シラバス参照

授業情報/Class Information

科目一覧へ戻る 2024/04/11 現在

基本情報/Basic Information

開講科目名
/Class
人類自然誌Ⅰ/Environmental Anthropology I
授業コード
/Class Code
B507752001
ナンバリングコード
/Numbering Code
HASe311
開講キャンパス
/Campus
有瀬
開講所属
/Course
人文学部/Humanities and Sciences
年度
/Year
2024年度/Academic Year  
開講区分
/Semester
前期/SPRING
曜日・時限
/Day, Period
月4(前期)/MON4(SPR.)
単位数
/Credits
2.0
主担当教員
/Main Instructor
鈴木 遥/SUZUKI HARUKA
遠隔授業
/Remote lecture
No

担当教員情報/Instructor Information

教員名
/Instructor
教員所属名
/Affiliation
鈴木 遥/SUZUKI HARUKA 人文学科/Humanities
授業の方法
/Class Format
対面授業(講義)
授業の目的
/Class Purpose
人類と自然との関係を理解するための視点を、生態人類学と環境人類学の視点を紹介しながら解説します。人類は自然の一部であり、人類と自然は対峙するものではありません。私たち人類は、自然から、水や空気、食料などの豊かな恵みを得、また時として地震や洪水などの災害を受けてきました。その中で人類は、自然を理解し、共存するための様々な方法を見出してきました。本講義では、私たち人類が自然をどのようにとらえ、どのように関係をつくってきたのかについて、研究事例などを紹介しながら解説します。また、年々複雑化する環境問題に対してどのように考え、行動していけばいいのかについても理解を深めます。
 本講義は、人文学部ディプロマポリシーの2「人間の行動や文化に関する専門知識と技能を総合的、体系的に身につけている」、9「学部教育と融合した教職教育をとおして、学校教育の目的や目標、地域社会の課題を理解し、さまざまな要求や問題解決に取り組み、生徒の知識や技能、主体的・協働的に学習に取り組む態度の育成を図る教員として活躍できる」を目指して実施します。
到 達 目 標
/Class Objectives
1. 人類と自然との関係について、人類学の視点から総合的に理解を深め、これを文章としてまとめて表現することができるようになる。
2. 人類と自然との関係について、自分の考えを文章で表現することができるようになる。
授業のキーワード
/Keywords
人類、自然、文化、生態人類学、環境人類学
授業の進め方
/Method of Instruction
講義を中心として授業を進めます。毎回の講義の最後に、講義内容に関わる論述形式の課題に取り組みます。
履修するにあたって
/Instruction to Students
人類と自然との関係を柔軟に理解しようとする姿勢、自分と異なる考え方に興味を持つことを求めます。
授業時間外に必要な学修内容・時間
/Required Work and Hours outside of the Class
復習(1時間)、予習(配布する文章を事前に読んでおく必要がある)(1時間)
提出課題など
/Quiz,Report,etc
毎回の講義終了時に短い論述テストを、第15回講義終了時にまとめの論述テストを実施します。短い論述テストについては、次回の講義冒頭で回答の総括および数名の回答を共有することで、受講生へフィードバックします。 
成績評価方法・基準
/Grading Method・Criteria
毎回の講義後に行う論述形式の課題(70点)、講義全体に関わる最終課題(30点)で評価します。論述形式の課題と最終課題は、この演習を通して学習してきた知識の理解を問い、到達目標についてできているようになっているかどうか、提出物の内容から判断します。
テキスト
/Required Texts
なし
参考図書
/Reference Books
必要に応じて講義内で参考書を紹介する。
No.
/Time
主題と位置付け
/Subjects and position in the whole class
学習方法と内容
/Methods and contents
備考
/Notes
1 第1回 オリエンテーション 講義内容の概要や目標、評価方法の説明する。
2 第2回 人類と自然の関係への理解 人類学の中で人類と自然の関係がどのように理解されてきたのかを紹介する。
3 第3回 生態人類学の視点1 人類学の中で、人類と自然の関係を中心的に議論してきた分野である生態人類学について解説する。
4 第4回 生態人類学の視点2 生態人類学に関する文献を読み、解説する。
5 第5回 生態人類学の視点3 生態人類学に関する文献を読み、解説する。
6 第6回 生態人類学の視点4 生態人類学に関する文献を読み、解説する。
7 第7回 環境問題への関心の高まりと学問の応答 環境問題への関心の高まりの経緯と、それに対して人類学がどのように応答してきたのかを解説する。
8 第8回 環境人類学の視点1 事例などを踏まえ、環境人類学の視点を紹介する。
9 第9回 環境人類学の視点2 事例などを踏まえ、環境人類学の視点を紹介する。
10 第10回 環境人類学の視点3 事例などを踏まえ、環境人類学の視点を紹介する。
11 第11回 環境人類学の視点4 事例などを踏まえ、環境人類学の視点を紹介する。
12 第12回 学術と実践との関係1 学術で培われた知をどのように具体的な実践へとつなげていくかについて、事例を踏まえて考える。
13 第13回 学術と実践との関係2 学術で培われた知をどのように具体的な実践へとつなげていくかについて、事例を踏まえて考える。
14 第14回 人類と自然の関係のこれから 私たちと自然との関係の未来について、事例を紹介しながら考える。
15 第15回 講義全体のまとめ 講義全体の総括を行う。

科目一覧へ戻る