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授業情報/Class Information

科目一覧へ戻る 2024/04/13 現在

基本情報/Basic Information

開講科目名
/Class
NPO・NGO論/Theory of NPO/NGO
授業コード
/Class Code
B702442001
ナンバリングコード
/Numbering Code
RSRe201
開講キャンパス
/Campus
有瀬
開講所属
/Course
総合リハビリテーション学部/Rehabilitation
年度
/Year
2024年度/Academic Year  
開講区分
/Semester
後期/AUTUMN
曜日・時限
/Day, Period
月4(後期)/MON4(AUT.)
単位数
/Credits
2.0
主担当教員
/Main Instructor
佐野 光彦/SANO MITSUHIKO
遠隔授業
/Remote lecture
No

担当教員情報/Instructor Information

教員名
/Instructor
教員所属名
/Affiliation
佐野 光彦/SANO MITSUHIKO 社会リハビリテーション学科/Social Rehabilitation
授業の方法
/Class Format
対面授業(講義)

授業の目的
/Class Purpose
この科目は、学科のDPに掲げる広い教養と豊かな人間性や社会性を身につける、DP4に掲げる社会問題に関心を持ち、人々の生活課題を発見・把握し、それに対応するための思考力・判断力を身につけることを目指している。
現代社会の様々な問題を解決しようとする時、今まで、私たちは政府による政策にたよってきた。しかし近年では、その政策に疑問を持ち、NPO・NGO組織を設立し、自らの手で社会に変革をもたらそうとする人々もあらわれてきた。2009年の内閣府の社会意識に関する世論調査によると、約70%の人が社会への貢献を考えているそうである。NPO・NGOの活動は、次第に影響力を持ち始めて来た。例えば、環境問題に関しては、国際社会は、もはやNPO・NGOの意見を無視できない。そこで、この講義では、NPO・NGOが注目されるようになった国内外の社会的背景を理解し、どのような国内外のNPO・NGOにはどのようなものがあるかを把握する。

担当者は、国内外のNGOのアドバザーを20年以上勤めており、国際会議などの運営にも携わった実務経験がある。これらの経験は、NGOの具体的な動きを学生にタイムリーに伝えることができる。また、学外からNGOなどの職員をゲストスピーカーとして招き、講義に活かしている。
到 達 目 標
/Class Objectives
この講義では、NPO・NGOが注目されるようになった国内外の社会的背景を理解し、それを説明できるようになる。自分たちにもできる様な簡単なNPO・NGO活動やボランティアには、どのようなものがあるのかを考える。共生の心や人を助ける意義を考えることができるようになる。そして、チャンスがあれば自分でボランティアに参加して、社会貢献とは何かを考える。
授業のキーワード
/Keywords
NPO・NGO、社会貢献、格差社会、ボランティア、発展途上国
授業の進め方
/Method of Instruction
講義を中心に進めます。授業の最後にコメントカードを記入してもらう。情報端末を利用した参加型の授業を実施する場合がある。


★教員メールアドレス
m.sano@reha.kobegakuin.ac.jp 
履修するにあたって
/Instruction to Students
世の中の動きを知るためにも、新聞、雑誌、ニュースなどを見ておいて下さい。私たちにでもできる様な簡単な活動には、どんなものがあるのか、みんなで考えましょう!そして、ボランティアなどの社会貢献をやって見よう!共通教育科目の時事現代用語を並行して履修してほしい。
授業時間外に必要な学修内容・時間
/Required Work and Hours outside of the Class
次週の内容についてのプリントを配布した場合は、必ず読んで講義に望んほしい。(50分程度)また情報端末を利用した参加型授業を展開する場合は、事前に少し予習課題(自宅学習)を課す場合がある。(60分程度)
提出課題など
/Quiz,Report,etc
レポートを予定している。(内容は、講義の中で発表する)課題例:あなたは、どんなNPOをつくって見たいですか?事前にレポートの書き方などを伝え、提出してもらったレポートは、評価をし返却する。書いてもらった講義のコメントペーパーは、次週の講義のはじめにコメントする。 
成績評価方法・基準
/Grading Method・Criteria
講義中の質疑・発表(10%)、講義内での意見メモ(コメントカード・10%)、レポート20%(2回実施予定)、定期テスト(60%:今年度はレポート試験を予定)として評価する。
テキスト
/Required Texts
使用しません。配布プリントやビデオを教材に用いる。
参考図書
/Reference Books
授業中で適宜紹介する。
No.
/Time
主題と位置付け
/Subjects and position in the whole class
学習方法と内容
/Methods and contents
備考
/Notes
1 第1回 本講義の目的 講義のすすめ方について説明する。
2 第2回 NPOとNGO NPOとは何か?、NGOとは何か?、社会貢献とは何か?について、考える。
3 第3回 なぜ今、NPO・NGOを学ぶのか?−① NGOが必要とされる社会的背景(海外)を学習します。具体的にはバングラデシュへの国際協力などを例とする。貧困の問題を考える。
4 第4回 なぜ今、NPO・NGOを学ぶのか?−② NPOが必要とされる社会的背景(日本)を学習する。具体的には、その背景を格差社会、コミュニティーの崩壊などを例として考える。
5 第5回 NPO・NGOと国家 わが国のNPO法の成立過程とその内容を学習する。
6 第6回 NGOの実践例① バングラデシュのNGO活動の例として、BRAC、グラミン銀行を取り上げ、小規模金融、グラミンフォンなどについて学習する。
7 第7回 NGOの実践例② 日本のNGOの活動例として、アジア協会などを取り上げ、アジア諸国への援助内容について整理する。また、誰でもできる活動とは何かについて、共に考える。
8 第8回 NGOの実践例③ 環境問題に取り組む日本のNPOの活動について学習する。身近な環境問題対策を考える。
9 第9回 NGOの実践例④ 日本のNPOの取り組みと、社会リハビリテーションとの関連について考える。
10 第10回 NPO・NGOをつくろう① NPO・NGOの運営・経営の方法、資金集めなどを学習する。また、企業の社会的責任(CSR)についても学習する。各自興味のあるNPO・NGOについて調べる。
11 第11回 NPO・NGOをつくろう② 社会的責任投資、一村一品運動、フェアトレード、NPOのまちづくりなどについて、その内容について整理する。
12 第12回 NPO・NGOの問題① NPO・NGOの理念と現実の乖離、運営・経営の難しさ、資金難、人材不足などについて学習する。
13 第13回 NPO・NGOの問題② NPOやNGOの関係者などのゲストを招いてのワークショップを行う。
14 第14回 ビデオ学習 内容は、講義内で発表する。
15 第15回 講義のまとめ この講義の内容を振り返り、社会貢献とは何かについて、みんなで考える。

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