シラバス参照

授業情報/Class Information

科目一覧へ戻る 2024/04/11 現在

基本情報/Basic Information

開講科目名
/Class
専攻演習Ⅰ/Advanced Seminar Ⅰ
授業コード
/Class Code
B509221008
ナンバリングコード
/Numbering Code
HASa305
開講キャンパス
/Campus
有瀬
開講所属
/Course
人文学部/Humanities and Sciences
年度
/Year
2024年度/Academic Year  
開講区分
/Semester
前期/SPRING
曜日・時限
/Day, Period
水3(前期)/WED3(SPR.)
単位数
/Credits
2.0
主担当教員
/Main Instructor
中村 健史/NAKAMURA TAKESHI
遠隔授業
/Remote lecture
No

担当教員情報/Instructor Information

教員名
/Instructor
教員所属名
/Affiliation
中村 健史/NAKAMURA TAKESHI 人文学科/Humanities
授業の方法
/Class Format
 対面授業(演習)。
授業の目的
/Class Purpose
 この科目は、人文学部のディプロマポリシーのうち4、5、6、7を目指して実施される。
 この科目は人文学部の専門教育科目のうち学部共通科目にあたり、「専攻演習Ⅱ」と並んで「卒業研究演習」の導入科目として位置づけられる。
 この科目は文学研究の入門篇であり、『小説言の葉の庭』を題材にして、小説を分析的に読む方法を学ぶ。
 授業の目的は以下の通りである。
 (1)典拠を基にした小説の分析方法を理解する。
 (2)作品の主題・構想・表現を適切に分析できる。
 (3)2の成果を適切に文章で表現できる。
 (4)これまでの学修を振り返り、3年次後期以降の学修および卒業後を含めたキャリア形成の計画を立てる。
到 達 目 標
/Class Objectives
(1)典拠を基にした小説の分析方法を理解し、実際の作品に適応して一定の結論を得られる。
(2)作品の主題・構想・表現を適切に分析できる。
(3)2の成果を適切に文章で表現できる。
(4)これまでの学修を踏まえて、3年次後期以降の学修および卒業後を含めたキャリア形成の計画を作成することができる。
授業のキーワード
/Keywords
国文学、文学、研究
授業の進め方
/Method of Instruction
 演習形式を主としつつ、必要に応じて講義形式を取り入れて進める。
 授業の性質上、授業計画の内容、順序を多少変更する場合がある。
 授業内で最低1回の発表が義務づけられる。発表を行わなかった者には単位を与えない。
履修するにあたって
/Instruction to Students
授業時間外に必要な学修内容・時間
/Required Work and Hours outside of the Class
 授業時間外に必要な学修の目安となる時間は、1回あたり3時間程度である。
 受講生は、発表を担当する場合には、以下の予習が必要である。すなわち、発表の準備として、まず作品を丁寧に読み、指示された方法によって分析を加える。次に関連する作品や資料を調査の上、適切にまとめた上で、先の分析に加味し、裏づけとする。さらに全体をわかりやすくレジメにまとめる。一人で努力するだけでなく、ほかの受講生や教員に積極的に質問し、関わりを持ちながら予習を進めてゆくことも重要な要素となる。
 また、発表を担当しない場合には、次に取り上げる章を読み、自分なりに分析し、意見・助言をあらかじめある程度まとめて授業に出席する必要がある。
提出課題など
/Quiz,Report,etc
 発表時のレジメおよび期末レポート。レジメや発表内容については、その場で講評する。期末レポートについては、提出後、優秀作を提示してフィードバックとする。(したがって、この授業における提出物はフィードバックに利用する場合があることを、受講生はあらかじめ了承しておくこと。なお全体に配布・掲示する場合には、氏名・学籍番号等が分からないように加工する。)
成績評価方法・基準
/Grading Method・Criteria
 授業時の発表内容を75%として評価する。受講生全員がかならず一回は発表を行う必要がある。評価基準は、「到達目標」(2)および「聞き取りやすい表現・声量・口調で口頭発表できているか」である。
 授業時の発言内容(ただし自らの発表時を除く)を15%として評価する。評価基準は「到達目標」(1)(2)である。
 期末レポートの内容を10%として評価する。評価基準は「到達目標」の(1)~(3)である。
テキスト
/Required Texts
 新海誠『小説言の葉の庭』角川文庫 2016年 680円(税別) ISBN:9784041026151
参考図書
/Reference Books
 トーマス・C・フォスター『大学教授のように小説を読む方法[増補新版]』白水社 2019年 矢倉尚子翻訳 ISBN:9784560097304
No.
/Time
主題と位置付け
/Subjects and position in the whole class
学習方法と内容
/Methods and contents
備考
/Notes
1 第1回 はじめに 授業の進め方や発表の割り当てについて確認した上で、『言の葉の庭』について概説する。
2 第2回 映画版『言の葉の庭』 映画版『言の葉の庭』を鑑賞し、その内容について分析・概説する。「授業の目的」(1)(2)に対応。
3 第3回 教員による発表 第1話を題材にして教員による発表の範例を行う。「授業の目的」(1)(2)に対応。
4 第4回 受講生による発表(1) 受講生が以下の発表を行う。すなわち、第2話のあらすじ・人物の紹介を行った上で、引用された万葉歌が話の内容とどのように関わるか、自分たちの考えを述べる。その後、発表者以外の受講生全員で発表内容について意見交換・助言を行う。発表者は適宜これに応答する。最後に教員が講評・助言を行う。「授業の目的」(1)(2)に対応。
5 第5回 キャリア形成支援行事 キャリア形成支援に関する説明会(全ゼミ合同)を実施する。今後のゼミ活動・インターンシップ・就職活動についての大まかなスケジュールを把握するとともに、大学での学修と結びつけつつ自らの将来設計を確認する。
6 第6回 受講生による発表(2) 受講生が以下の発表を行う。すなわち、第3話のあらすじ・人物の紹介を行った上で、引用された万葉歌が話の内容とどのように関わるか、自分たちの考えを述べる。その後、発表者以外の受講生全員で発表内容について意見交換・助言を行う。発表者は適宜これに応答する。最後に教員が講評・助言を行う。「授業の目的」(1)(2)に対応。
7 第7回 受講生による発表(3) 受講生が以下の発表を行う。すなわち、第4話のあらすじ・人物の紹介を行った上で、引用された万葉歌が話の内容とどのように関わるか、自分たちの考えを述べる。その後、発表者以外の受講生全員で発表内容について意見交換・助言を行う。発表者は適宜これに応答する。最後に教員が講評・助言を行う。「授業の目的」(1)(2)に対応。
8 第8回 受講生による発表(4) 受講生が以下の発表を行う。すなわち、第5話のあらすじ・人物の紹介を行った上で、引用された万葉歌が話の内容とどのように関わるか、自分たちの考えを述べる。その後、発表者以外の受講生全員で発表内容について意見交換・助言を行う。発表者は適宜これに応答する。最後に教員が講評・助言を行う。「授業の目的」(1)(2)に対応。
9 第9回 受講生による発表(5) 受講生が以下の発表を行う。すなわち、第6話のあらすじ・人物の紹介を行った上で、引用された万葉歌が話の内容とどのように関わるか、自分たちの考えを述べる。その後、発表者以外の受講生全員で発表内容について意見交換・助言を行う。発表者は適宜これに応答する。最後に教員が講評・助言を行う。「授業の目的」(1)(2)に対応。
10 第10回 受講生による発表(6) 受講生が以下の発表を行う。すなわち、第7話のあらすじ・人物の紹介を行った上で、引用された万葉歌が話の内容とどのように関わるか、自分たちの考えを述べる。その後、発表者以外の受講生全員で発表内容について意見交換・助言を行う。発表者は適宜これに応答する。最後に教員が講評・助言を行う。「授業の目的」(1)(2)に対応。
11 第11回 受講生による発表(7) 受講生が以下の発表を行う。すなわち、第8話のあらすじ・人物の紹介を行った上で、引用された万葉歌が話の内容とどのように関わるか、自分たちの考えを述べる。その後、発表者以外の受講生全員で発表内容について意見交換・助言を行う。発表者は適宜これに応答する。最後に教員が講評・助言を行う。「授業の目的」(1)(2)に対応。
12 第12回 受講生による発表(8) 受講生がペアとなり、以下の発表を行う。すなわち、第9話のあらすじ・人物の紹介を行った上で、引用された万葉歌が話の内容とどのように関わるか、自分たちの考えを述べる。その後、発表者以外の受講生全員で発表内容について意見交換・助言を行う。発表者は適宜これに応答する。最後に教員が講評・助言を行う。「授業の目的」(1)(2)に対応。
13 第13回 受講生による発表(9) 受講生がペアとなり、以下の発表を行う。すなわち、第10話のあらすじ・人物の紹介を行った上で、引用された万葉歌が話の内容とどのように関わるか、自分たちの考えを述べる。その後、発表者以外の受講生全員で発表内容について意見交換・助言を行う。発表者は適宜これに応答する。最後に教員が講評・助言を行う。「授業の目的」(1)(2)に対応。
14 第14回 ポートフォリオの作成 学修ポートフォリオを作成し、前期の学修を振り返る。「授業の目的」(4)に対応。
15 第15回 ポートフォリオの検討 作成した学修ポートフォリオを共有しつつ検討し、後期の学修に向けた計画を練る。「授業の目的」(4)に対応。

科目一覧へ戻る