シラバス参照

授業情報/Class Information

科目一覧へ戻る 2024/04/12 現在

基本情報/Basic Information

開講科目名
/Class
演習ⅠA/Seminar ⅠA
授業コード
/Class Code
B600011012
ナンバリングコード
/Numbering Code
BACa508/DSCa508
開講キャンパス
/Campus
ポートアイランド
開講所属
/Course
経営学部/Business Administration
年度
/Year
2024年度/Academic Year  
開講区分
/Semester
前期/SPRING
曜日・時限
/Day, Period
水2(前期)/WED2(SPR.)
単位数
/Credits
2.0
主担当教員
/Main Instructor
辻 幸恵/TSUJI YUKIE
遠隔授業
/Remote lecture
No

担当教員情報/Instructor Information

教員名
/Instructor
教員所属名
/Affiliation
辻 幸恵/TSUJI YUKIE 経営学部/Business Administration
授業の方法
/Class Format
演習(対面)
授業の目的
/Class Purpose
企業経営に関する問題にさらに自主的に関心を深めるために、グループをつくり、各グループがマーケティング分野に属するテーマを決める。これらのテーマを調査し、分析する。この成果を神戸マルイ1Fの三宮フューチャーマーケットというコーナーで発表する。対象企業は地元の神戸にゆかりのある企業を優先する。学生自らがその企業の良さを顧客にアピールしたり、共に商品開発をする。このことによって、 ビジネス全般にわたって活用するために必要な知識を総合的に学修できる。これは経営学部のディプロマポリシーと合致している。さらに経営の問題を総合的に分析・解析できる知識と技能を習得する。6月末には学会の年次大会でグループごとに口頭発表をする。学会発表はパワーポイントを使用するので、そのための資料づくりもおこなう。通信技術を用いて、情報を集め、さらにそれをプレゼンできるように加工することも、情報の整理技術を習得する機会となる。さらに実務経験のある教員として、結果の推測や予測する手助けとして具体例を示すことができる。
到 達 目 標
/Class Objectives
1.知識としてはマーケティングの基礎と現実的な商品や広告が理論的に説明できることを目標とする。
2.態度・習慣としては、自分でテーマを選択し、そのテーマについて調べ、まとめ、発表することができるようになることである。また新製品をリサーチしょうとする態度がみにつくことである。
3.技術としては、人前で発言できる力、また人の話を正確に聞く力を身に付けることである。
授業のキーワード
/Keywords
マーケティング、顧客満足、ブランド、キャラクター
授業の進め方
/Method of Instruction
講義だけではなく、少人数のグループディズカッションも取り入れる。発表などをした後は、各自にこちらからコメントカードを配布するので、それをよく読んで、次回に備えること。
履修するにあたって
/Instruction to Students
前期は6月の学会発表に向けてビジネスマナーなどもとりあげるので、マナーについての基本的な知識は学習しておくこと。60分程度の目安である。具体的にはスーツの着こなし方、名刺の受け取り方、渡し方、自己紹介の方法などである。また、マーケティングに関するニュースなどには関心をもってほしいので、毎日、ニュースなどをチェックすること。新聞ならば朝刊、夕刊ともにチェックをすることを求める。また、毎回教材を指定しているので授業の後は該当教材の復習を各自がしておくこと。
授業時間外に必要な学修内容・時間
/Required Work and Hours outside of the Class
シラバスに示したとおり、テーマを選択したならば、そのテーマにそって文献などを読む必要がある。60分程度の目安である。なお、キャラクターに関しては指定図書を活用すればよいが、これも毎日すこしずつ理解を深めた方がよいので60分程度は必要となると考える。。産学官との連携も積極的にすすめているので、その課題に対する学習は別途、ゼミ時間とは別に設ける。
提出課題など
/Quiz,Report,etc
提出物としては、発表したときにまとめた資料などはまとめて提出してもらう。前期も後期も同様である。フィードバックとして提出物については、提出者から順次、コメントを付して返却する。そのコメントの中には課題なども含まれるので再提出の可能性もある。返却の時に書き方(表現方法、レイアウト)についても指導をする。
成績評価方法・基準
/Grading Method・Criteria
前期(1回目~15回目)は以下の3つの合計で評価をする。これらの合計が評価となる。
1.総合評価点40点、0点から40点までで評価をする。総合評価点は毎回の授業内での態度、マナー、参加度の3つの視点から評価をする。1回の授業で0点から3点の配点になる。ただし9回目と15回目はこの日常点は含まれない。また別途、挙手や発表、課題への学外での取り組みは評価の対象とする。
2.9回目:中間でのグループ発表30点、0点から30点までで評価をする。
3.15回目:個別の課題発表30点、0点から30点までで評価をする。
後期(16回目~30回目)は以下の3つの合計で評価をする。これらの合計が評価となる。以下の詳細は前期と同じである
1.総合評価点40点
2.中間課題評価:30点
3.16回目:個別の課題発表点30点、0点から30点までで評価をする。
テキスト
/Required Texts
随時プリントを配布する
参考図書
/Reference Books
辻幸恵『流行と日本人-若者の購買行動とファッション・マーケティング-』白桃書房、2001年,
2200円+税
No.
/Time
主題と位置付け
/Subjects and position in the whole class
学習方法と内容
/Methods and contents
備考
/Notes
1 1回
ゼミの概要 ゼミの概要として、目的、内容、前期の到達目標、ゼミ内での約束事などを説明する。自己紹介などもおこなう。
2 2回 マーケティングの基礎用語の確認 マーケティングの基本を確認する。同時にこのゼミでは市場を中心に消費者行動にも着目をするので消費者の視点についても説明をする。
3 3回 テーマの選択 前期には身近な話題を中心にテーマを決めたいので、この時間に各自がどのテーマがよいかを決める。テーマごとに班分けをする。ちなみに昨年のテーマは雑貨が売れている理由、ファストファッションについて、スイーツの戦略などであった。今年もいくつか提示はするが、提示された以外のものでもかまわない。
4 4回 テーマにそってのアプローチについて テーマにそってどのような視点から学習していけば、あるいは調査をしていけばよいのかについて基本的な文献検索からはじめる。また、テーマが大きい場合はどこから考えていけばよいのかを指示する。ここからはグループでの活動になるので、この時間内に各グループ内での役割も決定をする。
5 5回 テーマ発表への準備 各グループがテーマを決め、研究を開始しているはずである。最終的にはそれらを発表するが、その発表方法などをこの時間では確認をする。基本的には発表はパワーポイントの使用を考えている。
6 6回 各グループの中間発表 1ヶ月何をどの程度調べたのかについて各グループが報告をする。企業とのコラボの準備をすすめる。ホームぺージの見方、財務諸表の見方などを学習する。
7 7回 テーマ発表での注意事項 発表をする際の注意事項を確認する。発表時間、質疑応答時間、発表する際に準備するもの、マナーなどである。また聞く側の注意事項も説明をする。これらは、授業内だけではなく、今後、学会に行く場合などを含めて、報告する側、される側の態度やマナーもあわせて指導する。また、学会以外にも企業報告があるのでそちらには必ず参加するので、その準備をする。参加企業のホームページ、新製品は調べておく。
8 8回 テーマにそって各グループ発表 各グループが持ち時間内に発表をする。発表グループ以外のものが質問をするので、それにこたえる。
9 9回 グループ発表の反省会と新しい課題について 前回のグループ発表における反省事項を各自が述べる。またグループとしての評価を発表する。自分はグループ内でどのような貢献ができたのかについても考える。
10 10回 過去のヒット商品について 過去のヒット商品とその時代背景について説明をする。たとえば大正時代に流行をした竹久夢二の文具や、昭和に流行をしただっこちゃん人形など主に製品を中心にとりあげる。これらをヒントに現在、コラボ企画中の企業にも何が提案できるのかを各自が考える
11 11回 過去のヒット現象について 前回が製品を中心とした話であったので、今回は昭和に流行した現象について話をする。たとえばミニスカート、たけのこ族、アイドルブーム、宇宙戦艦ヤマトをはじめとしたアニメブームのさきがけなどである。お茶ブームを学習し、現在コラボ企画中の南京町の天福名茶の商品のアピール方法を検討する。
12 12回 現在のヒット商品について 主に2014年以降のヒット商品についての考察をする。ここでは過去の事例をふまえて、なぜそれらがヒットをしているのかについて議論をする。また、今後日本でヒットしそうな商品を雑貨や小物の中から探し、商品開発(フェリシモ、手芸メーカー)とのコラボに備える。
13 13回 研究テーマの選択 各自がヒット商品というテーマで調べることにするが、その際に何のヒットについてのテーマにするのかを決めてもらう。映画、音楽、事象、広告、製品などから選択をする。
14 14回 研究テーマへの取り組みの報告 各自がどのようなテーマで、何をどこまでどのような方法で調べているのかの報告を実施する。お互いに現状を知ることによって、各自が方法を見直すことができる。企業コラボの状況を各チームごとに情報共有する。
15 15回 研究テーマにそっての発表会 各自がテーマにそって発表をする。発表は2人一組になり、どちらがよかったのかを聞いている側が採点をする。夏休みの商品開発にむけてフェリシモチームは開発と情報発信に分かれる。

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