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授業情報/Class Information

科目一覧へ戻る 2024/04/10 現在

基本情報/Basic Information

開講科目名
/Class
市民と生活入門/Introduction to Citizenship and Human Rights
授業コード
/Class Code
BA00671001
ナンバリングコード
/Numbering Code
CSSg001
開講キャンパス
/Campus
ポートアイランド
開講所属
/Course
現代社会学部/Contemporary Social Studies
年度
/Year
2024年度/Academic Year  
開講区分
/Semester
前期/SPRING
曜日・時限
/Day, Period
月2(前期)/MON2(SPR.)
単位数
/Credits
2.0
主担当教員
/Main Instructor
李 洪章/LEE HONGJANG
遠隔授業
/Remote lecture
No

担当教員情報/Instructor Information

教員名
/Instructor
教員所属名
/Affiliation
前田 拓也/MAEDA TAKUYA 現代社会学科/Contemporary Social Studies
松田 ヒロ子/MATSUDA HIROKO 現代社会学科/Contemporary Social Studies
松川 尚子/MATSUKAWA NAOKO 現代社会学部/Contemporary Social Studies
李 洪章/LEE HONGJANG 現代社会学科/Contemporary Social Studies
授業の方法
/Class Format
講義
授業の目的
/Class Purpose
この科目では、現代社会学部のディプロマ・ポリシー(卒業認定に関する基本方針)に従い、「現代社会の多面的、総合的な理解」を目指す。わたしたちが生き、暮らす市民社会は、どのように成り立っているのだろうか。またなにが問題とされ、どのような解決が求められているのだろうか。この授業は、「市民」と「生活」をキーワードに、現代社会を社会科学的に理解し、分析するための方法とアプローチを学ぶ。社会学を専門とする教員4名が、それぞれ異なる視点から現代社会の諸問題を読み解く方法について交替で講義する。 
到 達 目 標
/Class Objectives
・現代社会が直面する諸問題について自分なりの意見を織り交ぜながら議論することができる。
・家族や友人、食や芸能など、身近な事柄と社会制度や社会構造のあり方の関連性を理解し、説明できる。
授業のキーワード
/Keywords
授業の進め方
/Method of Instruction
4名の教員がそれぞれ3〜4回ずつ、交替で(松田→前田→松川→李)授業を担当する。ほぼ毎回課題が出されるので、教員の指示に従い提出すること。
履修するにあたって
/Instruction to Students
授業時間外に必要な学修内容・時間
/Required Work and Hours outside of the Class
事前に様々な資料を調べたり、文献を読んだりする(1時間程度)。事後的に、課題を行ったり授業と関連する著作や論文を読む(1時間程度)。
提出課題など
/Quiz,Report,etc
提出した課題については各教員が授業中にフィードバックするか、manaba を通じてフィードバックする。具体的な方法については各教員に問い合わせること。
成績評価方法・基準
/Grading Method・Criteria
この授業はオムニバスであるため、4名の担当者がそれぞれに授業の中で課題を出し、評価する(25点x4名=100点)。
テキスト
/Required Texts
テキストは使用しない。
参考図書
/Reference Books
No.
/Time
主題と位置付け
/Subjects and position in the whole class
学習方法と内容
/Methods and contents
備考
/Notes
1 第1回 現代社会における大学 大学とはどのような場所なのでしょうか?小中高校との違いについて考えます。(担当:松田ヒロ子)
2 第2回 「社会」を学ぶとはどういうことか? 「社会」を学ぶ方法とその意味について考えます。(担当:松田ヒロ子)
3 第3回 「市民」とは誰か? この授業のタイトルにもある「市民」とはどのような人のことでしょうか?市民性の意味について学びます。(担当:松田ヒロ子)
4 第4回 社会を知ることと社会貢献すること 社会について学ぶことと社会貢献することの違いと関係性について考えます。(担当:松田ヒロ子)
5 第5回 「社会問題」の捉え方 わたしたちが日々営んでいる「ふつうの暮らし」のなかに知らず知らず巻き込まれている「しんどさ」や「生きづらさ」を社会問題として意識化しするためのヒントを、具体的な実例のなかに探る。(担当:前田拓也)
6 第6回 「障害者」と社会的障壁 人びとが被る困難や不利益を、個人的な問題ではなく「社会の問題」と捉える視点について、「障害」をもつ人びとを事例にして考え、理解する。(担当:前田拓也)
7 第7回 「ステレオタイプ」と偏見 人びとが、固定化されたイメージを押し付けられることによってしばしば直面する困難や不利益にはどのようなものがあるか。さまざまな立場から考え、理解する。(担当:前田拓也)
8 第8回 「カテゴリー化」と差別 人びとが、個々人をある一定の枠組みにあてはめて理解してしまうことがときに「差別」でありうるという事態について、事例とともに考え、理解する。(担当:前田拓也)
9 第9回 大学生の人間関係 具体的な調査結果を見ながら、大学生の友人関係の特徴を都市度の違いという観点から理解する。(担当:松川尚子)
10 第10回 現代の人間関係 人間関係について社会学ではどのような議論がなされてきたのかを学ぶとともに、現代の人間関係の特徴について考える。(担当:松川尚子)
11 第11回 ”友人”をどう測定するか 「友人」という概念を定義してみよう。社会調査によって人間関係を測定することの難しさを理解する。(担当:松川尚子)
12 第12回 常識とは何か 「常識」は私たちが日常生活を円滑に営む上で必要なものであるが、その「常識」を共有できず、生きづらさを感じたり、社会から疎外されたりする人々もいる。こうした「常識」が持つ二面性について理解する。(担当:李洪章) 
13 第13回 食とマイノリティ 私たちが無意識のうちに口にしている「ソウルフード」のルーツを探ることで、マイノリティの生活史の一端を理解する。(担当:李洪章)
14 第14回 芸能とマイノリティ 日本の芸能界やスポーツ界と、民族的マイノリティである在日朝鮮人の関わりを探ることで、在日朝鮮人の生活史の一端を理解する。(担当:李洪章)
15 第15回 災害とマイノリティ 震災やコロナ禍を例に挙げ、マイノリティが災害をいかに経験するのかを知ることを通じて、多文化共生のあり方について考える。(担当:李洪章)

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