シラバス参照

授業情報/Class Information

科目一覧へ戻る 2024/04/11 現在

基本情報/Basic Information

開講科目名
/Class
専攻演習Ⅰ/Advanced Seminar Ⅰ
授業コード
/Class Code
B509221014
ナンバリングコード
/Numbering Code
HASa305
開講キャンパス
/Campus
有瀬
開講所属
/Course
人文学部/Humanities and Sciences
年度
/Year
2024年度/Academic Year  
開講区分
/Semester
前期/SPRING
曜日・時限
/Day, Period
水3(前期)/WED3(SPR.)
単位数
/Credits
2.0
主担当教員
/Main Instructor
北村 厚/KITAMURA ATSUSHI
遠隔授業
/Remote lecture
No

担当教員情報/Instructor Information

教員名
/Instructor
教員所属名
/Affiliation
北村 厚/KITAMURA ATSUSHI 人文学科/Humanities
授業の方法
/Class Format
対面演習
授業の目的
/Class Purpose
 この演習では、「地域から考える世界史」の実践と西洋史研究のリブレットを精読・発表する。演習の目的は、学部DP4、5、6、7と対応する。
 歴史について学ぶ際に身近なところから着想を得ることは、私たちの知的興味を喚起するうえでとても重要です。しかし世界史を学ぶ際にどうやって身近な問題として捉えるのか。この問題について近年注目されているのが、「地域から考える世界史」のプロジェクトです。兵庫県・神戸は開港地であることから世界との結びつきが深く、このプロジェクトを進めるのに最適です。自分たちでテーマと史料収集を進め、同時に歴史学の考え方や方法を身につけます。
 地域について独自調査を行う傍ら、専門の西洋史について知見を深めるために、世界史リブレットのシリーズから自分の興味あるテーマを選んで、その内容を皆にプレゼン発表します。これにより西洋史の専門的な議論に踏み込むとともに、皆の発表を聞いて西洋史の知識を深めていきます。
到 達 目 標
/Class Objectives
1.地域から世界史を考えることができる。
2.歴史について自ら課題を発見し、史料を収集し、事実関係を明らかにすることができる。
3.グループで協力し合って研究発表を行うことができる。
4.西洋史に関する入門書を読んで、パワーポイントを用いて適切に紹介することができる。
授業のキーワード
/Keywords
地域から考える世界史 歴史学 史料 世界史リブレット
授業の進め方
/Method of Instruction
世界史リブレットから自分の担当する本を決め、担当となったゼミ生(およそ1回に付き3~4人)はレジュメ(報告の要点をまとめたペーパー)を作成し、自分で印刷します。ゼミでは順番に報告していきます。前半を報告および問題提起、後半をディスカッションにあてます。
履修するにあたって
/Instruction to Students
受講前にテキストを購入しておくこと。
授業時間外に必要な学修内容・時間
/Required Work and Hours outside of the Class
前半では、地域から考える世界史のグループワークを行います。(毎週2~3時間程度)
世界史リブレット紹介では、担当者はパワーポイント資料と報告レジュメを作成します。(2~3時間程度)
提出課題など
/Quiz,Report,etc
第8回と第9回では、地域から考える世界史のポスター発表を行います。
毎回の報告者はスライドとともにレジュメを作成し、自分で印刷します。報告者以外には毎回報告に関する課題を出すので、最後に提出してもらいます。次回の冒頭で課題を取りまとめ、フィードバックします。
成績評価方法・基準
/Grading Method・Criteria
「地域から考える世界史」発表30%、報告レジュメの内容評価20%、報告と論点20%、報告以外での議論20%の割合で総合的に評価します。評価の基準は「到達目標がどの程度達成されているか」です。
テキスト
/Required Texts
貸し出します。
参考図書
/Reference Books
桃木至朗・藤村泰夫・岩下哲典編著『地域から考える世界史―日本と世界を結ぶ』勉誠出版、2017年
No.
/Time
主題と位置付け
/Subjects and position in the whole class
学習方法と内容
/Methods and contents
備考
/Notes
1 第1回 ガイダンス 最初に顔合わせとして自己紹介とグループトークをします。ゼミのスケジュールとその目的について説明をします。
2 第2回 「グローカル・ヒストリー」の考え方 前期ゼミのテーマその1として、「グローカル・ヒストリー」の実践を行います。その考え方を説明したうえで、教員が用意した実践ワークを行います。その上でグループ決めを行い、どのような「グローカル・ヒストリー」に取り組むか、方向性を考えます。
3 第3回 「グローカル・ヒストリー」中間発表と本決め 各グループのグローバル・ヒストリーのテーマを発表します。また、第5回以降に行う世界史リブレットの担当する本と発表順を決めます。
4 第4回 文献史料の探し方 グローカル・ヒストリーのワークに取り組むために必要な文献史料を探すために、図書館での探索方法についてレクチャーをし、実際にその場で探してもらいます。
5 第5回 キャリア形成支援行事 キャリア形成支援に関する説明会(全ゼミ合同)を実施する。今後のゼミ活動・インターンシップ・就職活動についての大まかなスケジュールを把握するとともに、大学での学修と結びつけつつ自らの将来設計を確認する。
6 第6回 「グローカル・ヒストリー」ポスター作製 「グローカル・ヒストリー」のポスター作製を行います。
7 第7回 「グローカル・ヒストリー」ポスター発表会 「グローカル・ヒストリー」のグループ発表会を行います。
8 第8回 世界史リブレット紹介1 世界史リブレットのシリーズから、自分の興味ある本を選んで、3名ずつ発表します。
9 第9回 世界史リブレット紹介2 4~6人目の世界史リブレット紹介です。
10 第10回 世界史リブレット紹介3 7~9人目の世界史リブレット紹介です。
11 第11回 世界史リブレット紹介4 10~12人目の世界史リブレット紹介です。
12 第12回 世界史リブレット紹介5 13~15人目の世界史リブレット紹介です。
13 第13回 世界史リブレット紹介6 16~18人目の世界史リブレット紹介です。
14 第14回 研究テーマの基本文献選び ゼミ論文で取り上げたいテーマについて、基本図書を選ぶために図書館で本探しをします。そのポイントについても説明します。
15 第15回 ゼミ論文への道 夏休みの課題として、ゼミ論文に向けた基本調査の方法をレクチャーします。

科目一覧へ戻る