学の立場から学習します。
労働について、自分が直面しうる就職活動の問題のみならず、現代社会が抱える労働に関する課題を理論と統計の両面から理解することを目的とします。
到 達 目 標
/Class Objectives
労働経済学の理論的フレームワークを用いて現実の経済動向を説明できる。
現代日本の雇用・労働問題について興味を持つ。
授業のキーワード
/Keywords
授業の進め方
/Method of Instruction
基本的には講義形式で進めます。
適宜、質疑応答の時間を設けるとともに、リアルタイムアンケートを用いて、理解度チェックを行いながら講義を進めていきます。
履修するにあたって
/Instruction to Students
授業時間外に必要な学修内容・時間
/Required Work and Hours outside of the Class
予習・復習及び定期試験対策勉強などを含めて、15週合計で60時間の授業外学修を目安とする。
提出課題など
/Quiz,Report,etc
毎回の講義でアンケートにて質問を受け付け、次回の授業の冒頭で回答、解説を行う。
成績評価方法・基準
/Grading Method・Criteria
小テスト(択一式30%)、期末試験(択一式40%、記述30%)合計100%で評価する。
テストの解答についてはテスト後にmanaba上にて解答を返却する。
テキスト
/Required Texts
参考図書
/Reference Books
大竹文雄『労働経済学入門』日本経済新聞社
No.
/Time
主題と位置付け
/Subjects and position in the whole class
学習方法と内容
/Methods and contents
備考
/Notes
1 第1回 労働経済学とは
労働経済学に関するガイダンス:授業全体の構成の説明、労働経済学に関する基本的なタームについて学習する
2 第2回 労働供給
戦後の日本の労働供給について、人口構造の変化などを押さえたうえで、年齢別、性別、外国人労働者の歴史的推移を統計的観察から把握する。
3 第3回 女性と労働 女性の労働力率について、歴史的推移と海外の比較を通じて日本の特徴を学習する。また、近年の女性の労働に関する制度を併せて学習する。
4 第4回 労働供給の理論➀ 個人が時間単位の労働供給を決定するメカニズムについて、「所得・余暇選好モデル」を通じて学習する。
5 第5回 労働供給の理論② 個人が人員単位の労働供給を決定するメカニズムについて、「留保賃金」と「就業・非就業の選択」という考え方から学習する。
6 第6回 労働需要 労働需要の実態について、就業者及び雇用者の産業別構成及び職業別構成を統計的に概観し、その実態と史的推移を学習する。
7 第7回 労働需要の理論➀ 企業が労働需要を決定するメカニズムについて、簡単な利潤産出式を用いた利潤最大化モデルで学習する。
8 第8回 労働需要の理論② 企業の生産関数を特定し、製品価格に応じて最適労働需要がどのように変化するかを計算することを通して、労働需要曲線が右下がりの曲線となることを学習する。 
9 第9回 労働市場の構造 労働供給曲線と労働需要曲線がどのように描かれるのかについて、さらに、労働市場においてどのように均衡が導き出されるのかについて学習する。
10 第10回 賃金と雇用の決定 労働供給曲線と労働需要曲線を具体的な数式で表し、連立方程式によって賃金と雇用が決定されることを理解する。
11 第11回 失業の構造 失業の定義、失業の分類について学習し、実際の統計を用いて年齢別、性別の失業の実態を理解する。
12 第12回 労働供給曲線のシフト 労働供給曲線がシフトする要因とシフトが労働市場にもたらす影響について具体事例を用いながら学習する。
13 第13回 労働需要曲線のシフト 労働需要曲線がシフトする要因とシフトが労働市場にもたらす影響について具体事例を用いながら学習する。
14 第14回 内部労働市場と外部労働市場 実際の労働市場は、外部労働市場と企業内の内部労働市場の二つに分かれることを理解し、外部労働市場における労働移動(離転職)の実態を統計から観察するとともに、その労働市場における役割を学習する。 
15 第15回 労働者の技能と雇用 AIの発展・普及や外国人労働者の増加などが労働市場にどのような影響を与えるのかについて、労働者の技能水準に着目して学習する。

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