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授業情報/Class Information

科目一覧へ戻る 2024/04/12 現在

基本情報/Basic Information

開講科目名
/Class
スモール・ビジネス論Ⅱ/Small-Enterprise Theory Ⅱ
授業コード
/Class Code
B600562001
ナンバリングコード
/Numbering Code
BACb620/DSCg634
開講キャンパス
/Campus
ポートアイランド
開講所属
/Course
経営学部/Business Administration
年度
/Year
2024年度/Academic Year  
開講区分
/Semester
後期/AUTUMN
曜日・時限
/Day, Period
月3(後期)/MON3(AUT.)
単位数
/Credits
2.0
主担当教員
/Main Instructor
江頭 寛昭/EGASHIRA HIROAKI
遠隔授業
/Remote lecture
Yes

担当教員情報/Instructor Information

教員名
/Instructor
教員所属名
/Affiliation
江頭 寛昭/EGASHIRA HIROAKI 経営学部/Business Administration
授業の方法
/Class Format
オンデマンド
授業の目的
/Class Purpose
この科目は、経営学部のDPに示す、現代の企業経営に関する基本的知識を学修し、ビジネス全般にわたって活用するために有用な知識を総合的に学修することを目指す。
経営商学コースの選択必修科目の一つで、「経営学総論」で学ぶ基礎知識を必要とします。
家電製品や自動車をはじめ、私たちの生活に欠かすことのできない工業製品や、生活の利便性を高め、豊かな暮らしを支えてくれている様々な商品やサービスの提供など、社会のあらゆる場面で、中小企業は重要な役割を果たしています。加えて、国内経済を新たにけん引する力として起業活動に注目が注がれています。また、他方で新規創業企業も含めて、中小企業は私たちの働く場の提供者としても重要な役割を果たしています。このように私たちの暮らしにとって重要で、産業の中で大きな役割を果たしている中小企業の特徴とイノベーション、中小企業を取り巻く環境について、多様な情報に接し、評価・解釈し理解したことを表現できるようになることを目的とする。 
なお、この授業の担当者は、自治体附属の調査研究機関の研究員として、17年にわたる地域産業の実態調査研究に携わってきた実務経験を有する教員である。より具体的な例をもとに企業活動の実際を紹介する。
到 達 目 標
/Class Objectives
この授業では、スモールビジネス論Ⅰで学んだ中小企業についての概括的な理解を基礎として、産業社会の中での中小企業存立の特徴である産業集積、ネットワークと存立条件となる事業承継、新たな経済のけん引力として期待される起業活動とイノベーションを中心に現代のスモールビジネスの特質について理解し、スモールビジネスの社会における役割について評価し判断することができる。 
授業のキーワード
/Keywords
中小企業、日本的下請けシステム、イノベーション、地域
授業の進め方
/Method of Instruction
テキストをもとに作成した配布資料に沿って授業を進めます。また、授業の理解度を確認するため授業期間中に簡単な課題を課します。
履修するにあたって
/Instruction to Students
この授業では、スモールビジネス論Ⅰでの知識習得を前提として講義を進めますので、できるだけスモールビジネス論Ⅰの単位を修得したうえで受講してください。
授業時間外に必要な学修内容・時間
/Required Work and Hours outside of the Class
テキストに沿って独自に作製した配布資料をもとに授業を進めますので、テキストを使って毎回20分~30分程度の予習を行なったうえで授業に臨まれることをお勧めします。
提出課題など
/Quiz,Report,etc
授業期間中に適宜、簡単な課題を課します。
課題の提出を求める場合には、その課題の内容、提出方法について配布資料の末尾に表示するので、各回の配布資料には資料配布後1週間以内に必ず目を通しておくこと。
成績評価方法・基準
/Grading Method・Criteria
授業期間中に実施する簡単な課題内容をもとに評価します。
テキスト
/Required Texts
植田浩史、桑原武志他著『中小企業・ベンチャー企業論(新版)』有斐閣コンパクト
参考図書
/Reference Books
渡辺幸男、小川正博他著『21世紀中小企業論』有斐閣アルマ
No.
/Time
主題と位置付け
/Subjects and position in the whole class
学習方法と内容
/Methods and contents
備考
/Notes
1 第1回 ガイダンス 講義で取り扱う内容について概説するとともに、講義の進め方や評価方法についてガイダンスを行います。 
2 第2-4回 下請けシステムとものづくり中小企業 日本のものづくりにとって重要な役割を担ってきた日本的下請システムについて解説するとともに、今日の経済の中でどのように変化しているのかをみていく。
3 第5-7回 国際化と中小企業 中小企業を取り巻く激しい環境変化の中で、国際化も重要な要素の一つである。新興国の台頭や貿易の活発化、製造業の海外進出など、中小企業の視点から国際化の現状を捉えていきます。
4 第8,9回 事業承継と中小企業 近年、日本の企業数の減少が続いている。その主要な要因の一つとして、厳しい経営環境の中で後継者の確保が困難になっていることが指摘されている。後継者難による倒産・廃業は雇用の面でも大きな影響をもたらすと考えられる。ここでは産業、社会にとって重要な問題となっている中小企業の事業承継について考える。
5 第10-12回 集積・ネットワークを生かす中小企業 経営資源に乏しい中小企業が自らの強みに特化して特徴を発揮できるためには、複数の中小企業が強みを持ち寄って力を発揮する必要があります。その力を発揮する場として特定地域に企業が集中する産業集積の果たす役割の重要性が近年認められるようになっています。また、集積の中で中小企業はネットワークを活用することで限られた資源を補い強みを発揮しているといわれてます。ここではこの産業集積とネットワークについて取り上げます。
6 第13-15回 地域とともに生きる中小企業 大企業に比べ中小企業は取引や雇用の面で立地地域との結びつきが強くならざるを得ず、事業に直接かかわりがない場合でも、中小企業の存続にとって地域社会との良好な関係を築いていくことが重要となります。ここでは、こうした中小企業と地域社会との結びつきについて考えます。

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