シラバス参照

授業情報/Class Information

科目一覧へ戻る 2024/04/10 現在

基本情報/Basic Information

開講科目名
/Class
市民と生活研究/Sociology of Human Rights
授業コード
/Class Code
BA00771001
ナンバリングコード
/Numbering Code
CSSg013
開講キャンパス
/Campus
ポートアイランド
開講所属
/Course
現代社会学部/Contemporary Social Studies
年度
/Year
2024年度/Academic Year  
開講区分
/Semester
後期/AUTUMN
曜日・時限
/Day, Period
月4(後期)/MON4(AUT.)
単位数
/Credits
2.0
主担当教員
/Main Instructor
李 洪章/LEE HONGJANG
遠隔授業
/Remote lecture
No

担当教員情報/Instructor Information

教員名
/Instructor
教員所属名
/Affiliation
李 洪章/LEE HONGJANG 現代社会学科/Contemporary Social Studies
授業の方法
/Class Format
対面授業(講義・演習)
授業の目的
/Class Purpose
本授業は、現代社会学部のディプロマ・ポリシーに示す、現代社会の多面的・総合的理解を目指すものである。

たとえば、知らない土地で、自分の知らなかったような生き方をする人との出会いや、SNSでの友人とのやり取りにおけるディスコミュニケーション、恋人が隠しもっていた思いも寄らない趣味、閑静な街の風景に突如として現れる仰々しい落書きなど、何気ない日常のなかにも、主観からは到底理解できないような出来事はたくさん起きる。しかし、私たちはそれを、普段は「変なもの」「おかしなこと」として片づけてしまっている。

本授業では、そうした何気ない日常の「裂け目」に着目し、それを社会学的な視点からとらえることを通して、「生活」とは何かについて多角的に考える。
到 達 目 標
/Class Objectives
実際に自ら問いを立て、先行研究を探索し、他の受講生とのディスカッションを通して答えを見出していく作業を通じて、社会学の骨格の一部を成す「他者の言動の意味を理解する」研究手法を体験的に学習する。
授業のキーワード
/Keywords
日常、生活、理解、他者
授業の進め方
/Method of Instruction
教員による一方的な講義ではなく、受講生個人によるプレゼンテーションとそれに対する質疑応答・コメントによって進めます。授業序盤に準備期間を設け、テーマ設定・参考文献の選定・事例の収集・発表スライドの作成を段階的に進めます。6週目以降は、受講生自身がプレゼンテーション・コメントを行い、報告者以外の受講生はそれを聴講し、コメントシートを記入・提出します。
履修するにあたって
/Instruction to Students
・個人プレゼンテーションを行うことを義務づけます。プレゼンを行う意思のない方は受講を避けてください。
・ディスカッションへの積極的な参加を求めます。
・原則、発表テーマはシラバスの第6-14週の主題に掲げたものを選んでいただきますが、それ以外のどうしても発表したい内容がある場合は検討します。
授業時間外に必要な学修内容・時間
/Required Work and Hours outside of the Class
事前学習:予告した次回講義テーマに関して下調べを行い、疑問点を明確にしておくこと(目安として1時間程度)。
事後学習:講義ノートや配布資料を復習すること(目安として1時間程度)。 
プレゼンテーションの準備
提出課題など
/Quiz,Report,etc
コメントシート
(manaba上でコメントすることでフィードバックする)
プレゼンテーション
(授業中にコメントすることでフィードバックする)
成績評価方法・基準
/Grading Method・Criteria
授業内コメントシート 40%、プレゼンテーション 60%
テキスト
/Required Texts
なし
参考図書
/Reference Books
なし
No.
/Time
主題と位置付け
/Subjects and position in the whole class
学習方法と内容
/Methods and contents
備考
/Notes
1 第1回 授業の進め方の確認 本授業の趣旨について解説するとともに、発表の方法と順番を決定する。
2 第2回 テーマ設定 本授業で取り上げるテーマについて、その概要を確認する。そのうえで、自らが調べたいテーマを決定する。
3 第3回 参考文献の選定 第2回に決定したテーマに関連する先行研究をリストアップする。
4 第4回 事例の収集 考察の対象とする事例を、資料(インターネット記事、雑誌、新聞など)から見つけ出す。
5 第5回 発表スライドの作成 学術的な議論の組み立て方を意識しながら、報告スライドを作成する。
6 第6回 韓流と嫌韓 受講生の発表に基づきながら、「なぜ韓流と嫌韓は同時に訪れるのか」という問いについて考察する。
7 第7回 結婚の必要性 受講生の発表に基づきながら、「結婚はあたりまえの行為なのか」という問いについて考察する。
8 第8回 「ハーフ」への羨望 受講生の発表に基づきながら、「『ハーフ』であることは羨ましいことなのか」という問いについて考察する。
9 第9回 ミスコンと性差別 受講生の発表に基づきながら、「ミスコンは性差別にあたるのか」という問いについて考察する。
10 第10回 「日本スゴイ」言説 受講生の発表に基づきながら、「なぜ『日本スゴイ』言説が受容されているのか」という問いについて考察する。
11 第11回 「理解できない」文化 受講生の発表に基づきながら、「わたしたちの「常識」からは理解が困難な文化を許容すべきか」について考察する。 
12 第12回 お笑いと政治 受講生の発表に基づきながら、「お笑いにおいて政治的問題は取り扱うべきなのか」という問いについて考察する。
13 第13回 児童ポルノと表現の自由 受講生の発表に基づきながら、「児童ポルノの禁止は表現規制にあたるのか」という問いについて考察する。
14 第14回 不登校の要因 受講生の発表に基づきながら、「不登校は本人の問題なのか」という問いについて考察する。
15 第15回 論点の整理 第6回~14回に取り上げられたテーマを整理しながら、日常生活に関して社会学的な問いを立て、考察することの意義について再確認する。

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