シラバス参照

授業情報/Class Information

科目一覧へ戻る 2024/04/13 現在

基本情報/Basic Information

開講科目名
/Class
分子遺伝医学/Molecular Genetics
授業コード
/Class Code
B703881001
ナンバリングコード
/Numbering Code
ROTb211/RPTb207
開講キャンパス
/Campus
有瀬
開講所属
/Course
総合リハビリテーション学部/Rehabilitation
年度
/Year
2024年度/Academic Year  
開講区分
/Semester
後期/AUTUMN
曜日・時限
/Day, Period
水2(後期)/WED2(AUT.)
単位数
/Credits
1.0
主担当教員
/Main Instructor
西尾 久英/NISHIO HISAHIDE
遠隔授業
/Remote lecture
No

担当教員情報/Instructor Information

教員名
/Instructor
教員所属名
/Affiliation
西尾 久英/NISHIO HISAHIDE 作業療法学科/Occupational Therapy
授業の方法
/Class Format
講義。
授業の目的
/Class Purpose
 この科目は、学部DP2に掲げるリハビリテーションに関連する分子遺伝医学の知識を修得することを目指す。分子遺伝医学は、これまで専門性が高い特別な学問領域であると思われてきた。しかし、21世紀に入って、ヒトの全ゲノム情報が報告され、疾患の発生機序も次第に解明されつつある一方、これらの分子遺伝医学の知識はインターネットの普及によって誰でもアクセスすることが可能になった。今後は、リハビリテーション医学に従事するプロフェッショナルも、分子遺伝学の知識を身につけなければ、時代に即した、患者様に納得していただく医療を提供できないことになろう。
 この分子遺伝学では、学生が(1)細胞、(2)染色体と遺伝子、(3)遺伝性疾患、(4)がんゲノム、(5)遺伝に関連した倫理的、法的、社会的課題、(6)遺伝カウンセリング、(7)先進的医療、に関する基本的な考え方を身につけることを目的とする。
 なお、この科目の担当者は、臨床遺伝専門医として18年の経験があり、現在も兵庫県の中核病院で遺伝カウンセリングを担当している、実務経験のある教員である。従って、時には、現在の遺伝子医療の問題点についても言及しながら、深い学びへとつなげていきたい。
到 達 目 標
/Class Objectives
(1)細胞、(2)染色体と遺伝子、(3)遺伝性疾患、(4)がんゲノム、(5)遺伝に関連した倫理的、法的、社会的課題、(6)遺伝カウンセリング、(7)先進的医療、に関する基本的な概念を説明することが出来る。
授業のキーワード
/Keywords
(1)細胞、(2)染色体と遺伝子、(3)遺伝性疾患、(4)がんゲノム、(5)遺伝に関連した倫理的、法的、社会的課題、(6)遺伝カウンセリング、(7)先進的医療
授業の進め方
/Method of Instruction
パワーポイントのスライドを中心にした講義授業を行う。
履修するにあたって
/Instruction to Students
特別な履修要件はない。
授業時間外に必要な学修内容・時間
/Required Work and Hours outside of the Class
授業の前に、シラバスの授業計画に目を通しておくこと。そして、各回の授業講義で学習した内容について復習を行うこと(およそ0.5-1時間の学習が必要である)。
提出課題など
/Quiz,Report,etc
授業の中で、理解度をテストするための課題を提示する。その課題に対する各自の答えは、授業時間のなかで、出席カードに書いていただく。授業時間外の提出、あるいは教員のメールアドレスへの提出は認めない。
成績評価方法・基準
/Grading Method・Criteria
定期試験および毎回の授業で提示する課題に対する答えを評価の対象とする。評価の配分は、定期試験50%、課題回答50%とする。  
テキスト
/Required Texts
講義で配布する資料がテキストとなる。
参考図書
/Reference Books
講義の中で随時示す。
No.
/Time
主題と位置付け
/Subjects and position in the whole class
学習方法と内容
/Methods and contents
備考
/Notes
1 第1回 生命の誕生と進化
分子遺伝学の知識を用いて、地球上の生命の誕生、進化について概説することができる。
2 第2回 染色体と遺伝子 染色体と遺伝子の関係、染色体の性差、遺伝子発現の流れについて説明できる。
3 第3回 遺伝性疾患(1) 先天異常、染色体異常について説明できる。
4 第4回 遺伝性疾患(2) 遺伝子異常について説明できる。
5 第5回 がんゲノム医療 がん遺伝子、がん抑制遺伝子、遺伝性腫瘍について説明できる。
6 第6回 遺伝カウンセリング(1) 遺伝性乳がん・卵巣がん症候群について学び、遺伝性腫瘍診療における遺伝カウンセリングの考え方を説明できる。
7 第7回 遺伝カウンセリング(2)
ハンチントン病について学び、難治性神経疾患診療における遺伝カウンセリングの考え方を説明できる。 また、分子遺伝医学の観点から開発された、脊髄性筋萎縮症の治療法について説明できる。
8 第8回 総集編 これまでの分子遺伝医学の発展を俯瞰し、分子遺伝学に基づく最新医療の概要を説明できる。また、今回の講義コース全体について、知識を再確認する。 

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