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授業情報/Class Information

科目一覧へ戻る 2024/04/13 現在

基本情報/Basic Information

開講科目名
/Class
理学療法臨床実習Ⅰ 【4/8~5/31】/Clinical Practice of Physical therapy Ⅳ-ⅰ
授業コード
/Class Code
B701291001
ナンバリングコード
/Numbering Code
開講キャンパス
/Campus
有瀬
開講所属
/Course
総合リハビリテーション学部/Rehabilitation
年度
/Year
2024年度/Academic Year  
開講区分
/Semester
前期集中/SPRING INTENSIVE
曜日・時限
/Day, Period
他(前期)/OTHERS(SPR.)
単位数
/Credits
8.0
主担当教員
/Main Instructor
大久保 吏司/OKUBO SATOSHI
遠隔授業
/Remote lecture
No

担当教員情報/Instructor Information

教員名
/Instructor
教員所属名
/Affiliation
小形 晶子/OGATA AKIKO 理学療法学科/Physical Therapy
大久保 吏司/OKUBO SATOSHI 理学療法学科/Physical Therapy
授業の方法
/Class Format
臨床実習
授業の目的
/Class Purpose
<臨床実習の詳細については、「実習の手引き(第15版)」を参照すること>
・本実習は、3年後期までに開講されるすべての科目および臨床実習前の学生評価が修了した後に実施する。本実習開始にあたっては、基本的な知識・技能・態度を備えていることを前提としている。
・この科目は学部DP2及びDP3に掲げるリハビリテーションに関する知識、技能を習得すること,また学部DP1、DP4で求められる主体的に課題に取り組み解決していく思考、判断を養うことにも繋がっていく。

・臨床実習Ⅰの方法は、実習生が診療チームの一員として加わり、臨床実習指導者の指導・監督の下でおこなう診療参加型臨床実習形態で実施する。
・臨床実習Ⅰの実施にあたっては、総合臨床実習前の学修と臨床実習ⅠⅡが十分連携できるように学修の進捗状況にあわせて、多様な疾患を経験できるように計画される。
・高齢化の進展に伴う医療需要の増大や地域包括ケアシステムの構築などにより、理学療法士及び作業療法士に求められる役割や知識等が変化 していることから、他職種連携による集学的医療・介護・福祉サービスの実態に触れられるような実習計画に基づく実習をおこなう。
・理学療法業務に関する理解を深めるために、臨床実習指導者による助言・指導のもとに、評価の実施や目標に応じた治療など、基本的理学療法を遂行する知識・技能を身につけることを目的とする.
・臨床実習体験により、社会人・専門職としてふさわしい行動や態度がとれるようになることを目的とする。

・・・・・ 特別警報または暴風雪警報発令の場合の取扱い ・・・・・
●臨床実習先は多地域にわたっており、大学における休講措置とは異なることに注意する。
 常に臨床実習先および施設担当教員と連絡をとり、実習先の地域における天候に留意し実習の可否を判断する。
到 達 目 標
/Class Objectives
目標<「実習の手引き(第15版)」を参照すること>
① 対象者に対する安全性、個人情報の守秘義務等全般について理解し行動することができる。
② 理学療法実施上の倫理的・法的責任について理解し遵守することができる。
③ 施設および理学療法部門の組織、理念、役割、規則、管理・運営、診療・サービス提供内容等について理解することができる。
④ 理学療法臨床実習Ⅰ・Ⅱともに、臨床実習指導者の指導・監督の下で、対象者に関する情報収集、障害像の把握、治療目標および治療計画の立案、治療実践ならびに治療効果判定について経験し、考察することができる。
⑤ 基本的な理学療法を遂行する知識・技能を修得し、専門職として備えるべき向上心を持ち、ふさわしい行動や態度をとることができる。
授業のキーワード
/Keywords
・診療参加型臨床実習、障害像把握、治療目標、治療計画、治療実践、治療効果判定
授業の進め方
/Method of Instruction
<「実習の手引き(第15版)」を参照すること>
・臨床実習施設における臨床実習の1単位の時間数については、1単位を40時間以上の実習をもって構成することとし、実習時間外に行う学修等がある場合には、その時間も含め45時間以内とする。
・臨床実習施設において、多様な疾患を経験できるよう計画された「臨床実習計画」に沿って実施する。
・臨床実習指導者は、理学療法士としの臨床経験が5年以上ある、医療・介護保険施設の理学療法士である。
・学外実習である臨床実習は、「臨床参加型実習」の形態をとり、臨床実習体験に基づいて学内実習で得た知識、技能、態度・習慣を対象者視点で修得する。
・臨床実習において実習生がおこなうことのできる行為については、あらかじめ患者に同意を得た上で、 臨床実習指導者の指導・監督の下、事前に養成施設と臨床実習施設において心身の侵襲性がそれほど高くないと判断した行為 についてはおこなうことができる。
・上記行為をおこなう場合には、臨床実習前に実習生の技術等に関して、実技試験等による評価をおこない、直接患者に接するに当たり、総合的知識及び基本的技能・態度を備えていることを臨床実習前に予め確認する。
 
履修するにあたって
/Instruction to Students
<「実習の手引き(第15版)」の参照ならびに実習オリエンテーションの内容を振り返ること>
1. 理学療法概論、理学療法評価学、各疾患別理学療法治療学等の学修内容を再確認すること。
2. 社会現場における実習であるので、実習中の行動には社会的責任が発生することもある。
  不適切な行動が確認された場合、実習を中止する場合があるので注意すること.
3. 8週間の長期実習であり,健康管理に留意して万全の体調で実習に臨むこと。健康保険証は
  必ず実習地に携帯すること。
4. 事前に実習研修を課すことがある。
5. 実習に関する事前の説明会を開催するが、下記の点には特に留意すること。
 1) 臨床実習には積極的な姿勢で臨むこと。
   2) 実習施設の就業に関する規則を遵守すること。
 3) 実習中は、臨床実習指導者への報告、連絡、相談を十分に行うこと。
   4) 清潔なユニホーム、靴を着用し、整容に留意して清潔を常に心がけること。
   5) 正当な理由無く遅刻、欠席、早退した場合には、単位を与えない.
   6) 患者に関する医学的情報について、個人情報の守秘義務を遵守すること。
   7) 安全には細心の注意を払い、事故発生時には直ちに実習指導者および本学教員に報告すること。
6. 臨床実習の手引き(第15版)を熟読しておくこと。
 特に手引きのⅣ.理学療法臨床実習Ⅰ・Ⅱ実施要綱、Ⅴ.学生の責務と注意事項および課題、Ⅵ健康管理、各種抗体検査、ワクチン接種、Ⅶ個人情報の遵守、Ⅷハラスメント防止に関する基本的な姿勢、Ⅸ事故発生時の対応、Ⅹ.臨床実習における出欠の扱いについて、Ⅺ.デイリーノートおよび症例報告書の作成指針、 Ⅻ.教員連絡先等一覧、について実習オリエンテーション時の説明と併せて理解し、実行できるようにしておくこと。
7. 臨床実習における知識・技能・態度に関する到達目標は、個人の能力に応じて設定、指導・助言されるため、臨床実習指導者や担当教員ならびに本学科教員と相談すること。
8. 実習調整者の配置については、臨床実習の質の向上を図るため、養成施設は、臨床実習全体の計画の作成、実習施設との調整、臨床実習の進捗管理等を行う者(実習調整者)として、専任教員から1名以上配置する。
9. 臨床実習中の本学への連絡は、施設担当教員に行う。緊急の場合で施設担当教員が不在の場合は、実習用緊急携帯電話(080-5772-2706)に連絡する。
10. 実習期間中および前後の大学からの連絡は、電子メールまたは電話にて行う。電子メールは大学から付与されているメールアドレス宛に送信するので、必ず1日1回は着信がないかを確認すること。
授業時間外に必要な学修内容・時間
/Required Work and Hours outside of the Class
・臨床実習計画に基づいて実施される臨床実習課題に関する復習と予習(概ね60分程度)。
・臨床実習課題の内容・実施方法等については、常時、臨床実習指導者の指導・助言を仰ぎながら行動目標が明確になるように心がける。またそのために臨床実習指導者とのコミュニケーションを円滑におこなえるようになるための準備・工夫をすること。
・臨床実習をより円滑に進めるために、臨床実習指導者の助言・指導のみならず、必要性がある時は臨床実習施設担当教員に適時相談すること。 
提出課題など
/Quiz,Report,etc
<「実習の手引き(第15版)」を参照すること>
1. 学生の課題
【実習中】
デイリーノート(「P.30デイリーノートおよび症例報告書の作成指針」を参照)の実施の有無、提出の有無については、臨床実習指導者の指示に従うこと。
【実習終了後】
① 実習報告会での発表
・症例報告書(A3用紙1枚程度)を作成し、それをもとに症例発表を行う。
② 提出物 
・「理学療法臨床実習(4年次)報告書」(附録PT-5)
学籍番号、氏名、実習施設名、臨床実習指導者名、実習期間等を記載すること。
・症例報告書(①におけるレジュメ)
成績評価方法・基準
/Grading Method・Criteria
成績評価は以下の①,②および下記の事項を基準に行う。

① 実習地による臨床実習での評価(60%)
② 臨床実習後評価(症例報告書,実習報告会での発表など)(40%)

ただし以下の事項に該当した場合、単位認定から除外となるので注意すること。
1)臨床実習期間において出席日数が出席すべき日数の4/5未満の場合。
2)無断欠席および2回以上の学生の過失による遅刻した場合。
3)実習の手引き「Ⅴ.学生の責務と注意事項および課題」の記載内容が遵守できない場合。
4)実習前オリエンテーション時の内容が遵守できない場合。
5)実習開始前のオリエンテーション、実習後の実習報告会、その他本授業に関する諸会議、本実習前後の筆記・実技試験、口頭試問などの諸試験を本学の定める公認欠席以外の理由で欠席した場合。またその他の理由によるものであって2日前までに事前連絡および科目担当者の了承を得ずに欠席した場合。
※学内実習が生じた場合について
 コロナ感染等の事情により、臨床実習施設での実習開始・継続が困難となった場合、学内での代替実習に置き替わることがある。この場合、定めた学内実習に参加し、臨床実習と同等の学習時間数を遂行することが単位認定の必要条件となる。また学内実習では課せられた課題の提出を求める。
この場合は臨床実習を行なった期間における上記①および学内実習の実施期間における課題の評価により60%分の成績評価をおこなう。なお学内実習においても上記1)~5)の事項は同様のものとなる。
テキスト
/Required Texts
特に指定しない。 
参考図書
/Reference Books
1) 奈良勲、監修・鶴見隆正、他編: 標準理学療法学 専門分野 『理学療法 臨床実習とケース
      スタディ(第2版)』、医学書院、2011年3月、5,170円(税込)、ISBN 978-4-260-01207-2
2) 有馬慶美、他編: 基本編 ケースで学ぶ理学療法臨床思考(第2版)、文光堂、2019年12月
  5,720 円(税込み)、ISBN 978-4-8306-4579-2
3) 有馬慶美、他編: 実践編・ケースで学ぶ理学療法臨床思考(第2版)、文光堂、2019年12月
  7,920円(税込み)、ISBN 978-4-8306-4580-8  
No.
/Time
主題と位置付け
/Subjects and position in the whole class
学習方法と内容
/Methods and contents
備考
/Notes
1 1週目 オリエンテーション
・病院・施設の概要(組織、理念、役割、管理・運営方針、規則等)
・実習計画(スケジュール)・実習成績評価方法の説明

※スケジュールは臨床実習施設の診療体制に従うものであり、必ずしも上記の通りではない。
2 2週目~7週目 【基本的な流れ】
・臨床実習指導者が実施する理学療法見学・模倣
・臨床実習指導者の指導・監督の下で、基本的理学療法の実施
  対象者の障害像を把握するための情報収集と評価
  対象者の理学療法に必要な基本的技術と技能に関する学修
・リハビリテーション部門ならびに関連部署における診療活動、診療見学、
   院内のケースカンファレンスや各種研修活動等への参加
*3~4週目 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
 臨床実習指導者
  附録の「理学療法臨床実習Ⅰ・Ⅱ(4年次)評価表」を使用して、学生に
  対する中間評価の実施
 学生
  臨床実習計画に沿った現段階での実習到達度について、臨床実習指導者と
  共に確認

※スケジュールは臨床実習施設の診療体制に従うものであり、必ずしも上記の通りではない。
3 8週目 ・臨床実習目標到達度の確認(臨床実習指導者からのフィードバック)
・臨床実習指導者による総括、今後の学生自身の課題について検討

※スケジュールは臨床実習施設の診療体制に従うものであり、必ずしも上記の通りではない。

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