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授業情報/Class Information

科目一覧へ戻る 2024/04/11 現在

基本情報/Basic Information

開講科目名
/Class
実践演習Ⅱ/Practical Seminar Ⅱ
授業コード
/Class Code
B509211008
ナンバリングコード
/Numbering Code
HASa204
開講キャンパス
/Campus
有瀬
開講所属
/Course
人文学部/Humanities and Sciences
年度
/Year
2024年度/Academic Year  
開講区分
/Semester
後期/AUTUMN
曜日・時限
/Day, Period
火2(後期)/TUE2(AUT.)
単位数
/Credits
2.0
主担当教員
/Main Instructor
中山 文/NAKAYAMA FUMI
遠隔授業
/Remote lecture
No

担当教員情報/Instructor Information

教員名
/Instructor
教員所属名
/Affiliation
中山 文/NAKAYAMA FUMI 人文学科/Humanities
授業の方法
/Class Format
演習、対面。

特別警報又は暴風警報発令の場合、本科目は通常授業時同様に休講とします。
時間や地域など取扱いの詳細は大学HPを確認してください。

授業の目的
/Class Purpose
<主題> アカシサガシ--「ドラマワーク」で学ぶプレゼンテーション技術。

この授業は、文化コース専門教育科目であり、文学・文芸専攻の学生が実践的なトレーニングにより専門的な内容を経験的に理解するための授業である。
人文学科のDPに示す、DP4.5.6.7と対応。

文学の喜びを個人的なものにとどめず、他者とつながる手段とするために演劇作品を創作する。
その題材として、「明石」を取り上げる。明石にまつわる物語をつくり、
表現することを通して、集団で一つのことを仕上げる達成感を味わうことを大きな目的とする。
より完成した作品にしあげるために、演劇ワークショップの指導者として外部から専門家をお招きする。

ワークショップでは身体を動かすことで集中力を高め、場の雰囲気を感じ取り、相手とのコミュニケーションのなかで、今自分はどのように行動するべきかを瞬時に見極める訓練をする。
その上でグループで台本を作り、役割を分担し、最後にマナビ‐ホールでリーディング講演を
行う。

演劇作品の制作と上演を通して、「深い学び」「対話的な学び」「主体的な学び」の実現を目標とする。


到 達 目 標
/Class Objectives
①集団の前で、大きな声が出せるようになる。
②グループの中で、恥ずかしがることなく自分の意見が言えるようになる。
③自分の分担すべき仕事に責任もって当たることができる。
④グループワークを楽しむことができる。
⑤前向きの議論をするために、居心地の良いグループを形成することができる。
⑥最終授業では、オーバルホールでのリーディング上演を行う。
授業のキーワード
/Keywords
演劇ワークショップ,ドラマワーク、即興、ゲーム、上演
授業の進め方
/Method of Instruction
外部講師の指導方法を参考にして調整を加えつつ、以下のように行う。

①演劇ゲームを通して、思いを声に出す勇気と動き出せるからだを形成する。
②各グループで明石をテーマとした台本を作成する。
③台本合評会と修正を行う。
④上演に向けて、グループワークを行う。
⑤ポスター、チラシなどを作成し、広報活動に努める。
⑥上演を行う。
⑦振り返りを行う。

コロナの影響で、予定通りにいかないときは、ラインを通して随時連絡する。
履修するにあたって
/Instruction to Students
どんなジャンルでも良いので、生の舞台作品をみること。
大学内で行われるグリーンフェスティバルや演劇部の公演などを、ぜひ利用すること。
授業時間外に必要な学修内容・時間
/Required Work and Hours outside of the Class
舞台、映画、テレビドラマをたくさん見る。毎週、前週に見たドラマや小説について、1分間スピーチを行うために、予習復習に2時間以上必要。本番前は、各班ごとに集まり自主練習が必要になる。
ラインでの連絡、投票、日程決定、意見交換なども頻繁に行われる。
提出課題など
/Quiz,Report,etc
①ドットキャンパスを通して、毎回の授業の感想を提出する。必要に応じて全員にフィードバックを行う。
②自作の台本。中山と外部講師の意見聞いたうえで、修正する。決定稿は全員でリーディングを行い、投票で上演作品を決定する。
③上演時に自分が分担した具体的役割について、工夫した点、努力した点、苦労した点などをA4用紙1枚以内にまとめて提出する。
成績評価方法・基準
/Grading Method・Criteria
成績は、毎回の受講における態度や積極性を重視。授業への参加度40%・発表30%・レポート提出30%の総合判断.
レポートの評価基準は内容理解50%、日本語表現30%、オリジナリティ20%。
テキスト
/Required Texts
鴻上尚史『俳優になりたいあなたへ』ちくまプリマ―新書 760円
参考図書
/Reference Books
平田 オリザ   (著) 「演劇入門」
(講談社現代新書) (日本語) 新書  – 1998/10/20



細川 展裕 (著)

「演劇プロデューサーという仕事: 「第三舞台」「劇団☆新感線」はなぜヒットしたのか 」
(日本語) 単行本  – 2018 小学館


No.
/Time
主題と位置付け
/Subjects and position in the whole class
学習方法と内容
/Methods and contents
備考
/Notes
1 第1回 自己紹介 ゲームを通してゼミの友人の名前を覚え、お互いに自己紹介をする。
2 第2回 戯曲ワークショップ① 400字で戯曲を書く。セリフだけ、登場人物2人だけの1シーンを書いて、発表する。
3 第3回 戯曲ワークショップ グループに分かれ、同じ文頭からどのように異なる戯曲が生まれるかを試みる。
4 第4回 アカシサガシ1
「明石を探す」
明石にまつわる伝説、歴史、できごとを一人ずつ発表。三田ゼミとともに、明石の住民からインタビューを行う(予定)。
それらを素材に台本を書いてみよう。
5 第5回 アカシサガシ2
「明石を探す」
明石にまつわる伝説、歴史、できごとを一人ずつ発表。三田ゼミとともに、明石の写真展を行う(予定)。
それらを素材に台本を書いてみよう。
6 第6回 アカシサガシ3 どのような素材をもとに台本を書いているのか。経過発表。
講師から修正ポイントの指摘をいただき、練り直して修正版台本を作る。
7 第7回 教員個別訪問 3年次以降の専攻演習について説明する行事を行います。
8 第8 回 教員個別訪問
3年次以降の専攻演習について説明する行事を行います。
9 第9回 新台本発表1 講師の意見を参考に練り直した新台本をリーディングで発表する。


10 第10回 新台本発表2 講師の意見を参考に練り直した新台本をリーディングで発表する。

上演作品を投票で選ぶ。

11 第11回 班分け 教室で、各班ごとに稽古を行う。台本、衣装、舞台美術、音響、照明、演出などをそれぞれ新たに決定する。

また広報(ポスター、パンフレット、アンケート、SNS,ツイッターなど)業務担当者の仕事も確認する。
12 第12回 教室稽古1 各班ごとに稽古を行う。その間、講師が巡回して適宜指導を行う。
13 第13回 教室稽古2 各班ごとに稽古を行う。その間、講師が巡回して適宜指導を行う。
14 第14回 本番上演 オーバル・ホールにて、各班の上演発表会を行う。
その様子をビデオで撮影する。
15 第15回 振り返り 前週のビデオを見ながら、各自反省点を各自で振り返る。
アンケートを記入する。

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