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授業情報/Class Information

科目一覧へ戻る 2026/05/07 現在

基本情報/Basic Information

開講科目名
/Class
国際宗教比較論/Comparative Studies of International Religions
授業コード
/Class Code
B001051001
ナンバリングコード
/Numbering Code
CSSa016/CSSc004/CSSd004/SDMa015
開講キャンパス
/Campus
ポートアイランド
開講所属
/Course
現代社会学部/Contemporary Social Studies
年度
/Year
2026年度/Academic Year  
開講区分
/Semester
前期/SPRING
曜日・時限
/Day, Period
水3(前期)/WED3(SPR.)
単位数
/Credits
2.0
主担当教員
/Main Instructor
前林 清和/MAEBAYASHI KIYOKAZU
遠隔授業
/Remote lecture
No

担当教員情報/Instructor Information

教員名
/Instructor
教員所属名
/Affiliation
前林 清和/MAEBAYASHI KIYOKAZU 社会防災学科/Social Studies of Disaster Management
渡會 英明/WATARAI HIDEAKI 現代社会学部/Contemporary Social Studies
授業の方法
/Class Format
講義
授業の目的
/Class Purpose
 21世紀の社会は、人や情報の越境移動が常態化し、宗教は私的領域だけでなく公共空間・政策・ビジネス・医療・教育の現場に日常的に現れる。SNSや映像メディアは宗教表象を高速に拡散する一方、断片的な理解やステレオタイプが偏見・対立・不適切な配慮を生みやすい。国際紛争や移民・難民の受け入れ、観光や留学の拡大など、宗教知が要請される局面は増えている。
 日本でも、多文化共生の進展、インバウンド観光と地域祭礼の観光資源化、学校・職場・医療・福祉での配慮(食規範、服装、休暇、意思決定)など、宗教理解は実務的な教養になっている。災害大国という文脈では、避難所運営や支援物資、追悼や弔いのあり方に宗教・文化の配慮が不可欠であり、宗教リテラシーは危機対応の質にも直結する。
 以上を踏まえ、本講義は神道・仏教を軸にキリスト教・イスラム教・ユダヤ教を横断比較し、映画の抜粋視聴・ワークショップ・宗教施設の現地観察を通して、宗教現象を記述・分析する力を育成する。目的は、①主要宗教の基礎概念と内部多様性の理解、②映像表象を批判的に読む表象リテラシーの獲得、③当事者への敬意と調査倫理に基づく比較的思考と対話能力**の涵養である。これにより、学生が国内外の現場(教育・観光・医療・地域連携・災害対応など)で実践的に活用できる、根拠に基づく宗教理解を身につけることを目指す。
到 達 目 標
/Class Objectives
主要宗教(神道・仏教・キリスト教・イスラム教・ユダヤ教)の基礎概念と歴史的背景を自分の言葉で説明できる。

映画・映像における宗教表象を批判的に読み、根拠を示して議論できる。

宗教施設での観察に基づき、空間・動線・音・掲示・参加者のふるまいを記述し、他宗教と比較できる。

「超越者観/自然観/人間観/倫理観」の違いと共通点を、具体例(場面・儀礼・テキスト)で論じられる。

敬意・配慮(撮影/服装/祈りの妨げ回避等)を踏まえた調査倫理でフィールドワークを実施できる。

小レポートやポスター等で、比較結果を明瞭に可視化し、制限時間内に発表できる。
授業のキーワード
/Keywords
聖/俗(sacred/profane)、儀礼(ritual)、神話(myth)、清浄/穢れ(purity/pollution)、常若、産霊、縁起(dependent origination)、無常、戒・法(precepts/law)、三位一体、啓示(revelation)、契約(covenant)、ハラーハー(Halakha)、シャリーア(Shari‘a)、安息日(Sabbath)、巡礼(pilgrimage)、聖典(scripture)、超越者観(view of the transcendent)、ディアスポラ(diaspora)、共同体(community)、聖地(sacred space)、表象(representation)、ステレオタイプ(stereotype)
授業の進め方
/Method of Instruction
基本
 講義、映画鑑賞、ワークショップ
実地研修
 神戸市内の寺院、神社、教会など
履修するにあたって
/Instruction to Students
積極的に参加すること
授業時間外に必要な学修内容・時間
/Required Work and Hours outside of the Class
テキストの予習・復習、各2時間程度
提出課題など
/Quiz,Report,etc
レポート
成績評価方法・基準
/Grading Method・Criteria
ミニレポートおよびワークショップ成果物 50%
中間レポート 20%
期末レポート 30%
テキスト
/Required Texts
特になし
参考図書
/Reference Books
随時紹介する
No.
/Time
主題と位置付け
/Subjects and position in the whole class
学習方法と内容
/Methods and contents
備考
/Notes
1 第1回 ガイダンス、宗教とは ① ガイダンス
② 宗教とは何か
③ 世界の宗教 (地域、人口比を含む)
2 第2回 日本の宗教  ① 日本の歴史と宗教
 神道、仏教、道教、儒教、キリスト教 神仏習合
② 映画:『千と千尋の神隠し』(湯屋/穢れ落とし)、寺院行事の短編ニュース映像
③ WS:日本の宗教“重層性”マッピング(神社・寺・教会のライフイベント対応表)
3 第3回 神道① ① 日本神話と天皇
  ② 映画:『もののけ姫』(祟り神/森)、各地の祭ドキュメンタリー短編
  ③ 産霊(むすひ)、常若、穢れ、禊、聖なる空間
4 第4回 神道② ①映画:祭の観光PR映像+ニュース(安全・経済)
②祭
③鎮魂 災害、戦争など
④現世ご利益
5 第5回 仏教① ① 映画:『BUTTA』(手塚治虫)
②仏教の歴史  (葬式の始まりも含む)
③仏教の教え
6 第6回 仏教② ①映画:『永平寺の四季』
②悟りとは
③現代と仏教
7 第7回 ユダヤ教 ①映画:『十戒』、『屋根の上のバイオリン弾き』(安息日/婚礼)、
   ②ユダヤ教の歴史、教え
   ③ユダヤ教とキリスト教、イスラム教(ビデオ)
   ④ホロコースト  (ユダヤ人を救った日本人含む)
8 第8回 キリスト教① ① ビデオ「どのように神になった?イエス・キリストの生涯」
② キリスト教の歴史
③ キリスト教の教え
9 第9回 キリスト教② ①映画:『ミッション』/『沈黙-サイレンス-』(踏絵)
②WS:表象チェックリスト作成(暴力正当化/救済表象/文化翻訳)
③目標:宣教と権力・文化摩擦を多面化
④現代社会とキリスト教
10 第10回 イスラム教 ① 映画:『ワジダ』(学校・家庭の規範)、『ザ・メッセージ』(表象禁止の工夫)
② イスラム教の歴史
③イスラムの教え
④イスラム教と現代
11 第11回 聖域比較研修①  須磨寺、生田神社、カトリック神戸中央教会、神戸モスリンクモスク、神戸シナゴーグ(予定) 11回・12回は同日に行います。
12 第12回 聖域比較研修②  須磨寺、生田神社、カトリック神戸中央教会、神戸モスリンクモスク、神戸シナゴーグ(予定) 11回・12回は同日に行います。
13 第13回 自然観の比較 ①映画:『もののけ姫』
②キリスト教、イスラム教、神道における自然観の違い
14 第14回 超越者観・倫理観 ①映画:各宗教の祈り・瞑想・祭祀の短編セット
②WS:超越者‐人間‐媒介(聖職者/戒/法/聖典)の関係図
③“超越の型”が儀礼・共同体に与える影響を説明
15 第15回 宗教比較のレビー グループでのワークショップ

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