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授業情報/Class Information

科目一覧へ戻る 2024/04/12 現在

基本情報/Basic Information

開講科目名
/Class
異文化マネジメント論Ⅰ/Cross-Cultural ManagementⅠ
授業コード
/Class Code
B601291001
ナンバリングコード
/Numbering Code
BACe536
開講キャンパス
/Campus
ポートアイランド
開講所属
/Course
経営学部/Business Administration
年度
/Year
2024年度/Academic Year  
開講区分
/Semester
前期/SPRING
曜日・時限
/Day, Period
金3(前期)/FRI3(SPR.)
単位数
/Credits
2.0
主担当教員
/Main Instructor
藤原 由紀子/FUJIWARA YUKIKO
遠隔授業
/Remote lecture
No

担当教員情報/Instructor Information

教員名
/Instructor
教員所属名
/Affiliation
藤原 由紀子/FUJIWARA YUKIKO 経営学部/Business Administration
授業の方法
/Class Format
対面講義
授業の目的
/Class Purpose
本講義は、経営学部のDPである現代の企業経営に関する基本的知識を学修し、ビジネス全般にわたって活用するために有用な知識を総合的に学修すること、社会のグローバル化に伴って、国際社会の一員としての自覚を持ち、異文化の人々と交流するのに必要な知識と技能を学修することの2つを目指す。本講義は専門選択科目であり、国際経営論Ⅰ・Ⅱの発展科目に位置付けられる。
 企業の経営が国際化すると、文化的背景の異なる人々と一緒に仕事をすることが増える。顧客との間だけでなく、企業の内部においても文化の違いから生じるさまざまな問題に直面する。その一方、人材の多様化は新しいアイデアの創造に役立つなど、プラスの効果が大きいとも言われている。本講義では、①経営における文化の多様性とは何か、②文化の違いを捉えたり、異文化をうまく乗り越えるために考えられた理論、③異文化コミュニケーションを中心に学修する。
 それにより、経営の場における文化の違いに関心をもち、文化の多様性を生かすうえで適切なマネジメントとはどのようなものかを判断できるようになることを目的とする。
到 達 目 標
/Class Objectives
1.経営における文化とは何かについて説明できる。
2.文化の多様性のメリットとデメリットについて説明できる。
3.異文化経営論の代表的な理論について説明できる。
4.グローバル化が進む中で企業が直面するグローバル・ローカル・トレードオフについて、
  具体的を挙げて説明できる。
5.コミュニケーションにおけるコンテクストの違いとは何を意味するのか、説明できる。
6.異文化コミュニケーションで発生する問題についてコンテクストの観点から説明できる。
7.日本企業の国際経営が国際経営を行ううえで抱える問題点について、異文化対応の観点から
  説明できる。
8.経営の場における異文化問題に関心をもち、その原因が何にあるのかについて考えられる。
授業のキーワード
/Keywords
文化、コミュニケーション、コンテクスト、異文化理解
授業の進め方
/Method of Instruction
講義形式で進める。
授業中にグループワークもしくはペアワークを行う。その結果を中間レポートとして提出してもらう。グループワークの詳細については、初回授業で説明する。
履修するにあたって
/Instruction to Students
グループワークやペア・ワークの相手は、教員の方で組みます。
国際経営論の基礎的な知識が必要となる場合があります。
授業時間外に必要な学修内容・時間
/Required Work and Hours outside of the Class
・事後学修として、講義中に配布したプリント等を読み返すなどして、理解を確実なものにすること(30分)。
・良質のテレビ番組を視聴したり、、授業中に紹介する企業の事例を読んだりして、講義で学んだ知識や理論を使って現実の企業活動を解釈する練習をしてください。
提出課題など
/Quiz,Report,etc
組織文化についての中間レポート(1回)を課す。

成績評価方法・基準
/Grading Method・Criteria
小テストまたは授業中に取り組む課題(30%)、中間レポート(30%)、最終確認テスト(40%)で評価する。
テキスト
/Required Texts
テキストは、指定しません。授業中に資料を配布します。
参考図書
/Reference Books
馬越恵美子・桑名義晴編著 異文化経営学会著 『異文化経営の世界 その理論と実践』白桃書房、3,300円。
太田正孝編著 『異文化マネジメントの理論と実践』 同文舘出版、2500円。
林倬史著 『イノベーションと異文化マネジメント』 唯学書房 、2,200円 
No.
/Time
主題と位置付け
/Subjects and position in the whole class
学習方法と内容
/Methods and contents
備考
/Notes
1 第1回 イントロダクション 異文化マネジメントとは何か、その意味と意義について説明する。
本講義の進め方、評価の仕方についても説明する。
2 第2回 企業のグローバル化と異文化問題 文化とは何か。企業活動のグローバル化が進むにつれて、文化が経営にどのような影響を与えるのかを学ぶ。
3 第3回 日本企業の国際経営と異文化経営 日本企業で異文化マネジメントをうまく行っている企業はまだ少ない。その要因となる日本企業の国際経営の特徴と日本人のコミュニケーションの特徴について学ぶ。
4 第4回 経営と国の文化-1 文化は、経営に対してさまざまな点で影響を及ぼしている。ここでは、ホフステッドを中心に、経営において国の文化はどのように理解され、類型化されるのかを異文化経営の代表的な理論から学ぶ。
5 第5回 経営と国の文化-2 文化は、経営に対してさまざまな点で影響を及ぼしている。ここでは、ホフステッドを中心に、経営において国の文化はどのように理解され、類型化されるのかを異文化経営の代表的な理論から学ぶ。
6 第6回 組織文化の比較 同じ組織で働く人が共有する価値観、信条、行動規範である組織文化について学ぶ。
7 第7回  組織文化の比較-1  組織文化についてのグループワークまたはペアワークを行う。大学や高校なども、組織である。そこで、シャインの「文化のレベル」にしたがって、受講者どうしで自分が卒業した高校の組織文化を比較しあう。その結果は、レポートとして提出する。
 この回では、課題の具体的な内容や方法について説明する。
8 第8回 組織文化の比較-2 組織文化についてのグループワークまたはペアワークを行う。大学や高校なども、組織である。そこで、シャインの「文化のレベル」にしたがって、受講者どうしで自分が卒業した高校の組織文化を比較しあう。その結果は、レポートとして提出する。
 この回では、前回以降にでた質問に答える形で説明を行う。
9 第9回  組織の文化と国の文化

国の文化が組織文化にどのような影響を及ぼすのかを学ぶ。
10 第10回  異文化コミュニケーションとコンテクスト・マネジメント-1 組織内の異文化問題の多くが、人対人のコミュニケーションから生じている。ここでは、異文化コミュニケーションの理論、文化によるコンテクストの違いについて学ぶ。 
11 第11回 異文化コミュニケーションとコンテクスト・マネジメント-2 文化によるコンテクストの違いをいかにうまく乗り越えるのかというコンテクスト・マネジメントについて学ぶ。
12 第12回 文化的多様性のマネジメント-1 文化的多様性は組織の効率的な運営にマイナスの影響を与えるが、プラスの相乗効果である異文化シナジーを得ることもできる。ここでは、文化的多様性を生かすためには、どのようなマネジメントが適切かを学ぶ。 
13 第13回 文化的多様性のマネジメント-2 文化的多様性は組織の効率的な運営にマイナスの影響を与えるが、プラスの相乗効果である異文化シナジーを得ることもできる。ここでは、文化的多様性を生かすためには、どのようなマネジメントが適切かを学ぶ。 
14 第14回 異文化の人と一緒に働くとはケーススタディ:日産自働車の事例 日産自動車の事例をもとに、異文化問題とその対応について考える。 
15 第15回 まとめ これまでの講義内容を理解できているかどうかを確認する。 

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