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授業情報/Class Information

科目一覧へ戻る 2024/04/13 現在

基本情報/Basic Information

開講科目名
/Class
社会福祉論Ⅰ/Principle of Social Welfare Ⅰ
授業コード
/Class Code
B702212001
ナンバリングコード
/Numbering Code
RSRc101
開講キャンパス
/Campus
有瀬
開講所属
/Course
総合リハビリテーション学部/Rehabilitation
年度
/Year
2024年度/Academic Year  
開講区分
/Semester
前期/SPRING
曜日・時限
/Day, Period
火4(前期)/TUE4(SPR.)
単位数
/Credits
2.0
主担当教員
/Main Instructor
奥西 栄介/OKUNISHI EISUKE
遠隔授業
/Remote lecture
No

担当教員情報/Instructor Information

教員名
/Instructor
教員所属名
/Affiliation
奥西 栄介/OKUNISHI EISUKE 総合リハビリテーション学部/Rehabilitation
授業の方法
/Class Format
対面の講義形式で行う。
授業の目的
/Class Purpose
本講義は、社会福祉の広範かつ専門的な知識・技能・態度とともに、人々を取り巻く生活環境に関する知識・技能を修得することを目指している(DP2)。また本講義は社会福祉士、精神保健福祉士受験のための必修科目にあたり、社会福祉士・精神保健福祉士の国家資格を取得するための知識・技能の修得を目的とする(DP3)。本講義は、社会福祉の基本的な視点、価値、歴史、体系、政策、実践についての理解を促進させ、現代社会の諸相、事実を把握し、課題解決を図るソーシャルワーカー養成教育の第一歩の学びである。なお、本講義の担当者は、高齢者施設でソーシャルワーク実践を経験した実務経験のある教員であり、実践現場での応用という観点を重視して社会福祉を解説する。
到 達 目 標
/Class Objectives
「社会福祉論Ⅰ」では、現代における社会福祉の体系的かつ全体的理解を目指する。すなわち、①現代社会における社会福祉の意義について理解すること。②社会福祉の原理をめぐる思想・哲学と理論について理解すること。③社会福祉の歴史的展開の過程を踏まえ、わが国の社会福祉の特性を理解すること。④社会問題と社会構造の関係性について理解することである。
授業のキーワード
/Keywords
社会福祉の理念、価値、体系、制度、政策、ソーシャルワーク実践
授業の進め方
/Method of Instruction
テキストに沿って講義を進める。
履修するにあたって
/Instruction to Students
・テキストは必ず購入し1回目の授業から用意すること。
・テキストの補助資料として必要な資料、文献を配付する。
・毎回「リアクションペーパー」に講義内容についてのコメントを求める。
授業時間外に必要な学修内容・時間
/Required Work and Hours outside of the Class
授業計画の各回で指示されたテキストの箇所を、丹念に読むこと。
・事前学習として、講義の対象となるテキストの箇所を読み込んでおくこと。(目安として1時間)
・事後学習として、講義の対象であったテキストの内容を再確認すること。(目安として1時間)
提出課題など
/Quiz,Report,etc
毎回、授業の要点と学生自身の考察をリアクションペーパーに記述し提出すること。
成績評価方法・基準
/Grading Method・Criteria
・定期試験で評価する(70%)。
・毎回のリアクションペーパーの10回分を評価する(30%)。
・15回中10回以上出席しないと単位取得できない。
テキスト
/Required Texts
福祉臨床シリーズ編集委員会編 責任編集=福田幸夫・長岩嘉文『新・社会福祉士シリーズ4 社会福祉の原理と政策』弘文堂,2021.
参考図書
/Reference Books
鶴野隆浩『社会福祉の視点  3訂版』ふくろう出版,2020.圷 洋一・金子 充・室田信一『問からはじめる社会福祉学  不安・不利・不信に挑む』有斐閣,2016.
No.
/Time
主題と位置付け
/Subjects and position in the whole class
学習方法と内容
/Methods and contents
備考
/Notes
1 第1回 現代社会の諸相と社会福祉(1) わが国の全体的な社会状況(少子高齢化、労働市場の変化)を把握する。
2 第2回 現代社会の諸相と社会福祉(2) わが国の全体的な社会状況(家族の変化、格差の拡大)を把握する。
3 第3回 社会福祉学における社会福祉の位置付けと意義(1) 社会政策、実践概念としての位置づけを理解する。
4 第4回 社会福祉学における社会福祉の位置付けと意義(2) 日本国憲法における位置づけとソーシャルワーカーが持つべき視点について理解する。
5 第5回 社会福祉の歴史を学ぶ視点 歴史を学ぶ意義と視点について理解する。
6 第6回 日本における社会福祉の歴史 わが国における前近代・近代・現代の社会福祉について理解する。
7 第7回 欧米における社会福祉の歴史 イギリス・アメリカ・ドイツ・北欧の社会福祉の歴史的展開について理解する。
8 第8回 福祉の思想と哲学 尊厳・平和・民主主義について理解する。
9 第9回 社会福祉の理論形成 自由主義、社会権、福祉国家、社会福祉の本質をめぐる論争について理解する。
10 第10回 社会福祉の論点(1) 公平性、普遍主義、自立について理解する。
11 第11回 社会福祉の論点(2) 自己決定、参加、エンパワメント、ジェンダー、社会的承認について理解する。
12 第12回 社会福祉の対象とニーズ 社会福祉における需用とニーズについて理解する。
13 第13回 現代社会と社会問題 現代社会における社会問題について把握する。
14 第14回 社会問題と社会構造 少子高齢化、低経済成長、グルーバル化、社会意識・価値観の変化、格差について把握する。
15 第15回 まとめ 現代社会における社会福祉の意義について総括する。

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