科目一覧へ戻る | 2025/02/13 現在 |
開講科目名 /Class |
専攻演習Ⅱ/Advanced Seminar Ⅱ |
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授業コード /Class Code |
B509231004 |
ナンバリングコード /Numbering Code |
HASa306 |
開講キャンパス /Campus |
有瀬 |
開講所属 /Course |
人文学部/Humanities and Sciences |
年度 /Year |
2025年度/Academic Year |
開講区分 /Semester |
後期/AUTUMN |
曜日・時限 /Day, Period |
水3(後期)/WED3(AUT.) |
単位数 /Credits |
2.0 |
主担当教員 /Main Instructor |
大西 慎也/OONISHI SHINYA |
遠隔授業 /Remote lecture |
No |
教員名 /Instructor |
教員所属名 /Affiliation |
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大西 慎也/OONISHI SHINYA | 人文学科/Humanities |
授業の方法 /Class Format |
対面授業(演習) |
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授業の目的 /Class Purpose |
DP4の「獲得した知識と体験と技能を活用して、自らが設定した課題や問題点を論理的な分析と考察をとおして解決・解明へと導くことができる。」」「5、相手の意見を正確に理解し、自分の考えや意見を口頭や文章で的確に表現できる。」「6、情報に潜む危険性を認識したうえで、情報通信技術等を用いて情報を適正につかみ、伝えることができる。」「7、多様な他者と共存して、異なった価値観を尊重し、積極的に交流・協働できる。」を目指す。そのために、自分自身がこれまで経験してきた被教育体験を踏まえ、現代の学校教育が抱える問題点について履修者全員で対話し、自分なりの解決策を探っていく。さらに、他者の意見をクリティカルに捉え、自分の考えを成長させ、自分なりの問いを立てることを目指す。繰り返しレポートを作成することで、卒業論文執筆に向けた準備を進めることを目的とする。可能であれば、フィールドワークを実施し、地域素材を活用した実践を協働で開発したい。さらに、教育現場の研究会へも参加し、現場の実践から学ぶ機会も設けたい。 担当者は、兵庫県公立小学校教諭として18年の実務経験がある。実務経験のある教員として教育課題に関する議論について、学校教育現場の実態を踏まえたコメントをするものとする。 |
到 達 目 標 /Class Objectives |
〇現代の学校教育が抱える問題点についての実態を理解し、解決策を自分なりに考えることができる。 〇他者との対話に積極的に参加することができる。 〇他者の意見をクリティカルに捉え、自身の考えを主張することができる。 〇自分自身が探究したいオリジナリティのある問いを立てるることができる。 〇卒業論文執筆にむけたレポート作成に取り組むことができる。 〇地域素材を活用した実践を協働開発することができる。 〇学校教育現場の研究会へ参加し、現場の実践から学ぶことができる。 |
授業のキーワード /Keywords |
学校教育、教育課題、地域素材、対話、探究、論述、実践開発、研究会参観 |
授業の進め方 /Method of Instruction |
基本的に、それぞれが問いを立て、その解決に向けた情報を収集し、レポートを作成する。一人ひとりのレポートに対してグループでのディスカッションを通して対話することに取り組む。作成されたレポートに対しては、担当者からも一人ひとりに改善点の指導を行い、次のレポート作成に活かすことを目指す。 1度はフィールドワークを行い、地域素材を活用した実践開発を行いたい。 さらに、学校現場での研究会に参加し、実践を参加し学ぶ機会も確保したい。 |
履修するにあたって /Instruction to Students |
全員が、これまでも、これからも教育に関わる立場であることを意識して参加すること。また、卒業論文執筆に向けて、自分自身が探究したい、オリジナリティのある問いを立てることを目指して演習に参加すること。 質問がある人は、sonishi@human.kobegakuin.ac.jpまで。 |
授業時間外に必要な学修内容・時間 /Required Work and Hours outside of the Class |
1回あたり3時間程度の時間をかけて、指定図書や事前に提示した資料内容について理解し、自分なりに調査したり、レポートを作成したりする事前学習に取り組む必要がある。 |
提出課題など /Quiz,Report,etc |
〇自分で立てた問いを解決する内容のレポート 〇卒業研究計画書及び作成した論文 〇フィールドワークに伴うレポート 〇学校教育現場の参観レポート |
成績評価方法・基準 /Grading Method・Criteria |
〇自分で立てた問いを解決する内容のレポート30% 〇卒業研究計画書及び作成した論文50% 〇フィールドワークに伴うレポート10% 〇学校教育現場の参観レポート10% |
テキスト /Required Texts |
〇苅谷剛彦(2005)『学校って何だろう 教育の社会学入門』筑摩書房(専攻演習Ⅰで入手済) 〇苅谷剛彦(2020)『コロナ後の教育へ オックスフォードからの提唱』中公新書ラクレ(演習内で指示) |
参考図書 /Reference Books |
〇上野千鶴子(2018)『情報生産者になる』ちくま新書 〇上野ゼミ卒業生チーム(2021)『情報生産者になってみた 上野千鶴子に極意を学ぶ』ちくま新書 〇ガート・ビースタ著/藤井啓之・玉木博章訳(2016)『よい教育とはなにか 倫理・政治・民主主義』白澤社 〇アナスタシア・P・サマラス著/武田信子監訳、セルフスタディ翻訳プロジェクトチーム(2024)『教師のためのセルフスタディ入門-協働的な問いによる実践の改善-』学文社 |
No. | 回 /Time |
主題と位置付け /Subjects and position in the whole class |
学習方法と内容 /Methods and contents |
備考 /Notes |
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1 | 第1回 | 課題の交流・オリエンテーション | 個々に設定した夏休みの課題について交流する。演習の進め方、発表の割り当てなどを確認する。 | |
2 | 第2回 | それぞれの立てた問い① | それぞれが問いを立て、その解決に向けた情報を収集し、レポートを作成発表し、グループで対話する。 | |
3 | 第3回 | それぞれの立てた問い② | それぞれが問いを立て、その解決に向けた情報を収集し、レポートを作成発表し、グループで対話する。 | |
4 | 第4回 | それぞれの立てた問い③ | それぞれが問いを立て、その解決に向けた情報を収集し、レポートを作成発表し、グループで対話する。 | |
5 | 第5回 | それぞれの立てた問い④ | それぞれが問いを立て、その解決に向けた情報を収集し、レポートを作成発表し、グループで対話する。 | |
6 | 第6回 | それぞれの立てた問い⑤ | それぞれが問いを立て、その解決に向けた情報を収集し、レポートを作成発表し、グループで対話する。 | |
7 | 第7回 | 学校教育現場の研究会 | 学校教育現場での研究会に参加し、現場の実践について探究する。 | |
8 | 第8回 | 地域素材の探究 | 大学近隣のフィールドワークをとおして、地域の様々な事象を探究する。フィールドワークを行いながら、教育実践の開発について対話し考えを深める。 | |
9 | 第9回 | 卒業研究のテーマについて① | 自分が取り組みたい卒業研究のテーマについてまとめ、研究計画を作成、発表し、適切なテーマとなっているか考える。 | |
10 | 第10回 | 卒業研究のテーマについて② | 自分が取り組みたい卒業研究のテーマについてまとめ、研究計画を作成、発表し、適切なテーマとなっているか考える。 | |
11 | 第11回 | 資料収集と執筆① | 各自の仮のテーマに応じた資料収集を行いながら、論文を作成する。 | |
12 | 第12回 | 資料収集と執筆② | 各自の仮のテーマに応じた資料収集を行いながら、論文を作成する。 | |
13 | 第13回 | 成果発表① | 研究計画と合わせて、作成した論文を発表し、春休みの研究計画につなげていく。 | |
14 | 第14回 | 成果発表② | 研究計画と合わせて、作成した論文を発表し、春休みの研究計画につなげていく。 | |
15 | 第15回 | まとめ | ポートフォリオの作成と春休み中の取組についての確認。 |