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授業情報/Class Information

科目一覧へ戻る 2024/04/13 現在

基本情報/Basic Information

開講科目名
/Class
呼吸循環代謝理学療法学 【~19】/Respiratory Physical Therapy
授業コード
/Class Code
B701451001
ナンバリングコード
/Numbering Code
開講キャンパス
/Campus
有瀬
開講所属
/Course
総合リハビリテーション学部/Rehabilitation
年度
/Year
2024年度/Academic Year  
開講区分
/Semester
前期/SPRING
曜日・時限
/Day, Period
月3(前期)/MON3(SPR.)
単位数
/Credits
1.0
主担当教員
/Main Instructor
森本 陽介/MORIMOTO YOSUKE
遠隔授業
/Remote lecture
No

担当教員情報/Instructor Information

教員名
/Instructor
教員所属名
/Affiliation
森本 陽介/MORIMOTO YOSUKE 理学療法学科/Physical Therapy
授業の方法
/Class Format
講義
授業の目的
/Class Purpose
本科目は学部DPの2、4に掲げる広範で専門的な知識の習得を目的とする。
内部障害とは血液循環、血液浄化、呼吸、排泄、消化、免疫などの生命を維持するために重要な身体内部の臓器の障害である。理学療法においては、呼吸・循環・代謝障害が主な対象であるが、近年では腎機能障害に対する運動療法も実践されており、そのエビデンスが証明されつつある。内部障害における運動療法の目的は、患者の身体機能やADL・QOLを向上させるだけでなく、疾患の1次・2次予防や進行抑制も含まれる。本科目では、内部障害における専門的知識の習得と評価・運動処方といった実践能力を身につけることを目的とする。
この科目の担当者は、2008年から現在まで理学療法士として臨床勤務する、実務経験のある教員です。この経験を活かし、実際の患者を提示しながら講義を行い、実践能力を身につけることを目指します。
到 達 目 標
/Class Objectives
内部障害を有する患者の病態について説明できる。
内部障害を有する患者に運動処方ができる。 
授業のキーワード
/Keywords
心不全、呼吸不全、腎不全、糖尿病、集中治療、運動療法 
授業の進め方
/Method of Instruction
授業企画に基づき、配布資料とスライドを用いた講義を行う。 
履修するにあたって
/Instruction to Students
各自で「生理学」「運動学」「内科学」の知識を復習すること。講義においては重要なポイントについてはメモをとり、わからないことは質問すること。 
授業時間外に必要な学修内容・時間
/Required Work and Hours outside of the Class
毎回授業の冒頭で講義内容に関する小テストを行うので、各講義の配布資料を事前に熟読すること。(各30分程度)
毎回授業のポイントについてレポートにまとめて復習すること。(各30分程度) 
提出課題など
/Quiz,Report,etc
・各授業内容に関する小テストの回答
成績評価方法・基準
/Grading Method・Criteria
1)小テスト(10%):講義中に小テストを行い、講義中に指導する。
2)中間試験(40%):講義の中間にテストを行い、個別に学習の問題点や対策について直接指導する。
3)期末試験(50%):期末試験を行い,個別に学習の問題点や対策について直接指導する。
テキスト
/Required Texts
・配布プリント
・高橋哲也  『理学療法学講座 内部障害理学療法学』 医歯薬出版 2021年 5,280円(税込)
参考図書
/Reference Books
木村貞治、他『障害別 運動療法学の基礎と臨床実践』金原出版 2020年 6800円(税込)
古賀雄二、他『日常性の再構築をはかるクリティカルケア看護: 基礎から臨床応用まで 』中央法規出版2019年 5280円(税込)
神津玲、他 『<理学療法MOOK> 18 ICUの理学療法』 三輪書店 2015年 5,280円(税込)
医療情報科学研究所 『病気がみえる vol.2 循環器』 メディックメディア 2017年 3,600円(税抜)
医療情報科学研究所 『病気がみえる vol.3 糖尿病・代謝・内分泌』 メディックメディア 2019年 3,400円(税抜)
医療情報科学研究所 『病気がみえる vol.4 呼吸器』 メディックメディア 2018年 3,500円(税抜)
No.
/Time
主題と位置付け
/Subjects and position in the whole class
学習方法と内容
/Methods and contents
備考
/Notes
1 第1回 内部障害理学療法総論 呼吸循環代謝疾患の疫学や一般的な運動障害や内部障害のリスク管理、フィジカルアセスメントについて理解する。呼吸循環代謝疾患におけるサルコペニアやフレイル、筋力低下や呼吸循環機能障害について理解する。
2 第2回 呼吸機能障害1 呼吸機能障害や呼吸困難、ADL・精神機能・QOL障害について理解する。 
3 第3回 呼吸機能障害2 慢性呼吸不全と急性呼吸不全の運動障害について理解する。
4 第4回 循環機能障害1 循環機能障害と心不全、その評価と検査所見について理解する。
5 第5回 循環機能障害2  心筋症、弁膜症、虚血性心疾患、大動脈解離、末梢動脈疾患、不整脈の運動障害について理解する。
6 第6回 集中治療 集中治療を要する患者の運動障害について理解する。
7 第7回 代謝・血液疾患 糖尿病、慢性腎不全、がんの運動障害について理解する。
8 第8回 個別指導 個別指導を行う。
9 第9回 呼吸リハビリテーション  呼吸リハビリテーションの構成、目標、適応と禁忌、エビデンス、運動療法と各種肺理学療法の手技について理解する。
10 第10回 心臓リハビリテーション1  心臓リハビリテーションの構成、目標、適応と禁忌、エビデンス、運動療法について理解する。
11 第11回 心臓リハビリテーション2  心不全、虚血性心疾患、大動脈解離、末梢動脈疾患、不整脈に対する運動療法とリスク管理について理解する。 
12 第12回 代謝疾患に対する理学療法  糖尿病と慢性腎不全に対する理学療法について理解する。  
13 第13回 がんリハビリテーション   がんリハビリテーションの構成、目標、適応と禁忌、エビデンス、運動療法について理解する。
14 第14回 酸素療法体験学習 在宅酸素療法機器などを実際に使用して、その特性を理解する。 
15 第15回 重症患者の理学療法 集中治療における各治療と周術期理学療法について理解する。 

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