基本情報/Basic Information

開講科目名 ／Class	社会調査法Ⅱ 【Ａ】／Social Research Methods II
授業コード ／Class Code	BA00531001
ナンバリングコード ／Numbering Code	CSSe005
開講キャンパス ／Campus	ﾎﾟｰﾄｱｲﾗﾝﾄﾞ
開講所属 ／Course	現代社会学部／Contemporary Social Studies
年度 ／Year	2024年度／Academic Year
開講区分 ／Semester	前期／SPRING
曜日・時限 ／Day, Period	月2(前期)／MON2(SPR.)
単位数 ／Credits	2.0
主担当教員 ／Main Instructor	都村　聞人／TSUMURA MONDO
遠隔授業 ／Remote lecture	No

担当教員情報/Instructor Information

教員名 ／Instructor	教員所属名 ／Affiliation
都村　聞人／TSUMURA MONDO	現代社会学科／Contemporary Social Studies

授業の方法 ／Class Format	対面授業（講義）
授業の目的 ／Class Purpose	本科目は、現代社会学科のディプロマ・ポリシー（卒業認定に関する基本方針）に規定された「（現代社会における）諸問題を学際的かつ科学的に発見し把握する」ことを目指している。 　本科目は、専門基幹科目（専門共通）のひとつであり、一連の社会調査法科目の導入に位置づけられる。また、社会調査士資格のC科目（基本的な資料とデータの分析に関する科目）に該当する。 　量的データと質的データのそれぞれについて、①データの特徴を捉え正確に読み取ること、②データを分析し、まとめたうえで表現することを学ぶ。量的データに関しては、単純集計、度数分布、代表値、クロス集計表について、読み取り方（官庁統計等を利用）および計算・集計方法を学習する。また、相関関係について学んだうえで、因果関係と相関関係の違い、疑似相関などについて理解する。質的データに関しては、質的調査の特徴について学び、実際に論文を読むことにより質的調査の魅力を理解する。また、簡単なインタビューを行い、その結果をまとめる方法を学習する。
到　達　目　標 ／Class Objectives	①公的統計など既存の統計資料を収集できる。 ②公的統計、簡単な調査報告などの統計データを読み取ることができる。 ③主要な記述統計量（平均、分散、標準偏差など）を読み取ることができる。 ④主要な記述統計量（平均、分散、標準偏差など）を算出することができる。 ⑤クロス集計について説明し、自ら集計することができる。 ⑥因果関係と相関関係の違いについて説明できる。
授業のキーワード ／Keywords	社会統計、データ分析、社会調査士資格C科目（基本的な資料とデータの分析に関する科目）
授業の進め方 ／Method of Instruction	統計に関する講義の他に、パソコンを用いた実習作業を行う。
履修するにあたって ／Instruction to Students	社会統計入門、社会調査法Ⅰ、社会調査法Ⅲ等の科目で学んだことと関連づけて学習すること。
授業時間外に必要な学修内容・時間 ／Required Work and Hours outside of the Class	事前学習として、講義の対象となる教科書の箇所を読み、疑問点を明確にしておくこと（目安として1時間程度）。 事後学習として、講義時の配布資料を再確認し、教科書の練習問題を解いてみること（目安として1時間程度）。
提出課題など ／Quiz,Report,etc	実習作業の結果をレポートとして提出してもらいます。 （フィードバック：レポートに対してコメントを行います。また、正解例を解説します。）
成績評価方法・基準 ／Grading Method・Criteria	レポート：100%
テキスト ／Required Texts	津島昌寛・山口洋・田邊浩編、『数学嫌いのための社会統計学（第3版）』、法律文化社、2023年
参考図書 ／Reference Books	必要に応じて、参考となる文献を紹介する。

No.	回 ／Time	主題と位置付け ／Subjects and position in the whole class	学習方法と内容 ／Methods and contents	備考 ／Notes
1	第1回	イントロダクション	量的データと質的データとは何かについて理解する。（テキスト第1章）
2	第2回	統計資料の収集方法	官庁統計の概要と探索方法、2次データとは？、2次データの利用方法について学ぶ。
3	第3回	データを整理してみよう	単純集計、度数分布表、ヒストグラム、さまざまなグラフの特徴と描き方について学ぶ。（テキスト第3章）
4	第4回	代表値からデータの特徴を読み取ろう	平均値、中央値、最頻値について学ぶ。また、官庁統計を利用して、代表値・グラフの読み取りを行う。（テキスト第4章）
5	第5回	代表値を計算してみよう	Excel、SPSSを利用した実習（都道府県データ）を行う。（テキスト第4章）
6	第6回	データの散らばりに着目してみよう①	範囲、分散、標準偏差、変動係数の意味・読み取り方を学ぶ。（テキスト第4章）
7	第7回	分散・標準偏差を計算してみよう	Excel、SPSSを利用した実習（都道府県データ）を行う。（テキスト第4章）
8	第8回	データの散らばりに着目してみよう②	歪度と尖度、箱ひげ図について学ぶ。
9	第9回	変数の関連について考えてみよう①	クロス集計とはなにか？について学び、クロス集計表で分かることを理解する。（テキスト第5章）
10	第10回	2変数のクロス集計表を作成してみよう	2次データを利用したSPSSの実習を行う。（テキスト第5章）
11	第11回	変数の関連について考えてみよう②	散布図、相関関係とは何か？、さまざまな相関関係、相関係数について学ぶ。（テキスト第6章・第7章）
12	第12回	変数の関連について考えてみよう③	因果関係と相関関係、3変数のクロス集計表、疑似相関の概念について学ぶ。（テキスト第6章・第7章）
13	第13回	質的データを利用した分析事例をみてみよう	質的データを利用した研究例を読んでみる。
14	第14回	簡単なインタビューをしてみよう	簡単なインタビューの練習を行う。
15	第15回	質的データを文章化してみよう	インタビューの結果を文章化し考察する。