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授業情報/Class Information

科目一覧へ戻る 2024/04/13 現在

基本情報/Basic Information

開講科目名
/Class
刑事司法福祉論/Welfare Theory for Criminal Justice
授業コード
/Class Code
B704261001
ナンバリングコード
/Numbering Code
RSRc633
開講キャンパス
/Campus
有瀬
開講所属
/Course
総合リハビリテーション学部/Rehabilitation
年度
/Year
2024年度/Academic Year  
開講区分
/Semester
後期/AUTUMN
曜日・時限
/Day, Period
月4(後期)/MON4(AUT.)
単位数
/Credits
2.0
主担当教員
/Main Instructor
小森 祐輔/KOMORI YUSUKE
遠隔授業
/Remote lecture
No

担当教員情報/Instructor Information

教員名
/Instructor
教員所属名
/Affiliation
小森 祐輔/KOMORI YUSUKE 総合リハビリテーション学部/Rehabilitation
授業の方法
/Class Format
対面授業(講義)
授業の目的
/Class Purpose
この授業では、学部DP2に掲げる社会福祉士・精神保健福祉士の国家資格を取得できる知識・技術を身につけることを目指します。弁護士としての実務経験がある教員が、実務経験を踏まえて、刑事司法における社会福祉士・精神保健福祉士に求められる役割を示すことによって、単に国家資格の取得に向けた知識を身につけるにとどまらず、実践現場に生かせる応用力を養うことを目的とします。
到 達 目 標
/Class Objectives
①刑事司法の近年の動向と制度の仕組みを説明することができる。
②刑事司法における社会福祉士及び精神保健福祉士の役割を説明することができる。
③犯罪・非行に関わった方への対応について、ソーシャルワーカーとして対応すべき基本事項を説明することができる。
授業のキーワード
/Keywords
刑事司法、更生保護
授業の進め方
/Method of Instruction
指定テキストに沿って講義を進めます。また、教員が指定した課題に対して、小グループで検討し意見交換したり、発表することがあります。
履修するにあたって
/Instruction to Students
講義にはテキストを持参してください。
授業時間外に必要な学修内容・時間
/Required Work and Hours outside of the Class
事前学習としてテキストの該当する範囲を予習して講義に臨んでください。また、講義終了後はテキストの振り返りや配付資料の再確認を行ってください(目安として、授業前、授業後に1時間の学習)。
また、日頃から、犯罪や非行に関するニュースに関心を持ち、個々の事案において、社会福祉士・精神保健福祉士がどのように関わっているのか積極的に自身で掘り下げて学ぶことを期待します。
提出課題など
/Quiz,Report,etc
成績評価方法・基準
/Grading Method・Criteria
授業への取組状況30%
定期試験70%
テキスト
/Required Texts
一般社団法人日本ソーシャルワーク教育学校連盟『刑事司法と福祉』 中央法規(2021年)2,500円(税別)
参考図書
/Reference Books
No.
/Time
主題と位置付け
/Subjects and position in the whole class
学習方法と内容
/Methods and contents
備考
/Notes
1 第1回 「刑事司法と福祉」総論 刑事司法手続の中での福祉的支援の必要性、ソーシャルワーカーが刑事司法手続の中で活動するようになった経緯、ソーシャルワーカーに求められる役割を理解することができる。
2 第2回 社会と犯罪 犯罪の定義、日本の刑務所の現状、日本の刑事司法の課題を理解することができる。
3 第3回 犯罪原因論と対策 犯罪の原因に関する考え方、犯罪原因論に基づく刑事政策の動向を理解することができる。
4 第4回 刑罰とは何か 刑罰制度の歴史、刑罰の目的をめぐる議論状況、日本の現行の刑罰制度を理解することができる。
5 第5回 刑事司法 刑事手続の一連の流れ、刑事手続上の被疑者・被告人の権利、刑事手続の基本原則を理解することができる。
6 第6回 少年司法 少年司法制度の目的、少年保護手続の流れと原則、少年に対する処分の種類・概要を理解することができる。
7 第7回 施設内処遇①成人 日本の施設内処遇の歴史と制度、矯正処遇の現状と課題、地域生活に向けた支援のあり方を理解することができる。
8 第8回 施設内処遇②少年 少年に対する施設内処遇の特徴、少年に対する施設内処遇の実際、少年院在院者の社会復帰支援のあり方を理解することができる。
9 第9回 社会内処遇①更生保護の理念と概要 更生保護の基本理念、更生保護制度の概要、更生保護におけるソーシャルワーカーの役割を理解することができる。
10 第10回 社会内処遇②更生保護の実際 保護観察や仮釈放の実際、更生保護における関係機関のネットワーク構築について理解することができる。
11 第11回 多様なニーズを有する犯罪行為者①精神障害者を対象とした医療観察制度 医療観察法導入の背景と目的、医療観察制度の手続の内容、社会復帰調整官の業務内容・役割を理解することができる。
12 第12回 多様なニーズを有する犯罪行為者②高齢者・障害者による犯罪・非行と福祉 高齢者・障害者による犯罪の現状、出口支援・入口支援の取り組み状況、犯罪・非行があった高齢者・障害者への支援の留意点を理解することができる。
13 第13回 多様なニーズを有する犯罪行為者③アディクションを抱える人と刑事司法 依存症の定義と治療、依存症からの回復に向けて必要なものは何か、刑事司法における依存症者への支援の留意点を理解することができる。
14 第14回 犯罪被害者等支援 犯罪被害者等支援に関する制度の概要、犯罪被害者等支援の現状を理解することができる。
15 第15回 コミュニティと刑事司法 刑事司法への市民参加のあり方、犯罪現象への向き合い方、対話という問題解決のあり方を学び、その上で、現在の刑事政策の課題を理解することができる。

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