シラバス参照

授業情報/Class Information

科目一覧へ戻る 2024/04/11 現在

基本情報/Basic Information

開講科目名
/Class
神戸スタディーズⅢ/Kobe City Studies Ⅲ
授業コード
/Class Code
B509371001
ナンバリングコード
/Numbering Code
開講キャンパス
/Campus
有瀬
開講所属
/Course
人文学部/Humanities and Sciences
年度
/Year
2024年度/Academic Year  
開講区分
/Semester
前期/SPRING
曜日・時限
/Day, Period
金4(前期)/FRI4(SPR.)
単位数
/Credits
2.0
主担当教員
/Main Instructor
西川 哲矢/NISHIKAWA TETSUYA
遠隔授業
/Remote lecture
No

担当教員情報/Instructor Information

教員名
/Instructor
教員所属名
/Affiliation
西川 哲矢/NISHIKAWA TETSUYA 人文学部/Humanities and Sciences
授業の方法
/Class Format
講義形式(対面)
授業の目的
/Class Purpose
神戸を特徴づける文化的な事象について歴史的に考察する。神戸市は明治22年に誕生、合併を繰り返し発展し今のような姿となったが、もちろんその発展の前提となる歴史があったわけである。この授業では、文献だけでなく神戸の文化財や名所旧跡などを取り上げ、神戸の特徴や魅力がいかなる歴史的条件のもとで成り立ったのか、考える素材を提供したい。同時に文化財への知見や、歴史を知る手順についても会得してもらう。本講義は、人文学部DP1に相当する。
到 達 目 標
/Class Objectives
・歴史が自分自身と密接に関係していることを知る 
・身近な文化財に気づくことができる。
・「文化財や歴史資料があるからこそ、歴史が分かる」ということを理解する。
・歴史を学ぶにも手順があることを知る。
・名所、旧跡、文化財について、歴史的な説明ができるようになる。
授業のキーワード
/Keywords
文化財、歴史学、地域史、史料批判
授業の進め方
/Method of Instruction
講義形式を中心とする。毎回、講義で扱った論点につき、自分の疑問や考え等のコメントを述べてもらい、授業にフィードバックさせる。
履修するにあたって
/Instruction to Students
授業で取り上げた神戸の名所旧跡には積極的に足を運んで欲しい。名所旧跡を見学することも大事な歴史学習である。
授業時間外に必要な学修内容・時間
/Required Work and Hours outside of the Class
1週あたり1時間以上の時間外学修を要する。授業で扱った素材以外にも神戸にどのような文化財があるか、自身で積極的に調べてみて欲しい。
提出課題など
/Quiz,Report,etc
毎回の授業ではコメントカードに考えたことを自由に書いて提出してもらう。
このうち質問や取り上げるべき意見、理解の不充分であったと思われる内容について、翌週の授業の初めに取り上げる。
成績評価方法・基準
/Grading Method・Criteria
毎回授業で、授業内容について学んだこと、考えたことをまとめて書いてもらう。授業内容を概ね理解し、考えがまとめられているものは2点。授業内容に関する内容を書いただけのものは1点。それ以外、関係のない内容や、極端に短い文章になっているものは出席していたとしても0点とする。全15回の授業×2点=30点満点で評価する。
期末レポート(70点満点)を課す。これらを合計して成績評価する。
テキスト
/Required Texts
なし
参考図書
/Reference Books
授業中に適宜紹介する。
No.
/Time
主題と位置付け
/Subjects and position in the whole class
学習方法と内容
/Methods and contents
備考
/Notes
1 第1回 オリエンテーション 歴史を学ぶにも手順があることを学ぶ。地域史という視角を知り、歴史が自分自身と密接に関わるものであることを学ぶ。
2 第2回 神戸の歴史概要 古代〜中世にかけて、大輪田泊、兵庫津へと国際貿易港として神戸の礎が築かれ、織豊期を経て、幕末維新期にまで至る神戸の社会発展・変化を知る。
3 第3回 神戸の寺社① 神戸の寺社をいくつか取り上げ、その由来のみならず、どのような信仰を集めてきたのか、いかなる社会的機能を有していたかなどについて理解を得る。
4 第4回 神戸の寺社② 神戸の寺社をいくつか取り上げ、その由来のみならず、どのような信仰を集めてきたのか、いかなる社会的機能を有していたかなどについて理解を得る。
5 第5回 神戸の酒 灘の酒造りの歴史を探り、その特質を知る。酒の社会文化的な意味にも注意する。
6 第6回 神戸の温泉 有馬温泉の歴史を探る。いかにして温泉地としての名声を得るようになったのか知る。
7 第7回 神戸の交通 道の端に佇む道標等を手がかりとして、前近代の交通のあり方を知る。同時に交通の近代化にともなう歴史的変化にも注意を向ける。
8 第8回 神戸開港 神戸海港の経緯と開国のもたらしたものについて学ぶ。
9 第9回 神戸と近代的スポーツ 居留地にもたらされた近代的スポーツとその歴史的意味について学ぶ。
10 第10回 神戸と産業と金融 明治以降を中心に、神戸の産業や金融の発達の歴史的要因を考える。
11 第11回 神戸とアジア① 日中関係に注目して神戸の歴史をみる。この回では、孫文と神戸の関係を中心に政治社会について学ぶ。孫文を支援する日本人との関係、孫文は日本で何を得たのかという点にも注意する。
12 第12回 神戸とアジア② 日中関係に注目して神戸の歴史をみる。この回では、清末の知識人 梁啓超と日本との関係を中心的に取り上げる。梁啓超が日本で何を得たのかという点にも注意する。
13 第13回 神戸における戦争と平和 神戸における戦乱を歴史的に振り返った上で、アジア・太平洋戦争下での人々の暮らしに焦点を当てることで、戦争と平和について考える。
14 第14回 神戸の災害と復興 これまでの災害を歴史的にみて、人々は災害にどのように向き合い、記録を残してきたかを知る。
15 第15回 まとめ これまでの授業のまとめと、レポートについて説明する。

科目一覧へ戻る