シラバス参照

授業情報/Class Information

科目一覧へ戻る 2024/04/13 現在

基本情報/Basic Information

開講科目名
/Class
精神保健福祉援助演習Ⅱ/Seminar on Psychiatric Social Work Ⅱ
授業コード
/Class Code
B702851001
ナンバリングコード
/Numbering Code
RSRd712
開講キャンパス
/Campus
有瀬
開講所属
/Course
総合リハビリテーション学部/Rehabilitation
年度
/Year
2024年度/Academic Year  
開講区分
/Semester
前期/SPRING
曜日・時限
/Day, Period
火2(前期)/TUE2(SPR.)
単位数
/Credits
2.0
主担当教員
/Main Instructor
藤田 裕一/FUJITA YUUITI
遠隔授業
/Remote lecture
No

担当教員情報/Instructor Information

教員名
/Instructor
教員所属名
/Affiliation
藤田 裕一/FUJITA YUUITI 社会リハビリテーション学科/Social Rehabilitation
授業の方法
/Class Format
対面授業(演習)
授業の目的
/Class Purpose
この科目は、精神保健福祉援助演習Ⅰに引き続き、学科DP3に掲げる社会福祉士・精神保健福祉士の国家資格を取得できる知識・技能を習得することを目指している。本科目は、精神保健福祉援助の知識と技術に係る他の科目との関連性も視野に入れつつ、精神障害者の生活や生活上の困難について把握し、精神保健福祉士に求められる相談援助にかかる知識と技術について、実践的に習得するとともに、専門的援助技術として概念化し、理論化し体系立てていくことができる能力を涵養する。
なお、この授業の担当者は、精神保健福祉士として公共職業安定所の精神障害者雇用トータルサポーター等10年弱の勤務経験があり、実務経験のある教員であるので、より実践的な観点から精神保健福祉士の役割等を解説するものとする。
到 達 目 標
/Class Objectives
精神保健福祉援助演習Ⅱの到達目標は、以下の方法を用いて専門的援助技術として概念化し、理論化し体系立てていくことができることである。
①学生は総合的かつ包括的な相談援助、医療と協働・連携する相談援助に係る具体的な相談援助事例を体系的に取り上げ,説明や考察をすることができる。
②学生は個別指導ならびに集団指導を通して、具体的な援助場面を想定した事例を通した学びを中心とする演習を通して、より実践的に援助ができるようになる。
授業のキーワード
/Keywords
総合かつ包括的相談援助、協働、連携、事例研究
授業の進め方
/Method of Instruction
授業は演習形式で進められる。適宜、課題に関するグループディスカッションを行う。
履修するにあたって
/Instruction to Students
「精神保健福祉援助実習」の希望者は必ず履修・修得すること。
授業時間外に必要な学修内容・時間
/Required Work and Hours outside of the Class
事前学習としておおむね1時間、事後学習としておおむね1時間を必要とする。
提出課題など
/Quiz,Report,etc
授業中に課題を指示する。課題の講評は授業中に行う。グループディスカッションへのフィードバックは授業中に行う。対話型の授業方式を重視するため受講生の自発的な発言を求める。
成績評価方法・基準
/Grading Method・Criteria
授業中の発表30%、レポート70%
テキスト
/Required Texts
一般社団法人日本ソーシャルワーク学科央連盟編集 7.最新・精神保健福祉士養成講座 「ソーシャルワーク演習」(精神専門)、中央法規出版、2021年、3000円(税別)。
参考図書
/Reference Books
必要に応じて適宜紹介する。
No.
/Time
主題と位置付け
/Subjects and position in the whole class
学習方法と内容
/Methods and contents
備考
/Notes
1 第1回 コミュニティソーシャルワークの理解 事例を通してコミュニティソーシャルワークについて理解する。
2 第2回 支援の場に応じた相談援助の理解① 精神科受診相談、医療保護入院における受診・受療支援について理解する。
3 第3回 支援の場に応じた相談援助の理解② 多機関連携における地域生活支援、アルコール依存症者の回復に向けた支援について理解する。
4 第4回 支援の場に応じた相談援助の理解③ 心理教育プログラムによる家族支援、被災地の精神科病院の受援活動について理解する。
5 第5回 支援の場に応じた相談援助の理解④ 危機介入からの地域生活支援、措置入院からの就労支援について理解する。
6 第6回 支援の場に応じた相談援助の理解⑤ ピアサポーターの養成と活動支援、精神保健福祉ボランティアの養成と活動支援について理解する。
7 第7回 支援の場に応じた相談援助の理解⑥ ひきこもりの若者支援、多機関連携による認知症高齢者への危機介入について理解する。
8 第8回 支援の場に応じた相談援助の理解⑦ 地域移行支援と福祉サービスの利用支援、自殺予防のための電話相談と普及啓発について理解する。
9 第9回 支援の場に応じた相談援助の理解⑧ 家族に対するかかわりと受診・受療に向けた支援、精神医療審査会における退院請求への対応について理解する。
10 第10回 支援の場に応じた相談援助の理解⑨ 被災者支援とコミュニティ再生に向けた働きかけ、障害福祉計画の立案について理解する。
11 第11回 支援の場に応じた相談援助の理解⑩ 生活困窮者への地域生活支援、障害者虐待防止法に基づく取り組みについて理解する。
12 第12回 支援の場に応じた相談援助の理解⑪ 児童虐待が疑われる要援護児童と家族への支援、メンタルヘルス課題のある中学生への連携による支援について理解する。
13 第13回 支援の場に応じた相談援助の理解⑫ 合理的配慮に基づく支援、触法障害者への支援について理解する。
14 第14回 支援の場に応じた相談援助の理解⑬ ハームリダクションに基づくリカバリー支援、医療観察法に基づく連携による支援について理解する。
15 第15回 支援の場に応じた相談援助の理解⑭ 勤労者の休職・復職支援、合理的配慮に基づく障害者雇用に向けた支援について理解する。

科目一覧へ戻る