シラバス参照

授業情報/Class Information

科目一覧へ戻る 2024/04/12 現在

基本情報/Basic Information

開講科目名
/Class
演習ⅠB/Seminar ⅠB
授業コード
/Class Code
B600021012
ナンバリングコード
/Numbering Code
BACa609/DSCa609
開講キャンパス
/Campus
ポートアイランド
開講所属
/Course
経営学部/Business Administration
年度
/Year
2024年度/Academic Year  
開講区分
/Semester
後期/AUTUMN
曜日・時限
/Day, Period
水2(後期)/WED2(AUT.)
単位数
/Credits
2.0
主担当教員
/Main Instructor
辻 幸恵/TSUJI YUKIE
遠隔授業
/Remote lecture
No

担当教員情報/Instructor Information

教員名
/Instructor
教員所属名
/Affiliation
辻 幸恵/TSUJI YUKIE 経営学部/Business Administration
授業の方法
/Class Format
演習 

授業の目的
/Class Purpose
企業経営に関する問題にさらに関心を深めるために、企業とのコラボに着目をする。企業を調査し、分析することは経営する側の視点で社会を見つめることにつながるからである。よって、後期の目標は、三宮フューチャーマーケットに参加の企業分析から、商品やサービスの社会的意味を理解し、プロモートできることが目的である。具体的には、「自己の可能性を引き出す」ために、人前で発表する機会をふやす。今回は神戸マルイ1Fを活用する。自分の調べる能力や考える能力をのばせる、あるいは引き出すためである。よって、自分の考えを相手に伝えることができる、相手の話の内容を正確に聞き取ることができるようになること、企画をたてることができることである。そして、経営の問題を総合的に企業の分析・解析できる知識と技能を習得することを目標とする。また、後期はイベントの運営にも参加し、経営全般の学習もおこなう。具体的には阪急電車高架下にある商店街のピアザマルシェを運営する。常に実務経験のある教員として、結果の推測や予測する手助けとして実例を示すことができる。 
到 達 目 標
/Class Objectives
1.知識としてはマーケティングの基礎と現実的な商品や広告が理論的に説明できることを目標とする。
2.態度・習慣としては、自分でテーマを選択し、そのテーマについて調べ、まとめ、発表することができるようになることである。また新製品をリサーチしょうとする態度がみにつくことである。
3.技術としては、人前で発言できる力、また人の話を正確に聞く力を身に付けることである。
授業のキーワード
/Keywords
マーケティング、顧客満足、ブランド、リサーチ、プロモーション、地域企業
授業の進め方
/Method of Instruction
講義だけではなく、少人数のグループディズカッションも取り入れる。マルイで企画などをした後は、必ず振り返る時間をもつ
履修するにあたって
/Instruction to Students
自主的な、主体的な態度を身に付けるように、時事問題やニュース、ヒット商品などの話題については各自で情報を集め、それに対する意見をもっておくこと。また、マーケティングに関するニュースなどには関心をもってほしいので、毎日、ニュースなどをチェックすること。新聞ならば朝刊、夕刊ともにチェックをすることを求める。また、毎回教材を指定しているので授業の後は該当教材の復習を各自がしておくこと。(株)コミュースタイル、マルイグループ、フェリシモをはじめ連携先のホームページから、そのコンセプト、会社概要、財務諸表などを事前に把握すること。
授業時間外に必要な学修内容・時間
/Required Work and Hours outside of the Class
シラバスに示したとおり、テーマを選択したならば、そのテーマにそって文献などを読む必要がある。目安としては100分程度である。なお、リサーチに関しては指定図書を活用すればよい。これは毎回40分程度で複数回に分けて理解を深めながら、じっくりと取り組んでもらいたい。産学官との連携も積極的にすすめているので、各自のテーマに対する学習は別途、ゼミ時間とは別に設ける。これは60分程度の目安である。
提出課題など
/Quiz,Report,etc
提出物としては、発表したときにまとめた資料、ミーティングの議事録などはまとめて提出してもらう。前期も後期も同様である。フィードバックとして提出物については、提出者から順次、コメントを付して返却する。そのコメントの中には課題なども含まれるので再提出の可能性もある。返却の時に書き方(表現方法、レイアウト)についても指導をする。
成績評価方法・基準
/Grading Method・Criteria
以下の3つの合計で評価をする。これらの合計が評価となる。
1.総合評価点40点、0点から40点までで評価をする。総合評価点は毎回の授業内での態度、マナー、参加度の3つの視点から評価をする。
2..グループ内での役割点(コラボ中にグループ内でどのような活躍ができたかを評価する)0点から30点までで評価をする。
3.マルイ、その他イベントなどでの活躍点:0点から30点までで評価をする。
テキスト
/Required Texts
適宜、プリントを配布する
参考図書
/Reference Books
辻幸恵『流行と日本人-若者の購買行動とファッション・マーケティング-』白桃書房、2001年,
2200円+税
No.
/Time
主題と位置付け
/Subjects and position in the whole class
学習方法と内容
/Methods and contents
備考
/Notes
1 1回
ゼミの後期の概要説明 ゼミの概要として、目的、内容、前期の到達目標、ゼミ内での約束事などを説明する。課題紹介などもおこなう。
2 2回 マーケティングの基礎用語と企業対応の確認 マーケティングの基本を確認する。市場を中心に顧客にも着目をするので消費者の視点についても説明をする。また、三宮フューチャー・マーケットを実施しているので企業の対応についても基本事項を確認する。ホテル・神戸ラスイートハーバーランドのサービス、顧客層などの聞き取りを実施したチームの報告を聞く
3 3回 テーマの選択 身近な企業を中心にテーマを決めたいので、この時間に各自がどのテーマがよいかを決める。テーマごとに班分けをする。学会パネルを作成した若者のトレンド、清原の新製品、神戸衡機の人材獲得企画、日本茶の販売、行政とのコラボなどである。各チームでその企業の売上、顧客層、広告手法、課題などの情報やデータは共有し解決策を提案する。マルイでのホテル ラスート神戸・ハーバーランドの顧客の様子などの報告をラスートチームから受ける。同時に問題点も報告を受ける。次回の神戸中央区役所とのコラボ企画について区役所チームから概要説明を受ける
4 4回 テーマにそってのアプローチについて テーマにそってどのような視点から学習していけば、あるいは調査をしていけばよいのかについて基本的な文献検索からはじめる。また、テーマが大きい場合はどこから考えていけばよいのかを指示する。ここからはグループでの活動になるので、この時間内に各グループ内での役割も決定をする。企業とのコラボ(株式会社清原)の新製品開発後の顧客反応などのリサーチ結果を検討する。
5 5回 テーマ発表への準備 各グループがテーマを決め、企画や研究を開始してする。最終的にはそれらのアイデアを企業(この場合はBtoBの神戸衡機)にむけて発表するが、その発表方法などをこの時間では確認をする。基本的には発表はパワーポイントの使用を考えている。神戸衡機の説明、課題を先に取り組むようにリサーチデザインを決定する。また、過去の顧客データを共有する(守秘義務は厳守)。
6 6回 各グループの中間発表 企画について、何をどの程度調べたのかあるいは予想をたてて、実行したのかについて各グループが報告をする。(株)コミュースタイルとの提携により、今回は商店街全体での課題を把握する。また、カード使用のリサーチ、マップづくり、マルイグループとの連携によるコラボ企画も含む。ここで自らが顧客データを集め、それを企業が有している過去の顧客に関するデータと比較をする。商店街が実施するピアザマルシェの運営を担うので、そのための情報を共有する
7 7回 企画発表での注意事項 企画を発表をする際の注意事項を確認する。発表時間、質疑応答時間、発表する際に準備するもの、パワーポイントの製作方法、発表マナーなどである。また企業に出向くときの、アポイントのとり方や訪問マナーもあわせて説明する。三宮高架下ピアザ商店街の中の個店にリサーチに行く場合は各自が名刺交換をしてくること。
8 8回 テーマにそって各グループ発表 各グループが持ち時間内にコラボ成果の発表をする。発表グループ以外のものが質問をするので、それにこたえる。また、次回の日本茶農家とのコラボについての概要を日本茶チームから説明を受ける。それに先立ち、商標のついての専門家をゼミに招いて講義を受ける。
9 9回 グループ発表の反省会と新しい課題について 前回のグループ発表における反省事項を各自が述べる。またグループとしての評価を発表する。自分はグループ内でどのような貢献ができたのかについても考える。特にデータを元とした提案ができたか否か、机上の空論になっていないかどうかをしっかり検証する。
10 10回 コラボ企業のサービス・商品・広告について (株)コミュースタイルの手作りアクセサリーをはじめ、過去のヒット商品とその時代背景について説明をする。また、マルイや三宮高架下ピアザ商店街のイベント企画の実際や、マルイで取り上げた企業などを例示して、当日の売上や顧客動向を検証する。
11 11回 過去のマーケットについて 前回が製品を中心とした話であったので、今回は昭和に流行した現象について話をする。たとえばミニスカート、たけのこ族、アイドルブーム、宇宙戦艦ヤマトをはじめとしたアニメブームのさきがけなどである。また、平成になってからのフェスブーム、イベントを中心としたコト消費についてのヒットを検証する。検証にあたっては、企業あるいは業態の昭和時代のデータとも比較をする。
12 12回 現在のマーケットについて 主に2014年以降のヒット商品についての考察をする。ここでは過去の事例をふまえて、なぜそれらがヒットをしているのかについて議論をする。
13 13回 研究テーマの選択 各自がコラボというテーマで調べたが、その際に何についての具体的にどのようにしたのかを思い出し、また、今後続きがあるならばどのようにするのかを決めてもらう。
14 14回 研究テーマへの取り組みの報告 各自がどのようなテーマで、何をどこまでどのような方法で調べているのかの報告を実施する。お互いに現状を知ることによって、各自が方法を見直すことができる。
15 15回 研究テーマにそっての発表会 各自がテーマにそってどのような活動ができたのかを振り返る

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