科目一覧へ戻る | 2025/05/07 現在 |
開講科目名 /Class |
ユニバーサルデザイン概論 【25/~20】/Universal Design |
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授業コード /Class Code |
B704861001 |
ナンバリングコード /Numbering Code |
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開講キャンパス /Campus |
有瀬 |
開講所属 /Course |
総合リハビリテーション学部/Rehabilitation |
年度 /Year |
2025年度/Academic Year |
開講区分 /Semester |
後期/AUTUMN |
曜日・時限 /Day, Period |
月4(後期)/MON4(AUT.) |
単位数 /Credits |
2.0 |
主担当教員 /Main Instructor |
糟谷 佐紀/KASUYA SAKI |
遠隔授業 /Remote lecture |
No |
教員名 /Instructor |
教員所属名 /Affiliation |
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小坂 菜生/KOSAKA NAO | 社会リハビリテーション学科/Social Rehabilitation |
糟谷 佐紀/KASUYA SAKI | 社会リハビリテーション学科/Social Rehabilitation |
金井 謙介/KANAI KENSUKE | 社会リハビリテーション学科/Social Rehabilitation |
授業の方法 /Class Format |
対面授業を中心にして、ディスカッションやグループワーク、フィールドワークなどアクティブラーニングの手法を活用する。 |
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授業の目的 /Class Purpose |
この科目の目的は、障害者・高齢者などの特別なニーズに応えるだけではなく、はじめから誰にでも使いやすいデザインであることを設計概念とするユニバーサルデザインに関する基礎知識の習得、自ら事例を発見できる力を身に付けることである。この科目は学科のDP1(人間性・教養)、DP2(知識・技能)、DP4(思考力・判断力)、DP6(倫理)に関連する。 本授業は、ユニバーサルデザインの概念でつくられた商品を使用し検証するという、実践的教育から構成された授業科目である。 本科目の担当者は3名とも、リハビリテーションセンターにて、福祉機器の開発や生活環境等の改善などに関わっていた実務経験のある教員である。時には、事例として関わっていた方々の状況に言及しながら、具体的なイメージの把握に努める。 |
到 達 目 標 /Class Objectives |
ユニバーサルデザインの概念を説明できるようになる。(知識) ユニバーサルデザインの活用例について事例を用いて説明できるようになる。(知識) ユニバーサルデザインの視点でまちづくりやものづくり、仕組みづくりを考えられるようになる。(態度・習慣) ユニバーサルデザインの概念で、商品や街を見ることができるようになる。(技能) |
授業のキーワード /Keywords |
ユニバーサルデザイン、ノーマライゼーション、アクセシビリティ、ものづくり、まちづくり |
授業の進め方 /Method of Instruction |
1回目はオリエンテーションとし、講義の進め方等について説明する。 講義を中心に進めるが、後半、それらの知識を持ってユニバーサルデザイン商品を触ったり使ったりして検証する演習を行う。 |
履修するにあたって /Instruction to Students |
・20分以上の遅刻は特別な事情がない限り、欠席とみなす。 ・講義中の私語、飲食、迷惑行為(携帯、メール、ゲーム等)を禁ず。 |
授業時間外に必要な学修内容・時間 /Required Work and Hours outside of the Class |
日常生活において、街や建物、交通機関や道具などをユニバーサルデザインの視点で見るようにする。(目安として週に1回程度)(事前・事後学習各1時間程度) |
提出課題など /Quiz,Report,etc |
毎回の講義終了後、出席カードに書くコメントについては、各回の担当者から、テーマを提示する。質問や皆で共有した方が良い内容は次の回に全体に対してフィードバックする。 最終レポートについては、講義内で詳細を説明する。評価についてはMoodleで学生もみれるようにする方法を検討する。 |
成績評価方法・基準 /Grading Method・Criteria |
①毎回の講義終了後、出席カードに書くコメント30%:教員が提示したテーマに沿って書かれているかどうかを評価する。 ②最終レポート(講義内で説明)70%:本講義で学んだ内容を踏まえた上で、自身の経験や考えを伝えることができているかを評価する。 定期試験は行わないが、出席回数が講義回数の3分の2に満たない場合は、成績評価の対象から外す。 |
テキスト /Required Texts |
なし |
参考図書 /Reference Books |
梶本久夫監訳「ユニバーサルデザイン ハンドブック」丸善(株)出版事業部 25,000円(税別) 関根千佳「ユニバーサルデザインのちから」生産性出版 1500円(税別) |
No. | 回 /Time |
主題と位置付け /Subjects and position in the whole class |
学習方法と内容 /Methods and contents |
備考 /Notes |
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1 | 第1回 | オリエンテーション ユニバーサルデザインとは (金井) |
講義の進め方、評価方法などを理解する。 ユニバーサルデザインの定義と概念について理解する。 |
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2 | 第2回 | バリアフリーデザインとユニバーサルデザイン(金井) | バリアフリーの歴史とユニバーサルデザインの概念が生まれた背景を学び、両者の考え方の相違点について理解する。 | |
3 | 第3回 | ユニバーサルデザインに関連する国内外の動き(金井) | ユニバーサルデザインと同様の概念であるインクルーシブデザインやデザインフォーオールについて学ぶ。また、国連の障害者権利条約やSDGs、ISO/IECガイド71など、国際的なUDに関連する概念について理解する。 | |
4 | 第4回 | ユニバーサルデザインの7原則(金井) | ユニバーサルデザインの概念、7原則を理解し、説明できるようになる。 | |
5 | 第5回 | 情報アクセシビリティ(小坂) | 障害者や高齢者を含め、すべての人が情報通信機器やサービスを円滑に利用できる情報アクセシビリティについて学ぶ。 | |
6 | 第6回 | ICT機器とアクセシビリティ(小坂) | ICT機器のアクセシビリティについて、先端事例を通して学ぶ。自らの使用するパソコン、携帯用端末にどんなアクセシビリティ機能があるのか発見できるようになる。 | |
7 | 第7回 | わかりやすさ: 伝え方のユニバーサルデザイン(糟谷) |
障害のある人・ない人にも伝わりやすい文章の書き方、見せ方、伝え方を学ぶ。「わかりやすい版」として作成された行政等のパンフレットや、LLブックなどに触れ、その工夫を理解する。 | |
8 | 第8回 | 参加しやすさ: ユニバーサルツーリズム ユニバーサルサービス、スポーツ(糟谷) |
誰もがあきらめることなく楽しむことができる旅行のあり方を学ぶ。 高齢者、障害者を含むすべての人に対するユニバーサルサービスについて学ぶ。 |
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9 | 第9回 | 建物のユニバーサルデザイン(糟谷) | 建築物のユニバーサルデザインについて事例を通して学ぶ。自らも発見できるようになる。 | |
10 | 第10回 | まちづくりとユニバーサルデザイン(金井) | 道路空間やバス・電車、駅舎等の公共交通機関など、まちのユニバーサルデザインについて事例を通して学ぶ。自らも発見できるようになる。 | |
11 | 第11回 | 使いやすさ: アクセシビリティとユーザビリティ 人とデザインのマッチング (金井) |
ユニバーサルデザインのキーワードについて理解する。 人の心理・認知特性、身体特性について学び、多様な人が使いやすいデザインの考え方を理解し、自らも考えられるようになる。 |
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12 | 第12回 | ユニバーサルデザイン商品の検証① | 調理器具などを用いて、実際の作業を行いながら使いやすさを考える。 ユニバーサルデザイン概念で作られた調理器具、食器、文房具やおもちゃなどを使用しながら、商品の工夫、対象者などを理解する。身の回りの製品について、どのようにすれば使いやすくなるかを検討する。 |
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13 | 第13回 | ユニバーサルデザイン商品の検証② | 調理器具などを用いて、実際の作業を行いながら使いやすさを考える。 ユニバーサルデザイン概念で作られた調理器具、食器、文房具やおもちゃなどを使用しながら、商品の工夫、対象者などを理解する。身の回りの製品について、どのようにすれば使いやすくなるかを検討する。 |
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14 | 第14回 | ユニバーサルデザイン商品の検証③ | 調理器具などを用いて、実際の作業を行いながら使いやすさを考える。 ユニバーサルデザイン概念で作られた調理器具、食器、文房具やおもちゃなどを使用しながら、商品の工夫、対象者などを理解する。身の回りの製品について、どのようにすれば使いやすくなるかを検討する。 |
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15 | 第15回 | 総括(糟谷) | 講義を通じて学んだことを総括する。 |