シラバス参照

授業情報/Class Information

科目一覧へ戻る 2024/04/13 現在

基本情報/Basic Information

開講科目名
/Class
心理学 【理/作】/Psychology
授業コード
/Class Code
B700451001
ナンバリングコード
/Numbering Code
ROTa102/RPTa104/RSRa103
開講キャンパス
/Campus
有瀬
開講所属
/Course
総合リハビリテーション学部/Rehabilitation
年度
/Year
2024年度/Academic Year  
開講区分
/Semester
前期/SPRING
曜日・時限
/Day, Period
月1(前期)/MON1(SPR.)
単位数
/Credits
2.0
主担当教員
/Main Instructor
須田 泰司/SUDA YASUSHI
遠隔授業
/Remote lecture
No

担当教員情報/Instructor Information

教員名
/Instructor
教員所属名
/Affiliation
須田 泰司/SUDA YASUSHI 総合リハビリテーション学部/Rehabilitation
授業の方法
/Class Format
対面授業(講義)

<大学の方針で急激な感染拡大に伴う授業形態の一時的変更になった場合>
授業形態を「遠隔授業(リアルタイム授業)」に変更します。  
受講方法につきましては、最下欄にある「遠隔授業情報」をご確認ください。
授業の目的
/Class Purpose
この科目は、学部のDPに示す、リハビリテーションに関する広範かつ専門的な知識を習得することを目指しています。
心理学は、こころと行動の学問であり、ある現象に対して、人間の心がどのように反応するかや、どのような行動をするのかを科学的な手法で研究する学問のことです。
心理学は医療・経済・教育・司法等々のさまざまな分野で応用心理学として活用されています。
そのためには基礎的な心理学を学ぶことが重要になります。
基礎心理学は心の仕組みを追及する学問で、人間であればだれもが持っているこころの仕組みを科学的に解明するための学問であり、心理学の一般法則になる位置づけです。
心の仕組みを十分に知り、人間の行動の意味を理解できるようになることを目的とします。
なお、この授業の担当者は臨床心理士の資格を持ち、医療機関、教育機関、福祉機関等での心理業務を30 年間経験している、臨床経験のある教員です。
幼児から成人各年代の心理療法を生業に開業しており、加えて「青少年主体のフリースクール」を運営していますので、より実践的な観点から人間のとらえ方や心理学の活用法を示せます。
到 達 目 標
/Class Objectives
*「自分を知る」、少しでも自分を知り、過去・現在・未来への流れの道しるべになることを目標とします。
*社会生活に必要な動機、記憶、欲求、学習、知覚、認識、発達、パーソナリティ等、「自我状態」が理解できます。
*それらがどのように発達・習得していくのかが分かり、自分自身の状態理解にも役立ちます。
*他者理解が客観的にわかり、対人関係の在り方にも役立ちます。  
授業のキーワード
/Keywords
*「客観的根拠に基づいたさまざまな想像力」
*「人間・事態への洞察力」
*「自分への内省力」  
授業の進め方
/Method of Instruction
対面授業で講義を中心に進めます。

出席カード・資料等は、授業が始まる前に配布します。
諸事情でやむなく遅刻した場合は、授業中には渡せませんので、出席カードは授業終了後に、取りに来てください。また資料は入り口近くの所定の机に置いてありますので速やかに取り、席についてください。 
履修するにあたって
/Instruction to Students
後期「臨床心理学」を履修希望者は、「心理学」の授業内容が基礎となり臨床を学んでもらうので、1年を通じて連続しているイメージを持ってもらうと、学習内容が深まると思います。   
授業時間外に必要な学修内容・時間
/Required Work and Hours outside of the Class
各授業内容は、15回を通じた授業内容すべてにリンクしていますので、毎回の授業内容を復習し、次回への授業内容との関連を考察する姿勢を身につけてください。   

提出課題など
/Quiz,Report,etc
状況に応じて、レポートを課します。 
成績評価方法・基準
/Grading Method・Criteria
*前期定期試験
*必要に応じたレポート
*毎回に提出を求める各学生のコメント
以上3点を総合的に判断して評価を行う。 
テキスト
/Required Texts
特定のテキストは指定しません。 
授業毎に各講義のレジュメを配布します。
参考図書
/Reference Books
授業内において、必要に応じて提示します。  
No.
/Time
主題と位置付け
/Subjects and position in the whole class
学習方法と内容
/Methods and contents
備考
/Notes
1 第1回  「こころ」とは何か  「こころとは何か」について、こころへのアプローチの仕方、こころの特性、こころの育ちについて概説します。
科学であるにもかかわらず実証にあいまいな心のとらえ方を、脳や行動で捉える考え方に至る経緯を知ることで、心理学を身近に感じると思います。  
2 第2回  心理学の歴史と領域  心理学という学問の歴史流れを知ることで、特別な学問でなく、生活の中で必然的に生まれた学問であることを知ってもらいます。その上で身近に感じることもできるし、占い的なものでなく、根拠に基づいて人間の行動が証明されることを知り、そのためになぜ基礎心理が必要か、そこから広がった応用心理学とは何かがわかるように説明をします。  
3 第3回  発達心理学  人が年齢を重ね成長していく中で、その時期ごとにこころにどのような変化が起こるのかを発達心理学の観点からみていきます。
そのために主要な発達理論も織り交ぜて、成長していく過程をみていきます。 
4 第4回  人間の欲求・動機づけ  発達理論をふまえて、人間の欲求・動機づけの変化を概観し、欲求・動機づけが成長に伴っての目的-目標にどのようにかかわっていくのかを概説します。  
5 第5回 人間の記憶  外部から得た情報が脳内でどのように伝達され、どのように記憶として定着していくのかのメカニズムを概説します。
睡眠との関係、感情とも関連させ、日常で意識・無意識的に行っている記憶の不思議さを探ります。  
6 第6回 人間の認識  人間が受け取る刺激を感覚機能-知覚機能ー認識機能と、どう受け入れていくのか、感情とどのようにかかわるのかを概説します。
それが成長過程の生活にどのように影響していくかを考えていきます。 
7 第7回 感情・情動  発達段階・環境に応じて感情・情動はどのように発達・変化していくのかを概説します。 
8 第8回 学習心理学  人間が様々な経験を通じて学ぶことで、どのように行動が変化していくのか、その過程を「欲求、動機づけ」「記憶」「感情、情動」とのかかわりを通じて概説します。
9 第9回 人格心理学  性格や人格などの一人一人違うパーソナリティについて発達過程を通じて概説します。 
10 第10回 行動心理学  人間の行動を、例えばしぐさなどを観察することで、こころの動きを研究する行動心理学を概説します。  
11 第11回  社会心理学  人が社会の中で行動する際のこころの動きや行動を研究する社会心理学を概説します 
12 第12回 心理検査学  種々の心理検査の概要と使用の範囲・注意を概説します。    
13 第13回 心理学の一つの見方  ジブリアニメ「千と千尋の神隠し」を通じて、心理学的な意味を考察します。
神話や昔話などに託された人間の想い、心理の一端をみることで、いろいろな事象を「喩える」「想像する」力が人間の生き方を豊かにする原動力であることを理解できる内容です。
14 第14回 正常と異常  状況・環境等によって異なる、さまざまな基準からなる正常-異常を考察します。
15 第15回  応用心理学  さまざまな分野で心理学がどのように使われているのかを概観していきます。 

科目一覧へ戻る