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授業情報/Class Information

科目一覧へ戻る 2024/04/11 現在

基本情報/Basic Information

開講科目名
/Class
人類自然誌Ⅱ/Environmental Anthropology II
授業コード
/Class Code
B507763001
ナンバリングコード
/Numbering Code
HASe312
開講キャンパス
/Campus
有瀬
開講所属
/Course
人文学部/Humanities and Sciences
年度
/Year
2024年度/Academic Year  
開講区分
/Semester
後期/AUTUMN
曜日・時限
/Day, Period
水1(後期)/WED1(AUT.)
単位数
/Credits
2.0
主担当教員
/Main Instructor
鈴木 遥/SUZUKI HARUKA
遠隔授業
/Remote lecture
No

担当教員情報/Instructor Information

教員名
/Instructor
教員所属名
/Affiliation
鈴木 遥/SUZUKI HARUKA 人文学科/Humanities
授業の方法
/Class Format
対面授業(講義)
授業の目的
/Class Purpose
 人類と自然との関係を理解するための視点を、東南アジアを対象とした地域研究の事例を通して多角的に解説します。自然は、ある時には大規模な災害などとして私たちの生活を脅かし、またある時には豊かな文化をもたらしてくれるものでもあります。私たち人類は自然をどのように感じ、どのように関係をつくってきたのでしょうか。本講義はこうした点への理解を深めます。
 本講義は、人文学部ディプロマポリシーの2「人間の行動や文化に関する専門知識と技能を総合的、体系的に身につけている」、9「学部教育と融合した教職教育をとおして、学校教育の目的や目標、地域社会の課題を理解し、さまざまな要求や問題解決に取り組み、生徒の知識や技能、主体的・協働的に学習に取り組む態度の育成を図る教員として活躍できる」を目指して実施します。
到 達 目 標
/Class Objectives
1. 人類と自然との関係について、地域研究の視点から総合的に理解を深め、これを文章としてまとめて表現することができるようになる。
2. 人類と自然との関係について、自分の考えを文章で表現することができるようになる。
授業のキーワード
/Keywords
人類、自然、文化、地域研究、東南アジア
授業の進め方
/Method of Instruction
 講義を中心として授業を進めます。毎回の講義の最後に、講義内容に関わる論述形式の課題に取り組みます。
履修するにあたって
/Instruction to Students
 人類と自然との関係を柔軟に理解しようとする姿勢、異なる学問分野の考え方に興味を持つことを求めます。
授業時間外に必要な学修内容・時間
/Required Work and Hours outside of the Class
復習(1時間)、予習(配布する文章を事前に読んでおく必要がある)(1時間)
提出課題など
/Quiz,Report,etc
 毎回の講義終了時に短い論述テストを、第15回講義終了時にまとめの論述テストを実施します。
成績評価方法・基準
/Grading Method・Criteria
 毎回の講義後に行う論述形式の課題(50点)、グループワークへの積極的参加(20点)、講義全体に関わる最終課題(30点)で評価します。論述形式の課題と最終課題は、この演習を通して学習してきた知識の理解を問い、到達目標についてできているようになっているかどうか、提出物の内容から判断します。
テキスト
/Required Texts
なし
参考図書
/Reference Books
1.山本信人監修、井上真編著『東南アジア地域研究入門1 環境』慶應義塾大学出版会、2017年。
2.坪内良博編著『地域形成の論理』京都大学学術出版会、2000年。
3.鬼頭秀一、福永真弓編『環境倫理学』東京大学出版会、2009年。
これ以外の参考図書は、必要に応じて講義内で紹介します。
No.
/Time
主題と位置付け
/Subjects and position in the whole class
学習方法と内容
/Methods and contents
備考
/Notes
1 第1回 オリエンテーション 講義内容の概要や目標、評価方法の説明する。
2 第2回 東南アジアの環境をとらえる視点 東南アジアの環境をとらえる地域研究の視点を紹介する。
3 第3回 東南アジアの社会の特性1 東南アジアの社会の特性について紹介する。
4 第4回 東南アジアの社会の特性2 東南アジアの社会の特性について紹介する。
5 第5回 東南アジアの環境と実践 東南アジアの環境に関する問題と学問との関わり方について、実践の側面を中心に解説する。 
6 第6回 東南アジア島嶼部の生態史 東南アジア島嶼部の環境の特性を概説する。
7 第7回 東南アジア大陸部の生態史 東南アジア大陸部の環境の特性を概説する。
8 第8回 狩猟採集 狩猟採集について紹介する。 
9 第9回 焼畑 焼畑について紹介する。
10 第10回 水田稲作 水田稲作について紹介する。
11 第11回 森林保全1 森林保全のための新しいメカニズムであるREDDプラスを紹介する。
12 第12回 森林保全2 市場を介して生産者と消費者をつなぐ認証制度について紹介する。
13 第13回 災害への対応 自然災害への対応を、支援、実践などをキーワードにしながら紹介する。
14 第14回 自然を守るとは 自然を守るとは何を意味するのかについて、これまでの講義を振り返りながら解説する。
15 第15回 講義全体のまとめ 講義全体の総括を行う。

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