基本情報/Basic Information

開講科目名 ／Class	疼痛リハビリテーション学／Pain Management and Rehabilitation
授業コード ／Class Code	B704031001
ナンバリングコード ／Numbering Code	RPTh802
開講キャンパス ／Campus	有瀬
開講所属 ／Course	総合リハビリテーション学部／Rehabilitation
年度 ／Year	2024年度／Academic Year
開講区分 ／Semester	後期／AUTUMN
曜日・時限 ／Day, Period	火2(後期)／TUE2(AUT.)
単位数 ／Credits	1.0
主担当教員 ／Main Instructor	松原　貴子／MATSUBARA TAKAKO
遠隔授業 ／Remote lecture	No

担当教員情報/Instructor Information

教員名 ／Instructor	教員所属名 ／Affiliation
服部　貴文／HATTORI TAKAHUMI	理学療法学科／Physical Therapy
松原　貴子／MATSUBARA TAKAKO	理学療法学科／Physical Therapy

授業の方法 ／Class Format	対面授業（講義）
授業の目的 ／Class Purpose	この科目は，学部DP 2，3を達成することを目的とする。 この科目は，専門分野の科目のひとつで，理学療法士・作業療法士国家試験出題基準の大項目に指定されています。 疼痛（痛み）は老若男女，疾患領域を問わず共通した訴えであり，医療の広範領域に関連することから，「疼痛医学・医療学」として一学問領域が確立されています。疼痛リハビリテーション学では，特に理学療法士・作業療法士が知っておくべき疼痛の分類，発生・難治化するメカニズム，さまざまな病態にあわせた評価と治療・マネジメントについて理解し，疼痛に対する適切なリハビリテーションが実践できるようになることを目的とします。 また，この科目の担当者は，理学療法士として30年以上の経験があり，大学教員となった後も現在に至るまで大学病院や国際医療センターの痛みセンターで臨床に携わる，実務経験のある教員です。よって，講義では，疼痛の基礎から集学的チーム医療に必要な評価・治療法について解説し，学びの幅と深さを拡げていきます。
到　達　目　標 ／Class Objectives	疼痛の分類，発生・難治化メカニズムについて説明できる。 さまざまな病態にあわせた評価と治療・マネジメントについて説明できる。
授業のキーワード ／Keywords	疼痛（痛み），慢性疼痛，疼痛認知・情動，疼痛評価，疼痛リハビリテーション
授業の進め方 ／Method of Instruction	授業計画に基づき，教科書に沿って，講義を進めます。 この科目は，多人数双方向型授業形式をとり，教員から全体に向けての質問や問題での呼びかけ及び授業理解度の確認を頻繁に行う一方，学生からの解答，意見や質問など主体的な発言・参加を求めます。 また，毎回，講義中の区切りの良いところで適宜分割してまとめを行い，講義終了時にはその回の講義内容を総括するので各自復習するとともに，次回講義内容について説明するので各自予習を行ったうえで授業に参加してください。
履修するにあたって ／Instruction to Students	授業計画を確認の上，指定されたテキストの該当章をあらかじめ予習して授業に臨んでください。
授業時間外に必要な学修内容・時間 ／Required Work and Hours outside of the Class	毎回の講義後に講義中のメモとテキストを読みノート等に整理すると理解が深まり良き復習になります。（60分） また，講義終了時に次回講義内容について説明するので，事前にテキストの該当章を必ず読んで予習したうえで授業に参加してください。（30分）
提出課題など ／Quiz,Report,etc	レポート課題を課すことがあります。 レポート課題のフィードバックは主にLMSまたは次回授業で行います。 予習・復習の課題達成度や自己学習の進捗については適宜，講義内で全体に確認するので，遅れをとらないように自己学習（予習・復習）を習慣づけるようにしてください。
成績評価方法・基準 ／Grading Method・Criteria	100％定期試験により評価します。
テキスト ／Required Texts	沖田実，松原貴子「ペインリハビリテーション入門」，三輪書店，3,850円
参考図書 ／Reference Books	田口敏彦，他「疼痛医学」，医学書院，6,600円

No.	回 ／Time	主題と位置付け ／Subjects and position in the whole class	学習方法と内容 ／Methods and contents	備考 ／Notes
1	第1回	疼痛の基礎	疼痛の疫学，定義・分類
2	第2回	疼痛の神経生理学①	疼痛の発生機序－疼痛と鎮痛の神経メカニズム－
3	第3回	疼痛の神経生理学②	急性痛のメカニズム
4	第4回	疼痛の神経生理学③	慢性疼痛のメカニズム
5	第5回	疼痛の評価	疼痛の評価（松原，服部）
6	第6回	疼痛の治療介入①	疼痛リハビリテーション（1）運動療法（松原，服部）
7	第7回	疼痛の治療介入②	疼痛リハビリテーション（1）統合医療
8	第8回	疼痛の治療介入③	症例検討