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授業情報/Class Information

科目一覧へ戻る 2024/04/13 現在

基本情報/Basic Information

開講科目名
/Class
内科学Ⅱ/Internal medicine for rehabilitation Ⅱ
授業コード
/Class Code
B703461001
ナンバリングコード
/Numbering Code
ROTc407/RPTc401
開講キャンパス
/Campus
有瀬
開講所属
/Course
総合リハビリテーション学部/Rehabilitation
年度
/Year
2024年度/Academic Year  
開講区分
/Semester
後期/AUTUMN
曜日・時限
/Day, Period
火3(後期)/TUE3(AUT.)
単位数
/Credits
1.0
主担当教員
/Main Instructor
春藤 久人/SHUNTOU HISATO
遠隔授業
/Remote lecture
No

担当教員情報/Instructor Information

教員名
/Instructor
教員所属名
/Affiliation
春藤 久人/SHUNTOU HISATO 理学療法学科/Physical Therapy
授業の方法
/Class Format
講義
授業の目的
/Class Purpose
・この科目は、DP2、DP3、及びDP4に掲げるリハビリテーションに関する知識・技能、思考力・判断力を修得することを目指している。
・内科学はヒトの健康を障害するすべての臓器・器官の疾患を対象とし、その診断から治療に至る過程を取扱う臨床医学の基盤である。理学療法士及び作業療法士を目指す学生が内科学を修得しなければならない理由は、第一に高齢者の増加に伴う慢性疾患の増加と疾病構造の変化から、内部障害へのリハビリテーションのニーズが高まっていることである。理由の第二は、患者の高齢化により、何らかの内科的疾患を有する率が高くなっており、安全かつ効果的に日常のリハビリテーションを実施するために、PT・OTが患者の全身状態を把握する必要があるためである。このためにこの授業では、患者の医学的情報(症候学)や病気の成り立ちを理解し、それらをもとに診断し、適切なリハビリテーションができるようになることを目的とする。
・この科目の担当者は、内科医として30年以上の経験があり、実務経験のある教員である。時には、実際の症例検討についても言及しながら、深い学びへと繋げる授業を展開する。
・この授業科目は専門基礎分野に属し、「理学療法評価学」、「呼吸循環代謝理学療法学」といった科目の基礎科目として位置づけられる。
到 達 目 標
/Class Objectives
1. 患者を診て、症状・所見を指摘することができる。(知識・技能)
2. さまざまな症状・所見が起こる原因(病態生理)を解剖学・生理学の知識を基にして理解し説明できる。(知識・技能)
3. 代謝性疾患、内分泌疾患,血液疾患、膠原病・アレルギー疾患、感染症の主要な疾病の成因、症状・所見、及び検査所見を説明できる。(知識・技能)
4. 代謝性疾患、内分泌疾患,血液疾患、膠原病・アレルギー疾患、感染症の主要な疾病の治療法、及び予後について説明できる。(知識・技能)
5.1~4で得た知識を用いて基本レベルの国家試験既出問題を解くことができる。(知識・技能)
6. 流行する疾病や社会的影響の大きい疾病に興味を持ち、その病態生理を理解する。(思考力・判断力)
7. 社会の変化に伴う疾病構造の変化を知り、将来のリハビリテーションに応用できる。(知識・技能)
授業のキーワード
/Keywords
病因(疾病の原因)、病態生理、症状と所見、治療法、予後
授業の進め方
/Method of Instruction
授業は講義形式で進める。授業中にConcepTest(各回の授業テーマに関連したクイズ)とpeer instructionによるアクティブ・ラーニングを取り入れて授業を行う。
履修するにあたって
/Instruction to Students
1年次に修得した解剖学と生理学の基礎知識で不確かな部分を、各自で復習することが必要である。
授業時間外に必要な学修内容・時間
/Required Work and Hours outside of the Class
・事前にテキストの該当部分を読んでから授業に臨むこと。(目安として1時間)
・病理学、整形外科学、臨床神経学などの医学の基礎科目と重複するところがあるので、それらと関連付けて学修することを心がけること。
・授業後は、授業の内容を整理し、他の科目との関連も含めて整理しておくこと。(目安として1時間)
提出課題など
/Quiz,Report,etc
・毎回の授業で出席をとる。出席カードの提出をもって出席とする。
・授業後で課題を出題する。課題の出題・提出はLMSを使用して行う。
・定期試験を行う。
成績評価方法・基準
/Grading Method・Criteria
・成績評価は、課題 20%、定期試験 80%で総合的に行う。100点満点中、60点以上を合格とする。
・代謝性疾患、内分泌疾患,血液疾患、膠原病・アレルギー疾患、感染症の主要な疾病の成因、症状・所見、検査所見、治療法、及び予後について、課題では基礎的知識を、定期試験では応用的な知識を問い、成績評価する。
・定期試験では基本レベルの国家試験既出問題(類似問題も含む)も出題し、成績評価する。
テキスト
/Required Texts
・浅野嘉延編 『なるほどなっとく! 内科学 改訂第3版』 南山堂 2023年3月 6000円(+税)
参考図書
/Reference Books
井村裕夫編 『わかりやすい内科学 第4版』 文光堂2014年 9,720円
矢崎 義雄 (監修, 編集), 伊藤 貞嘉 (編集), 永井 良三 (編集), 長谷川 好規 (編集), 水澤 英洋 (編集) 『内科学 第10版』  朝倉書店2013年 31,320円
*参考図書は購入の必要はありません。
No.
/Time
主題と位置付け
/Subjects and position in the whole class
学習方法と内容
/Methods and contents
備考
/Notes
1 第1回 オリエンテーション
内分泌疾患(1) 総論
・(オリエンテーション)講義の進め方、受講上の注意点等について説明する。
・代表的な内分泌疾患の概念、病態、症状、検査法、治療法および予後を理解する。
(テキスト第7章 1.解剖と生理~3.検査と治療)
・事前学習:テキストを読む、事後学習:授業の内容を整理する。
2 第2回 内分泌疾患(2) 各論:代表的な内分泌疾患の概念、病態、症状、検査法、治療法および予後を理解する。
(テキスト第7章 4.主な疾患)
・事前学習:テキストを読む、事後学習:授業の内容を整理する。
3 第3回 内分泌疾患(3) 各論:代表的な内分泌疾患の概念、病態、症状、検査法、治療法および予後を理解する。
(テキスト第7章 4.主な疾患)
・事前学習:テキストを読む、事後学習:授業の内容を整理する。
4 第4回 代謝性疾患(1) ・(代謝性疾患 総論)代表的な代謝性疾患の概念、病態、症状、検査法、治療法および予後を理解する。
(テキスト第6章 1.解剖と生理~3.検査と治療)
・事前学習:テキストを読む、事後学習:授業の内容を整理する。
5 第5回 代謝性疾患(2) 「肥満と糖代謝および糖尿病」について、概念、病理、臨床像、診断法および治療法を理解する。
(テキスト第6章 4.主な疾患)
・事前学習:テキストを読む、事後学習:授業の内容を整理する。
6 第6回 代謝性疾患(3) ・脂質異常症および高尿酸血症について、概念、病理、臨床像、診断法および治療法を理解する。
(テキスト第6章 4.主な疾患)
・事前学習:テキストを読む、事後学習:授業の内容を整理する。
7 第7回 血液疾患(1) ・総論:血液疾患特有の症状(貧血、出血傾向、脾腫など)と検査法について理解する。・各論:代表的な血液疾患の概念、病態、治療と予後を理解する。 
(テキスト第10章 1.解剖と生理~3.検査と治療)
・事前学習:テキストを読む、事後学習:授業の内容を整理する。
8 第8回 血液疾患(2) ・各論:代表的な血液疾患の概念、病態、治療と予後を理解する。
(テキスト第10章 4.主な疾患)
・事前学習:テキストを読む、事後学習:授業の内容を整理する。
9 第9回 血液疾患(3) ・各論:代表的な血液疾患の概念、病態、治療と予後を理解する。
(テキスト第10章 4.主な疾患)
・事前学習:テキストを読む、事後学習:授業の内容を整理する。
10 第10回 膠原病・アレルギー疾患(1) ・総論:(1)Ⅰ~Ⅳ型アレルギー反応、(2)膠原病の概念、病態、症状、検査法、治療法および予後について理解する。・各論:代表的なアレルギー疾患の病態生理と臨床像を理解する。
(テキスト第11章 1.解剖と生理~3.検査と治療)
・事前学習:テキストを読む、事後学習:授業の内容を整理する。
11 第11回 膠原病・アレルギー疾患(2) ・各論:代表的な膠原病及び関連疾患、アレルギー疾患の病態生理と臨床像を理解する。
(テキスト第11章 4.主な疾患)
・事前学習:テキストを読む、事後学習:授業の内容を整理する。
12 第12回 膠原病・アレルギー疾患(3) ・各論:代表的な膠原病及び関連疾患、アレルギー疾患の病態生理と臨床像を理解する。
(テキスト第11章 4.主な疾患)
・事前学習:テキストを読む、事後学習:授業の内容を整理する。
13 第13回 感染症(1) ・総論:(1)感染源と生体の防御機能、(2)感染症の臨床症状、検査法および診断法、について理解する。・各論:個々の感染症の概念、病態、症状、検査法、治療法および予後を理解する。
(テキスト第12章 1.解剖と生理~3.検査と治療)
・事前学習:テキストを読む、事後学習:授業の内容を整理する。
14 第14回 感染症(2) ・各論:個々の感染症の概念、病態、症状、検査法、治療法および予後を理解する
(テキスト第12章 4.主な疾患)
・事前学習:テキストを読む、事後学習:授業の内容を整理する。
15 第15回 感染症(3) ・各論:個々の感染症の概念、病態、症状、検査法、治療法および予後を理解する
(テキスト第12章 4.主な疾患)
・事前学習:テキストを読む、事後学習:授業の内容を整理する。

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