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授業情報/Class Information

科目一覧へ戻る 2024/04/10 現在

基本情報/Basic Information

開講科目名
/Class
ゼミナールⅡ/Social Research Seminar II
授業コード
/Class Code
BA00321001
ナンバリングコード
/Numbering Code
CSSc004
開講キャンパス
/Campus
ポートアイランド
開講所属
/Course
現代社会学部/Contemporary Social Studies
年度
/Year
2024年度/Academic Year  
開講区分
/Semester
後期/AUTUMN
曜日・時限
/Day, Period
金3(後期)/FRI3(AUT.)
単位数
/Credits
2.0
主担当教員
/Main Instructor
鈴木 洋仁/SUZUKI HIROHITO
遠隔授業
/Remote lecture
No

担当教員情報/Instructor Information

教員名
/Instructor
教員所属名
/Affiliation
鈴木 洋仁/SUZUKI HIROHITO 現代社会学部/Contemporary Social Studies
授業の方法
/Class Format
演習および実習形式でおこないます。
「現代社会基礎実習Ⅱ」とつづけて受講していただきますので、ご注意ください。
授業時間を使って3〜4回、フィールドワークを行う予定です。
金曜の5限を履修されるかたについては配慮や調整等を行いますので、ご安心ください。

また、ゲストを数回にわけてお呼びして、みなさんと一緒に議論します。
授業の目的
/Class Purpose
あなたの物語を聞かせてください。

あなたは、これまで、どんな風に生きてきましたか?
いま、どんな風に生きていますか?
これからどのように生きていきますか?

この科目を担当するのは、テレビ局・IT企業での実務経験のある教員であり、その経験と人脈をもとにメディアの現場に行き、「ノンフィクション」とは何か?を考えます。

昨年度は、「20歳のころ」と「人生で1番思い出に残っている日」について、インタビューをしてもらい、全員で共有しました。

ディプロマ・ポリシーの1.と3.にかかわり、とりわけ、前者(1.)の「現代社会における人びとの暮らし、仕事と産業、および文化の形成に係る諸事象を多面的、総合的に理解」、後者(3.)の「価値観、意見、立場の異なるさまざまな人びとと議論し、学びを深め、協働して社会に貢献する」ことを目指します。

この科目は「実務経験のある教員」によるものです。
到 達 目 標
/Class Objectives
「ノンフィクション」という枠ぐみについて、文章だけではなく、映像や実践といった、ほかの角度からも多面的に考えられるようになる。
その考察を、3回生以降の卒業論文の執筆にむけて、社会学の知見とつなげられるようになる。
授業のキーワード
/Keywords
物語、ライフヒストリー、ノンフィクション、真実、嘘、ポスト・トゥルース
授業の進め方
/Method of Instruction
演習(参加者の発表と議論)、および実習(フィールドワークと調査)をあわせてすすめます。
履修するにあたって
/Instruction to Students
おなじ教員(鈴木洋仁)の担当する「現代社会基礎実習Ⅱ」とともに、気楽に履修していただければ幸いです。
授業時間外に必要な学修内容・時間
/Required Work and Hours outside of the Class
各回授業の事前・事後に2時間程度を要します。
事前学修として、みなさんご自身の関心のあること(趣味、アルバイト、友人関係、家族関係)についてを、世の中の動きと関連づけてほしい。具体的には、関心事についてのニュースや動きについて整理していただきたいです。事後学修としては、毎回の授業で扱ったテーマについて、インターネットや本などで、関連することがらを調べてもらいたいです。
提出課題など
/Quiz,Report,etc
最終的に、何かのかたちで「ノンフィクション」作品を仕上げてもらいます。みなさんの作品は、最終回に全員で共有し、教員からは、それにくわえて個別にフィードバックいたします。
成績評価方法・基準
/Grading Method・Criteria
文章でも、映像でも、そのほか何かのかたちで「ノンフィクション」作品を提出していただきます。作品提出40%、授業への参加度30%、授業での発言・フィードバック30%、の割合で評価します。
テキスト
/Required Texts
ありません。
参考図書
/Reference Books
授業を進めるなかで紹介していきますが、必ず買っていただく、という必要はありません。
No.
/Time
主題と位置付け
/Subjects and position in the whole class
学習方法と内容
/Methods and contents
備考
/Notes
1 第1回 はじめに(導入) この授業では何をするのでしょうか? 進め方を説明するとともに話し合います。
2 第2回 「ノンフィクション」の歴史 物語としてのフィクション、とは、つくりもの、かもしれません。日本語に、どんなふうに定着してきたのかを、作品を紹介しながら振り返ります。
3 第3回 テーマを探す(1) みなさんは、何について関心がありますか? 友人、家族、事件、事故、地域、歴史、メディアなど、できるだけ自由にテーマを出し合います。
4 第4回 テーマを探す(2) フィールドワーク(授業時間内)によってテーマを探します。細かい点は、授業が始まってからお伝えいたします。
5 第5回 テーマを決める(1) とはいえ、テーマを決めるのは難しい。何を選べばいいのか。ノンフィクションのテーマ、という観点から、これまでの作品を見直します。
6 第6回 テーマを決める(2) ただ、いつまでも決めないわけにはいかない。この時点で考えているテーマを出し合って、お互いに説明しあいます。
7 第7回 方法を探す(1) 「ノンフィクション」には、どんな方法があるのでしょうか? インタビューをはじめとする、いくつかの道を探ります。
8 第8回 方法を探す(2) 参加者同士で、お互いをインタビューしあいます。何を聞きたいのか、何を聞かれたくないのか、実践を通して、その難しさを考えます。
9 第9回 中間報告 これまでの進み具合を共有します。テーマの決め方、変更点、方法をめぐる課題を探ります。
10 第10回 現場に行く フィールドワーク(授業時間外)によって、「ノンフィクション」を仕上げるプロセスを体感します。
11 第11回 ゲストに聞く ゲストを学外からお招きし、インタビューすることによって、「ノンフィクション」作品の意味を考えます(ゲストとの日程調整によって前後する可能性があります)。
12 第12回 整理する(1) これまでに学んだことを整理しながら、作品を仕上げるための時間に当てます。
13 第13回 整理する(2) 「ノンフィクション」の作品として仕上げるために必要な要素を、みんなで確かめ合い、仕上げる前の最終確認をします。
14 第14回 発表する それぞれの「ノンフィクション」作品を発表してもらいます。
15 第15回 共有する 授業全体から得られた知見を共有します。参加者の作品について、敬意をもって忌憚なく、建設的に意見を出し合います。

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