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授業情報/Class Information

科目一覧へ戻る 2024/04/13 現在

基本情報/Basic Information

開講科目名
/Class
ソーシャルワーク演習Ⅰ/Social Work Practice Ⅰ
授業コード
/Class Code
B703131001
ナンバリングコード
/Numbering Code
RSRc313
開講キャンパス
/Campus
有瀬
開講所属
/Course
総合リハビリテーション学部/Rehabilitation
年度
/Year
2024年度/Academic Year  
開講区分
/Semester
前期/SPRING
曜日・時限
/Day, Period
火3(前期)/TUE3(SPR.)
単位数
/Credits
2.0
主担当教員
/Main Instructor
大塚 美和子/OOTSUKA MIWAKO
遠隔授業
/Remote lecture
No

担当教員情報/Instructor Information

教員名
/Instructor
教員所属名
/Affiliation
奥西 栄介/OKUNISHI EISUKE 総合リハビリテーション学部/Rehabilitation
大塚 美和子/OOTSUKA MIWAKO 社会リハビリテーション学科/Social Rehabilitation
木村 和弘/KIMURA KAZUHIRO 総合リハビリテーション学部/Rehabilitation
藤田 裕一/FUJITA YUUITI 社会リハビリテーション学科/Social Rehabilitation
水上 然/MIZUGAMI TSUZURU 社会リハビリテーション学科/Social Rehabilitation
授業の方法
/Class Format
演習授業
授業の目的
/Class Purpose
本演習科目は、社会福祉専門分野に位置付けられる科目であり、学部のDP2に掲げている生活上の困難を抱えた人に対応できるような技能や態度を身につけるために、その基礎を体験的に学ぶ科目である。すなわち相談援助に関する態度・知識・技術を現場実習でのより深い学びに活かせるように、単に机の上だけで学ぶのではなく、実際に演習により体験して理解を深め身につけ実践力を獲得していく科目として位置づけられる。
本演習科目では、特に専門的援助者として必要な視点を押さえた上で、基本的な自己理解、他者理解、面接技法、記録技法、マッピング技法などについて、基本的な内容を説明でき、技法を使うに際しての自己の課題について表現でき、技法を実際的に習得できるようになることを目的とする。なお、この授業は、社会福祉の様々な分野での実務経験のある教員が担当し、具体的で実践的な授業を展開する。
到 達 目 標
/Class Objectives
1.自分自身を知る必要について説明できる。
2.自分自身について様々な方法で分析しその結果について説明できる。
3.他者の価値観の多様性を理解し感じ取る。
4.受容と共感することの意味を理解し感じ取る。
5.ソーシャルワークの価値と倫理を理解し感じ取る。
6.ソーシャルワークの視点であるストレングス視点を説明できる。
7.人と環境の相互作用の視点について説明できる。
8.面接技法が適切に使用されることの意義について説明できる。
9.基本的な面接技術を効果的に使うことができる。
10.記録の意味と方法を説明できる。
11.アセスメントのためのツールとしてのマッピング技法を使うことができる。
授業のキーワード
/Keywords
自己理解、他者理解、ソーシャルワークの視点、面接技法、記録技法
授業の進め方
/Method of Instruction
初回は全体講義でオリエンテーションを行います。
初回の全体講義で発表するクラス分けと教室を確認してください。2回目からは各演習クラスで授業を行います。
履修するにあたって
/Instruction to Students
・本科目を合格しなければ、ソーシャルワーク演習Ⅱ、Ⅲ、Ⅳを履修できません。
・テキストを必ず購入してください。
・同時期に履修するソーシャルワーク論Ⅲの内容と連動させて学んでください。
授業時間外に必要な学修内容・時間
/Required Work and Hours outside of the Class
毎回、学習内容のまとめとしてレポートを作成する(レポート作成の目安1時間程度)。
ソーシャルワーク論Ⅲで学んだ知識が必要となるのでその復習もしておくこと(目安として30分程度)。
提出課題など
/Quiz,Report,etc
授業内容に関するレポート提出を求めます。具体的な課題内容は後日配布するオリエンテーションの資料を確認してください。レポート評価については担当教員よりコメントを返します。
成績評価方法・基準
/Grading Method・Criteria
授業態度と毎回のレポート提出で評価します。演習習熟度60% レポート40%
テキスト
/Required Texts
相澤譲治・植戸貴子編集代表『ソーシャルワーク演習ワークブック第2版』株式会社みらい2200¥(税別)
テキストは毎回持参すること。
参考図書
/Reference Books
随時紹介、またはプリントを配布します。
No.
/Time
主題と位置付け
/Subjects and position in the whole class
学習方法と内容
/Methods and contents
備考
/Notes
1 第1回 全体講義 ソーシャルワークの知識と技術 オリエンテーション・ソーシャルワークの知識と技術を演習で学ぶ意義と演習を進める視点について理解する(テキスト1章)。
2 第2回 自己理解その1 自己理解を体験的に深め、ソーシャルワークにおける自己覚知と結びつけてその意義を理解する(テキスト3章)。リフレイミングの方法により自身を再発見する。
3 第3回 自己理解その2 自分自身を客観的にとらえ、自己と人との関係性や自己概念が形づくられてきたプロセスを理解し、環境との関係が人に及ぼす影響について考える(テキスト3章)。
4 第4回 自己理解その3 自分自身を成育歴、家族歴等から振り返り、ライフヒストリーを作成し、なぜ社会福祉、ソーシャルワークに関心をもったのかを意識化する(テキスト4章) 
5 第5回 他者理解と共感 自分以外の他者を理解すること、共感することの意味を理解し感じ取る(テキスト4章)
6 第6回 ソーシャルワークの価値と倫理 ソーシャルワークの価値と倫理について体験的に理解し、ソーシャルワーカーに必要な人間観や福祉観、援助観を学習する(テキスト6章)
7 第7回 ソーシャルワークの視点その1 ソーシャルワーカーに必要とされるストレングス視点について体験的に理解する。6章の事例からストレングスを発見する。
8 第8回 ソーシャルワークの視点その2 ソーシャルワーカーに必要とされる人と環境の相互作用の視点(エコロジカル理論)について体系的に理解する(テキスト18章 p207-209)。
9 第9回 ソーシャルワークの視点その3 ソーシャルワーカーに必要とされる受容(バイスティック7原則)の視点について事例を通して理解する(テキスト18章p210-213)。
10 第10回 面接技法その1 面接の実際を、逐語録によって分析し、面接技法を習得する(テキスト7章)。 
11 第11回 面接技法その2 面接の実際を、逐語録によって分析し、面接技法を習得する(テキスト7章)。  
12 第12回 面接技法その3 面接の実際を、逐語録によって分析し、面接技法を習得する(テキスト7章)。
13 第13回 記録技法その1 ケース記録を作成してみることで、記録の作成方法と記録の意味を体験的に学ぶ(テキスト8章)。
14 第14回 記録技法その2 ケース記録を作成してみることで、記録の作成方法と記録の意味を体験的に学ぶ(テキスト8章)。 
15 第15回 基本的な援助技法の総括 学んだ内容と取組の姿勢について自己評価を行い、自分自身の今後の課題を振り返る。

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