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| 科目一覧へ戻る | 2026/02/02 現在 |
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開講科目名 /Class |
人類進化誌Ⅰ(資格)/Evolution of Human Beings Ⅰ |
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授業コード /Class Code |
B508323002 |
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ナンバリングコード /Numbering Code |
HASe321 |
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開講キャンパス /Campus |
有瀬 |
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開講所属 /Course |
人文学部/Humanities and Sciences |
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年度 /Year |
2026年度/Academic Year |
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開講区分 /Semester |
前期/SPRING |
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曜日・時限 /Day, Period |
金2(前期)/FRI2(SPR.) |
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単位数 /Credits |
2.0 |
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主担当教員 /Main Instructor |
林 耕次/HAYASHI KOJI |
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遠隔授業 /Remote lecture |
Yes |
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教員名 /Instructor |
教員所属名 /Affiliation |
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| 林 耕次/HAYASHI KOJI | 人文学部/Humanities and Sciences |
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授業の方法 /Class Format |
対面授業(講義) |
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授業の目的 /Class Purpose |
人類の進化について、地球環境学と人類学、博物学的視点から扱います。人類の進化に伴い、霊長類やヒトの営みが自然環境、地域の環境とどのように関わり、その後の人類の文化や社会ににどのような影響を与えているのだろうか。これまで人類が歩んできた記録と最新の研究成果等を通じて理解します。 この授業では、人文学部ディプロマ・ポリシーにおける、1と8, 9に対応しています。 |
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到 達 目 標 /Class Objectives |
1. 人類の進化誌を通じて、霊長類や現生人類(ホモ・サピエンス)の行動や能力の基本的な特徴を理解し説明できる。 2. 人類の進化において、現生人類の行動や能力の基本的特徴が、どのようにしてあらわれてきたのかについて、他の霊長類や絶滅した人類との違いなどを踏まえて概略を説明することができる。 3. 人類史の理解を通じて、現代における「人種」と「民族」がまったく異なる概念であること、また、「人種」という言葉がどのような意図で使われているのかを正しく理解する。 |
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授業のキーワード /Keywords |
人類学、進化、類人猿、現生人類、化石人類、技術、環境適応、「人種」、「民族」、人新世 |
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授業の進め方 /Method of Instruction |
毎回、講義終了前にミニレポートの提出を課すことで受講者の理解度を知り、翌週の講義冒頭にフィードバックします。中間、および最終時に小テストを行い、学生の学習意欲向上を図ります。 |
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履修するにあたって /Instruction to Students |
講義に関連する配布物・資料には、十分に目を通すこと。 |
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授業時間外に必要な学修内容・時間 /Required Work and Hours outside of the Class |
講義内容に関連した文献、映像、展示等について頻繁に紹介します。関心のあるものには、積極的に触れてください。(週に2時間程度) |
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提出課題など /Quiz,Report,etc |
各講義で提出するコメントシートと合わせて、【任意】でのレポート提出は随時受け付けます。 ただし、内容については、自身の言葉で問題設定(自身の興味や疑問について)を記し、何を調べて、何がわかったのかを簡潔にまとめてください(A4で、2-3枚程度)。 その際に、引用・参考文献、ネットからの情報源等は必ず明記すること。それがなく、単なる情報のコピー&ペーストと見受けられるもの、あるいはAIによる人工的な文章はマイナス評価になることもあるので十分注意してください。 |
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成績評価方法・基準 /Grading Method・Criteria |
毎回の講義で提出されるコメントシートの内容(50点)、および2回(第8回と第15回に実施予定)の小テストの結果(25点+25点)で成績を評価します。 また、上記の通り、任意によるレポートの提出も内容次第で加点の対象としますが、必ずしも加点が約束されるものではないことに留意してください。 |
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テキスト /Required Texts |
講義の際に、適宜関連資料を紹介・配付する。 |
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参考図書 /Reference Books |
中村美知夫・森本直記(編)『自然人類学』昭和堂(2025) 海部陽介『人間らしさとは何か : 生きる意味をさぐる人類学講義』河出書房新社(2022) NHKスペシャル取材班『ヒューマン なぜヒトは人間になれたのか』角川文庫(2014) 本多俊和(スチュアート ヘンリ)・大村敬一(編)『グローバリゼーションの人類学ー争いと和解の諸相ー』放送大学教育振興会(2011) |
| No. | 回 /Time |
主題と位置付け /Subjects and position in the whole class |
学習方法と内容 /Methods and contents |
備考 /Notes |
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| 1 | 1 | ガイダンス | 本科目の内容、講義の進め方、成績評価等について説明し、本科目のバックグラウンドである人類学や人類史、地球環境学の概要についても説明する。 | |
| 2 | 2 | 地球の歴史からみる人類進化誌 | 46億年におよぶ地球の歴史を概観し、人類の誕生と進化、新しい地質年代を示す「人新世(Anthropocene)」からの視点で理解する。 | |
| 3 | 3 | 「サル」と「ヒト」 | 「サル」「霊長類」「ヒト」。それぞれの違いについて正確に説明できるだろうか?700万年前を節目とする人類進化の出発点を中心に人類進化誌の視点について解説する。 | |
| 4 | 4 | 人類進化と「道具」 | 道具を作り、使う動物は「ヒト」だけの特徴なのだろうか?ヒト以外の生物の生態との比較、240年万年前のホモ・ハビリス(「器用なヒト」)の特徴について考える。 | |
| 5 | 5 | 言語能力と共感力 | 現生の類人猿であるチンパンジー、ボノボの言語能力に関する研究を踏まえ、類人猿と現生人類である私たちとの言語能力と共感力についての関係について考える。 | |
| 6 | 6 | 食糧の獲得と協働 | 人類進化における食糧獲得の状況について考古学的資料をもとに検証し、環境要因と道具・言語・共感力がどのように作用していたのかを考える。 | |
| 7 | 7 | ネアンデルタールの誕生 | ホモ・サピエンス以前の「旧人」であるネアンデルタール人はどのような人類であったのだろうか?その特徴と、ホモ・サピエンスとの関係について説明する。 | |
| 8 | 8 | 第一回試験の実施とこれまでのまとめ | 受講者の理解度を計るねらいで小テストを実施し、これまでの講義内容を振り返る。 | |
| 9 | 9 | ネアンデルタールとサピエンスの交替劇(1) | 体格や体力で優位にあったとされるネアンデルタールは絶滅し、ホモ・サピエンスは生き残った。そのいくつかの要因について考える。 | |
| 10 | 10 | ネアンデルタールとサピエンスの交替劇(2) | ネアンデルタールとサピエンス交替劇の要因について、それぞれの「学習能力の違い」という観点から考える。 | |
| 11 | 11 | グレートジャーニー | 人類の拡散という視点から、出アフリカからユーラシア、北方、島嶼(とうしょう)部へのヒトの移動、いわゆる「グレートジャーニー」について説明する。 | |
| 12 | 12 | 育児からみる人類進化誌 | ヒトの持つ「共感力」において、他の動物・霊長類との違いを示す特徴の一つとして「育児」が挙げられる。現在の育児事情を合わせて検証する。 | |
| 13 | 13 | 狩猟採集民と農耕・牧畜民 | 人類史における生業形態の違いから、現在の人々の暮らしはどのように受け継がれているのだろうか。自然環境に強く依存した現在の人々の暮らしから、人類史を振り返る。 | |
| 14 | 14 | 「人種」と「民族」 | 現生人類であるホモ・サピエンスの時代において、「人種」や「民族」という言葉や枠組みはどのような意味があるのだろうか。あるいは、ひとはなぜ、争い続けるのだろうか? | |
| 15 | 15 | 第二回試験の実施と総括 | 受講者の理解度を計るねらいで小テストを実施し、これまでを総括する。 |