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授業情報/Class Information

科目一覧へ戻る 2024/04/11 現在

基本情報/Basic Information

開講科目名
/Class
舞台芸術研究/舞台芸術研究Ⅱ/Studies in Performing Arts
授業コード
/Class Code
B508943001
ナンバリングコード
/Numbering Code
HASc332
開講キャンパス
/Campus
有瀬
開講所属
/Course
人文学部/Humanities and Sciences
年度
/Year
2024年度/Academic Year  
開講区分
/Semester
後期/AUTUMN
曜日・時限
/Day, Period
木4(後期)/THU4(AUT.)
単位数
/Credits
2.0
主担当教員
/Main Instructor
上念 省三/ZYONEN SYOZO
遠隔授業
/Remote lecture
No

担当教員情報/Instructor Information

教員名
/Instructor
教員所属名
/Affiliation
上念 省三/ZYONEN SYOZO 人文学部/Humanities and Sciences
授業の方法
/Class Format
対面授業(講義)
新型コロナ感染症等の状況によっては、大学の方針に従って、遠隔授業(Zoom)となる場合があります。
授業の目的
/Class Purpose
日本の近現代演劇の歴史と、現代日本を代表する劇作家の一人である野田秀樹について概観し、演劇が時代状況とどのように関係しうるかを考察します。
また、授業中にいくつかの戯曲を朗読、群読、輪読することで、戯曲のことばを体感します。
DP2,9に対応すると思われます。
到 達 目 標
/Class Objectives
・日本の近現代演劇について、歴史をたどりながら代表的な戯曲を読む
・野田秀樹の演劇活動について通観する
・野田秀樹と中村勘三郎の交流から生まれた野田歌舞伎について概観する
・以上を通じて、舞台芸術にふれることから普遍的な社会課題を探る方法を身につける
授業のキーワード
/Keywords
舞台芸術 演劇 野田秀樹 野田地図 歌舞伎 
授業の進め方
/Method of Instruction
講義形式。できるかぎり映像資料を参照しながらテーマについての流れを踏まえてコメントを付していきます。各回ごとにコメントシートまたはMoodleのアンケートによって質問や意見を集め、適宜フィードバックを行ないます。
履修するにあたって
/Instruction to Students
いわゆる小劇場演劇を観たことがない人は、一度観ておくことをおすすめします。
授業のなかで朗読(群読)を行なうことがあるので、積極的に参加してください。
授業時間外に必要な学修内容・時間
/Required Work and Hours outside of the Class
予習が必要な場合は、資料等を配布して指定します。配布資料等については授業内にすべてを解説することが難しい場合もあるので、詳細はその都度指示しますが、1週あたりおおよそ1.5時間以上の予復習が必要になると思われます。その他演劇、舞台芸術に関するニュース等はこまめにチェックしておきましょう。
提出課題など
/Quiz,Report,etc
各回のコメントシート等 ※口頭にて2,3回分の授業で提出されたコメントへ、まとめてレスポンスを行う
小レポート 1000字程度 ※口頭にて内容の紹介等を行う
最終レポート 2500字程度 ※模範となるようなレポートをLMS上に提示する
成績評価方法・基準
/Grading Method・Criteria
各回のコメントシート等 30点 ※授業内容の把握度を評価する
小レポート 20点 ※テーマへの向き合い方を評価する
最終レポート 50点 ※テーマへの考察の深さとオリジナリティを評価する
テキスト
/Required Texts
必要に応じて、プリントを配布します
参考図書
/Reference Books
平田オリザ『演劇のことば』2004,岩波書店 ISBN:978-4-00-27102
野田秀樹『非国語』1992,マドラ出版
内野儀『メロドラマの逆襲 「私演劇」の80年代』1996, 勁草書房 ISBN:978-4-326-85142-2
長谷部浩『野田秀樹論』2005,河出書房新社 ISBN:978-4309268194
内田洋一編『野田秀樹 (日本の演劇人)』2009,白水社 ISBN:978-4560094112
「ユリイカ」2001年6月臨時増刊号「総特集 野田秀樹」
その他、野田秀樹の戯曲集
No.
/Time
主題と位置付け
/Subjects and position in the whole class
学習方法と内容
/Methods and contents
備考
/Notes
1 1 人文学とは何か 広く芸術について学ぶ前提として、皆さんが専攻する人文学について、近年の日本における動向と講師の考え方を整理し、学びの姿勢を共有しておきたいと思います。
2 2 日本の古典演劇 能、文楽、歌舞伎について、ごく簡単に解説します
3 3 日本の近代演劇 明治維新に伴う演劇改良から戦時期までの演劇史を解説します
4 4 日本の現代演劇(1) 戦後演劇の歴史を、いわゆるアングラ演劇を中心に解説します
5 5 日本の現代演劇(2) アングラ演劇以後の、いわゆる小劇場演劇について解説します
6 6 平田オリザの考え方 「静かな演劇」と呼ばれる平田オリザの演劇論について解説します
7 7 現在の演劇 現在行われている演劇活動から特徴が顕著なものについて紹介します 小レポート
8 8 野田秀樹(1) 野田秀樹の夢の遊眠社時代の初期作品を紹介します
9 9 野田秀樹(2) 野田秀樹の夢の遊眠社時代の初期作品を紹介します
10 10 野田秀樹(3) 野田秀樹の演劇論、言語論を概観します
11 11 野田秀樹(4) 野田秀樹の中期の作品(「赤鬼」の予定)を紹介します
12 12 野田秀樹(5) 野田秀樹の中期の作品(「赤鬼」の予定)を紹介します
13 13 野田秀樹(6) 野田秀樹の近作(「エッグ」の予定)を紹介します
14 14 野田秀樹(7) 野田秀樹の近作(「エッグ」の予定)を紹介します
15 15 まとめ 現代演劇の特徴と意義について概説します 最終レポート

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