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授業情報/Class Information

科目一覧へ戻る 2024/04/11 現在

基本情報/Basic Information

開講科目名
/Class
哲学Ⅱ/Philosophy Ⅱ
授業コード
/Class Code
B508301001
ナンバリングコード
/Numbering Code
HASc214
開講キャンパス
/Campus
有瀬
開講所属
/Course
人文学部/Humanities and Sciences
年度
/Year
2024年度/Academic Year  
開講区分
/Semester
後期/AUTUMN
曜日・時限
/Day, Period
火5(後期)/TUE5(AUT.)
単位数
/Credits
2.0
主担当教員
/Main Instructor
平光 哲朗/HIRAMITSU TETSUROU
遠隔授業
/Remote lecture
No

担当教員情報/Instructor Information

教員名
/Instructor
教員所属名
/Affiliation
平光 哲朗/HIRAMITSU TETSUROU 人文学科/Humanities
授業の方法
/Class Format
講義(対面)
授業の目的
/Class Purpose
≪主題≫ 西洋哲学の歴史を辿る

≪目的≫
 本講義では、古代ギリシヤに端を発した西洋哲学の流れを、現代の手前まで辿ります。それにより受講者は、理性を中心においたものの考え方の始まりからひとつの終わりまでを、さまざまな哲学者たちとともに、自ら辿り直すことになります。受講者は、哲学者たちが生み出してきた、それぞれに独創的な思考の体系のなかに身を置き、自分でも彼らと同じ問いを考え、議論の展開につき従います。そうすることで、受講者が自分で問いを立て、問題の前提を考察し、議論を展開するときに必要になるものの考えかたの、最も徹底された諸形態を学びます。

 講義では、各回のテーマについて、最も肝心な問いに焦点を絞って論じます。参加者が、その問いを引き継いで思索を深め、自ら探究をはじめることを期待します。

 本講義は、人文学部DP1、9に対応しています。
到 達 目 標
/Class Objectives
哲学者たちの思考を体系的に理解し、説明できる。
西洋哲学の基礎知識を獲得する。
哲学者たちの問いと考察を受けて、自らの問いを立てることができる。
授業のキーワード
/Keywords
授業の進め方
/Method of Instruction
 これは講義です。受講者は講義を受けて考えたことをコメントとして記述します。その内容を、教員が講義の冒頭で紹介します。それにより、受講者のみなさんが考えたことを、受講者全体で共有します。そうすることで、受講者がさらなる考察への刺激と啓発を互いに与え合うことができるようにします。こうした双方向的で相互的な授業過程をとおして、受講者のみなさんが問題の理解を深め、自発的に考察を続けていくよう促します。
履修するにあたって
/Instruction to Students
授業時間外に必要な学修内容・時間
/Required Work and Hours outside of the Class
事後学習として、講義内容について自らの考察を深める(目安として週1時間程度)
提出課題など
/Quiz,Report,etc
講義各回についてのコメント記述とレポート課題。
成績評価方法・基準
/Grading Method・Criteria
講義内容の理解度と考察(75%)、レポート課題(25%)
テキスト
/Required Texts
参考図書
/Reference Books
No.
/Time
主題と位置付け
/Subjects and position in the whole class
学習方法と内容
/Methods and contents
備考
/Notes
1 第1回 哲学とは何か ギリシヤにおける哲学の始まり。ソクラテス以前の哲学者たちについて。
2 第2回 ソクラテス 無知の知、問答、ソクラテスの死。
3 第3回 プラトン イデア、想起説、哲人王。
4 第4回 アリストテレス 形相と質料、自然学、形而上学。
5 第5回 中世哲学 神学、普遍論争、トマス・アクィナス。
6 第6回 ルネサンス期の哲学 ルネサンス、宗教改革、科学革命。
7 第7回 デカルト 理性、方法的懐疑、「我思う故に我在り」。
8 第8回 スピノザ ライプニッツ 実体、神即自然、モナド。
9 第9回 ロック バークリ ヒューム ロックの認識論、バークリの観念論、ヒュームの批判。
10 第10回 カント 理性批判、コペルニクス的転回、二律背反。
11 第11回 ヘーゲル 弁証法、歴史、絶対知。
12 第12回 キルケゴール 実存の三段階、単独者、信仰。
13 第13回 マルクス 物象化、史的唯物論、革命。
14 第14回 ニーチェ 「神は死んだ」、力への意志、永遠回帰。
15 第15回 総括 講義全体のレビューと総括。

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