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授業情報/Class Information

科目一覧へ戻る 2024/04/11 現在

基本情報/Basic Information

開講科目名
/Class
専攻演習Ⅱ/Advanced Seminar Ⅱ
授業コード
/Class Code
B509231008
ナンバリングコード
/Numbering Code
HASa306
開講キャンパス
/Campus
有瀬
開講所属
/Course
人文学部/Humanities and Sciences
年度
/Year
2024年度/Academic Year  
開講区分
/Semester
後期/AUTUMN
曜日・時限
/Day, Period
水3(後期)/WED3(AUT.)
単位数
/Credits
2.0
主担当教員
/Main Instructor
中村 健史/NAKAMURA TAKESHI
遠隔授業
/Remote lecture
No

担当教員情報/Instructor Information

教員名
/Instructor
教員所属名
/Affiliation
中村 健史/NAKAMURA TAKESHI 人文学科/Humanities
授業の方法
/Class Format
 対面授業(演習)。
授業の目的
/Class Purpose
 この科目は、人文学部のディプロマポリシーのうち4、5、6、7を目指して実施される。
 この科目は人文学部の専門教育科目のうち学部共通科目にあたり、「専攻演習Ⅰ」の発展科目として位置づけられる。
 この科目では、国文学的な研究方法を理解し、それを実地の作品研究に用いて、「研究」の初歩を実践する。受講生は演習で自分が取りあげようとする作品を選び、教員の示した数種類の研究手法をその作品に応用して分析を行い、授業の場で発表・意見交換を行う。その上で、発表内容をレポートとしてまとめ、みずからの学修を客観的に振り返る。
 授業の目的は以下の通りである。
 (1)文学における研究方法を理解する。
 (2)作品の主題・構想・表現あるいは文学史的・文化史的・社会的位置づけ等を適切に分析できる。
 (3)2の成果を適切に文章で表現できる。
到 達 目 標
/Class Objectives
 (1)文学研究の方法を複数説明することができる。
 (2)特定の作品について、その主題・構想・表現あるいは文学史的・文化史的・社会的位置づけ等を適切に分析できる。
 (3)2の成果を適切に文章で表現(二千字程度)できる。
授業のキーワード
/Keywords
国文学、文学、研究
授業の進め方
/Method of Instruction
 演習形式を主としつつ、必要に応じて講義形式を取り入れて進める。
 授業の性質上、授業計画の内容、順序を多少変更する場合がある。
 授業内で最低1回の発表が義務づけられる。発表を行わなかった者には単位を与えない。
履修するにあたって
/Instruction to Students
授業時間外に必要な学修内容・時間
/Required Work and Hours outside of the Class
 授業時間外に必要な学修の目安となる時間は、1回あたり3時間程度である。
 受講生は、発表を担当する場合には、以下の予習が必要である。すなわち、発表の準備として、まず作品を丁寧に読み、指示された方法によって分析を加える。次に関連する作品や資料を調査の上、適切にまとめた上で、先の分析に加味し、裏づけとする。さらに全体をわかりやすくレジメにまとめる。一人で努力するだけでなく、ほかの受講生や教員に積極的に質問し、関わりを持ちながら予習を進めてゆくことも重要な要素となる。
 また、発表を担当しない場合には、次に取り上げる作品を読み、自分なりに分析し、意見・助言をあらかじめある程度まとめて授業に出席する必要がある。
提出課題など
/Quiz,Report,etc
 発表時のレジメおよび授業時レポート。レジメや発表内容については、その場で講評する。期末レポートについては、提出後、優秀作を提示してフィードバックとする。(したがって、この授業における提出物はフィードバックに利用する場合があることを、受講生はあらかじめ了承しておくこと。なお全体に配布・掲示する場合には、氏名・学籍番号等が分からないように加工する。)
成績評価方法・基準
/Grading Method・Criteria
 授業時の発表内容を75%として評価する。受講生全員がかならず一回は発表を行う必要がある。評価基準は、「到達目標」(2)および「聞き取りやすい表現・声量・口調で口頭発表できているか」である。
 授業時の発言内容(ただし自らの発表時を除く)を15%として評価する。評価基準は「到達目標」(1)(2)である。
 授業時レポートの内容を10%として評価する。評価基準は「到達目標」の(1)~(3)である。
テキスト
/Required Texts
 プリントを配布する。
参考図書
/Reference Books
 トーマス・C・フォスター『大学教授のように小説を読む方法[増補新版]』白水社 2019年 矢倉尚子翻訳 ISBN:9784560097304
 島内裕子『国文学研究法』放送大学教育振興会 2015年 ISBN:9784595140549
No.
/Time
主題と位置付け
/Subjects and position in the whole class
学習方法と内容
/Methods and contents
備考
/Notes
1 第1回 はじめに 授業の進め方を確認し、文学作品の研究方法について講義する。その後、各自担当の発表回を決める。「授業の目的」(1)に対応。
2 第2回 作品選び 各自自分の取り上げたい作品とその概要を発表し、教員の講評・助言を受けた上で、最終的にどのような作品を取り上げるかを決定する。「授業の目的」(2)に対応(以下すべて同じ)。
3 第3回 優れた研究に触れる(1) 人文学会に参加し、優れた研究に触れる。
4 第4回 受講生による発表(1) 1人目の受講生が、自分の選んだ作品について「どこに魅力があるのか。その魅力はどのようにして生まれてきたのか。文学史・文化史のなかで、そうした魅力はどのように位置づけられるのか。作品の主題は何か。主題と構想はいかに結びついているのか。作品における特徴的な表現は何か。そのような表現が意図的に選ばれた理由はなにか」といった問題について、発表を行う。その後、発表者以外の受講生全員で発表内容について意見交換・助言を行う。発表者は適宜これに応答する。最後に教員が講評・助言を行う。
5 第5回 受講生による発表(2) 2人目の受講生が、自分の選んだ作品について「どこに魅力があるのか。その魅力はどのようにして生まれてきたのか。文学史・文化史のなかで、そうした魅力はどのように位置づけられるのか。作品の主題は何か。主題と構想はいかに結びついているのか。作品における特徴的な表現は何か。そのような表現が意図的に選ばれた理由はなにか」といった問題について、発表を行う。その後、発表者以外の受講生全員で発表内容について意見交換・助言を行う。発表者は適宜これに応答する。最後に教員が講評・助言を行う。 
6 第6回 受講生による発表(3) 3人目の受講生が、自分の選んだ作品について「どこに魅力があるのか。その魅力はどのようにして生まれてきたのか。文学史・文化史のなかで、そうした魅力はどのように位置づけられるのか。作品の主題は何か。主題と構想はいかに結びついているのか。作品における特徴的な表現は何か。そのような表現が意図的に選ばれた理由はなにか」といった問題について、発表を行う。その後、発表者以外の受講生全員で発表内容について意見交換・助言を行う。発表者は適宜これに応答する。最後に教員が講評・助言を行う。 
7 第7回 受講生による発表(4) 4人目の受講生が、自分の選んだ作品について「どこに魅力があるのか。その魅力はどのようにして生まれてきたのか。文学史・文化史のなかで、そうした魅力はどのように位置づけられるのか。作品の主題は何か。主題と構想はいかに結びついているのか。作品における特徴的な表現は何か。そのような表現が意図的に選ばれた理由はなにか」といった問題について、発表を行う。その後、発表者以外の受講生全員で発表内容について意見交換・助言を行う。発表者は適宜これに応答する。最後に教員が講評・助言を行う。 
8 第8回 受講生による発表(5) 5人目の受講生が、自分の選んだ作品について「どこに魅力があるのか。その魅力はどのようにして生まれてきたのか。文学史・文化史のなかで、そうした魅力はどのように位置づけられるのか。作品の主題は何か。主題と構想はいかに結びついているのか。作品における特徴的な表現は何か。そのような表現が意図的に選ばれた理由はなにか」といった問題について、発表を行う。その後、発表者以外の受講生全員で発表内容について意見交換・助言を行う。発表者は適宜これに応答する。最後に教員が講評・助言を行う。 
9 第9回 受講生による発表(6) 6人目の受講生が、自分の選んだ作品について「どこに魅力があるのか。その魅力はどのようにして生まれてきたのか。文学史・文化史のなかで、そうした魅力はどのように位置づけられるのか。作品の主題は何か。主題と構想はいかに結びついているのか。作品における特徴的な表現は何か。そのような表現が意図的に選ばれた理由はなにか」といった問題について、発表を行う。その後、発表者以外の受講生全員で発表内容について意見交換・助言を行う。発表者は適宜これに応答する。最後に教員が講評・助言を行う。 
10 第10回 受講生による発表(7) 7人目の受講生が、自分の選んだ作品について「どこに魅力があるのか。その魅力はどのようにして生まれてきたのか。文学史・文化史のなかで、そうした魅力はどのように位置づけられるのか。作品の主題は何か。主題と構想はいかに結びついているのか。作品における特徴的な表現は何か。そのような表現が意図的に選ばれた理由はなにか」といった問題について、発表を行う。その後、発表者以外の受講生全員で発表内容について意見交換・助言を行う。発表者は適宜これに応答する。最後に教員が講評・助言を行う。 
11 第11回 受講生による発表(8) 8人目の受講生が、自分の選んだ作品について「どこに魅力があるのか。その魅力はどのようにして生まれてきたのか。文学史・文化史のなかで、そうした魅力はどのように位置づけられるのか。作品の主題は何か。主題と構想はいかに結びついているのか。作品における特徴的な表現は何か。そのような表現が意図的に選ばれた理由はなにか」といった問題について、発表を行う。その後、発表者以外の受講生全員で発表内容について意見交換・助言を行う。発表者は適宜これに応答する。最後に教員が講評・助言を行う。 
12 第12回 受講生による発表(9) 9人目の受講生が、自分の選んだ作品について「どこに魅力があるのか。その魅力はどのようにして生まれてきたのか。文学史・文化史のなかで、そうした魅力はどのように位置づけられるのか。作品の主題は何か。主題と構想はいかに結びついているのか。作品における特徴的な表現は何か。そのような表現が意図的に選ばれた理由はなにか」といった問題について、発表を行う。その後、発表者以外の受講生全員で発表内容について意見交換・助言を行う。発表者は適宜これに応答する。最後に教員が講評・助言を行う。 
13 第13回 受講生による発表(10) 10人目の受講生が、自分の選んだ作品について「どこに魅力があるのか。その魅力はどのようにして生まれてきたのか。文学史・文化史のなかで、そうした魅力はどのように位置づけられるのか。作品の主題は何か。主題と構想はいかに結びついているのか。作品における特徴的な表現は何か。そのような表現が意図的に選ばれた理由はなにか」といった問題について、発表を行う。その後、発表者以外の受講生全員で発表内容について意見交換・助言を行う。発表者は適宜これに応答する。最後に教員が講評・助言を行う。 
14 第14回 受講生による発表(11) 11人目の受講生が、自分の選んだ作品について「どこに魅力があるのか。その魅力はどのようにして生まれてきたのか。文学史・文化史のなかで、そうした魅力はどのように位置づけられるのか。作品の主題は何か。主題と構想はいかに結びついているのか。作品における特徴的な表現は何か。そのような表現が意図的に選ばれた理由はなにか」といった問題について、発表を行う。その後、発表者以外の受講生全員で発表内容について意見交換・助言を行う。発表者は適宜これに応答する。最後に教員が講評・助言を行う。 
15 第15回 優れた研究に触れる(2) 優秀卒論発表会に参加し、優れた研究に触れる。

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